みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
15.前作に引き続き、気分悪くなるくらい、カットの多い激しすぎるカースタントから始まり、少々疲れます。トスカのシーンはなかなか面白い。が、ボンドの超人ぶりは相変わらず。死ぬって普通。 【代書屋】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-01-16 13:08:25) 14.クオリティが高い代わりにやたら陰鬱なムード漂うクレイグボンドシリーズですが、その中で最も明るく爽快な作品。「ダーティハリー」でいえば3辺りの雰囲気。一番好きかも。 前回の弔い戦として、手がかりを片っ端から殺すボンドとそれに頭を抱えるMは、悲壮な雰囲気というよりむしろ痛快な空気が漂う。 舞台設定が何より秀逸。オペラ「トスカ」のシーン、著名な古典演劇ながら青白くメカニカルな現代美術風演出をまとった舞台は、温故知新のこのシリーズを象徴しているような感じ。ハードで殺伐としたシーンが連続する中での一服の清涼剤という感じでもとても良かったです。ラストの砂漠に半分埋まったようなホテルも視覚的に素晴らしい。あんなホテル実際にあるんですかね? 配役は個人的には納得。軽妙なグリーンはいかにも今風のエセ・エコロジストって感じだし、一方の落ち目の将軍様はこの役にはこの顔しかない位造形が絶妙。 内容に比して邦題が何ともセンスないのが残念。普通にそのままカタカナ書きにすれば良かったのに。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-04-17 21:15:53) 13.《ネタバレ》 ダニエル・クレイグのボンドの中で一番好きな作品だ。後の「スカイフォール」の「世界は俺たちが牛耳っている」的な表現もなくごく普通の世界で一生懸命頑張っているボンドがいる。クレイグの007シリーズの中で一番現実的だ。 【アマデウスga好き】さん [地上波(字幕)] 8点(2015-09-13 21:13:21) 12.《ネタバレ》 開始と共にド派手なカーチェイスが繰り広げられ、のっけからグイグイ引き込まれてしまいました。 バイクで船で飛行機でアクションに次ぐアクション。手に握った汗が渇く間もありません。 ストレス発散には持ってこいの、素晴らしいアクション映画に仕上がっています。 ボンドが今一つスマートさに欠け、何でも拳で解決するのは若さ故でしょうかね。 これからどう成長を見せてくれるのか楽しみです。 【目黒のさんま】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-02-10 19:11:23) 11.《ネタバレ》 前作同様アクション・シーンが素晴らしい。S・コネリー作品を越えられる「007」シリーズはないと思っていたが、今21世紀のD・クレイグが最高と断言できる。ただストーリーが分かりづらく今ひとつついていけなかったのがマイナス。前作の復習をしていないと理解出来ない作りはなんとかしてもらいたい。 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-02-07 20:47:13) 10.《ネタバレ》 007シリーズを劇場で見たのは2作目の新人ビューワーですが、単純に面白かったです。 前作のカジノロワイヤルは、期待していたアクションシーンもさほど無く、カジノでの緊張感に重きを置いてた感がありましたが、 今作品は、カーアクション>走る>船>空中と画面一杯に暴れ回ってくれて とても満足しました。 まあ、ストーリーにいまいちついて行けないのは私の勉強不足なとこでしょうし。 ただ、あのお姉ちゃんを原油漬けで殺さなくても良かったのでは? ちと可哀想すぎでしたね。 【Pea Shan】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-02-02 14:41:16) 9.《ネタバレ》 カジノ・ロワイアルの緻密な完成度と比較すると007らしい大味さが気になる面もありましたが、ブロスナン時代のようにバカに突き進むこともなく締めるべきところはきっちり締まり、硬派な空気が全編に渡って維持されています。やたら向いのベランダに飛び移る逃走劇や高速の編集でジェイソン・ボーン状態となったアクション、外交上のしがらみから捜査にストップがかかり、現場が単独行動せざるをえなくなるジャック・バウアー状態の展開とよそ様のおいしい面をいただきつつも、007らしい面白さもキープ。突飛な展開が入っても観客から許容されることが老舗007の強みですが、本作においてはそのブランド力がうまく活用されています。スペクターのような世界的な闇組織を登場させることにまんまと成功しているのです。M:iシリーズが悪役を作ることに苦労し、3作すべて局内の裏切り者になってしまったことを考えると、この時代に世界的な悪の組織が登場するアクション大作を楽しめるのは007だけ。突如スカイアクションがはじまっても違和感なく楽しめるのは007だけ。砂漠のド真ん中に要塞のような建物が「ホテルです」と言って登場しても、特におかしく感じないのは007だけ。50年で培われた暗黙の了解とは大きいのです。ダニエル・クレイグも確実にボンドをモノにしてきています。ひたすらストイックで一本気であればよかった前作と比べると、終始クールな中でもボンドらしいくだらないジョークを口にし、男のフェロモンで女性を骨抜きにする砕けた面も求められた本作はバランスが難しかったはずですが、これらをうまくこなしていて感心しました。表面的には反目しあいながらも硬い信頼で結ばれているMとの関係性もうまく描かれており、オスカー脚本家とドラマ畑の監督、演技のできる俳優が揃ったおかげで良い作品になっています。ラストも秀逸で、ジェームズ・ボンド個人の感情とエージェント007の職務というふたつの物語が余韻を残して締め括られており、新シリーズのドラマ性の高さがここでも味わえます。惚れた女が付き合ってたのがクソ男だったと知った時の憤りは、男性ならみなさんわかりますよね。良い女はなぜクソ男と付き合うのか。しかし私怨に走らず、山ほどある感情を口にせず、007としてやるべきことを優先したボンド。Mも含め「そいつなんか殺しちゃってもいいよ」という状況でも職務を優先した男の背中こそが最高の見せ場でした。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-02-02 01:36:28) 8.《ネタバレ》 カットバックを多用したアクションシーンはボーンシリーズの影響だろうが、ポール・グリーングラスに比べ、この監督はアクションを撮り慣れていないらしく、全く何をやっているのか分からない。そのため、全編を彩る折角のアクションシーンでフラストレーションを感じるのが何とも勿体無い。前作に引き続き、ダニエル・クレイグのハードボイルドなボンド像は格好良い。復讐を胸に秘め、砂漠を横断する男女の姿は『ゲッタウェイ』を思わせる渋い構図。『ゴールドフィンガー』のオマージュも見られ、ラストにガンバレルを持ってくるあたりも心憎い演出。強大な組織を前に、今後のボンドの活躍が期待できる。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-30 19:22:45)(良:1票) 7.《ネタバレ》 この監督はアクションシーンの撮り方がよくわかっている。多角度からのカットバックをどんどんつなぎ合わせて流れるように撮るのだ。スローモーションは最小限におさえ、リズム感を大切にしている。ぴたり、ぴたりと決まるカメラワークも心地いい。車、バイク、モーターボート、飛行機とアクションでげっぷがでそうだ。イタリアで追いかけっこをしているときに競馬シーン、オペラ座でのアクションシーンに劇トスカのシーンを挿入しているのも成功している。これで映像に深みが増すというものだ。 人間もよく描けている。過去の007シリーズと最も違う点は、主人公もボンドガールもトラウマを負っている点だろう。ボンドは恋人の復讐、カミーユは家族の復讐に燃えている。 かわいそうなのはフィールズ。殺される理由がないのだ。それも石油まみれになって。意味がわかりません。 悪役グリーンはキャラが弱い。将軍は最後にどうして「お前の母親も恐怖にふるえていた」などと口走ったのだろう?覚えているはずがないのに。カミーユが説明したのだろうか? 娯楽映画として十分堪能できる作品に仕上がっています。 ついでにいうと、悪党達がトスカを観劇しながら無線で打ち合わせをするのはどうかと思いました。そんな必然性はないでしょう。 【よしのぶ】さん [映画館(吹替)] 8点(2009-01-29 03:06:11)(良:1票) 6.《ネタバレ》 ずいぶん時間がたったので前作のストーリーはほとんど忘れてましたが、それでも十分に楽しめました。つまり、前作見てなくてもまったく問題ないと思います。というか、ストーリーはぶっちゃけどうでもいい、というスタンスの映画かも。初頭20分のアクションは見逃すべからず。映画の開始時間に遅れたら次の回を待ちましょう。そのぐらい初頭20分がすごい。というわけでアクションを楽しむならぜひ。難点はボンドの「人間性」。たぶんダニエル・クレイグの芝居のせいだと思うのだけれど、ちょっとサイボーグっぽいの。恋をしたり、眠れなかったり、と人間くさいエピソードが出てくる割には、いつでも最強・最悪・最凶。かっこいいし、スタイルもすばらしいんだけど、人間としての体温を感じにくいので「あこがれの対象」にはならないかなあ、と思いました。ショーン・コネリーとの違いはそこかもしれない。 【ケルタ】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-26 01:56:44) 5.《ネタバレ》 傑作「カジノロワイヤル」よりは少々落ちるものの、満足のいく仕上がりとなっている。カーアクション、モータボート、飛行機、パラシュートと、過去の“007シリーズ”で描かれてきたことが非常に多く盛り込まれていると気付かされる。石油まみれで殺された女性の死体の描き方はもちろん「ゴールドフィンガー」からの引用だろう。 このシリーズに愛着ある者には“ニヤリ”とさせられるシーンが数多かった。 本作はやはり紛れもなく“007シリーズ”の系譜を引いている作品だ。 悪く言えばオリジナリティが欠如している作品かもしれないが、本作のオリジナリティといえば“復讐”の描き方だろう。 復讐に燃える二人の男女を描き、『復讐とは何か』を問うている。 鑑賞中は「ボンドは彼女に復讐を果たさせない」というベタなオチで締めくくるのかと思っていたが、「彼女に復讐を果たさせる」という予想外の展開だった。 確かに「彼女に復讐を果たさせない」よりも「彼女に復讐を果たさせる」方がより“深み”を増すという結果になっている。 たとえ、復讐を遂げたとしても、その後には何も残らない、呆然とへたり込んで一歩も動けなくなり、ただ死を待つだけだ。 “復讐を果たしても何にもならない”と言葉で説得するよりも、“実際に何もならない”と描く方がより説得力が増している。 ポール・ハギスの脚本の上手さがよく分かるシーンだ。 真の意味で“復讐を果たす”とは、「復讐するという気持ちを忘れて、復讐から自由になること」ということなのだろうか。 ボンドが投げ捨てたペンダントからは、そういう趣旨が伝わってきた。 ボンドが飛行機の中で6杯ほど飲んでいたお酒は、ボンド命名の“ヴェスパー”というお酒。前作で死ぬほど愛したのに裏切られた女の名前を付けたお酒だ。 こういうシーンも奥深くて、非常に上手いと感じられた。 ボンドの苦悩が感じられ、まだ開放されていないと知ることができる素晴らしいシーンだ。 そして、「相手を許して、自分も許せ」とマティスの言葉にも重みがある。 ボンドに対して恨みがあるからこそ、マティスの言葉には胸を打たれる。 さらに、かつてGUCCIのデザイナーをしていたトム・フォードの手掛けたボンドの衣装も必見だ。ファッションに興味のある人には、注目して欲しい。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-25 21:55:41) 4.《ネタバレ》 前作を観ていないと、何のための映像なのかわからないシーンがあると思います。 カクテルを重ねて飲むボンドのシーンは、前作を観たか観ていないかで伝わり方も大分違ってくると思います。 チェイス要素が多く観光地巡り的要素が若干少ないのが、ちょっと気になりました。 前作・今作の背後に控える組織が、旧作の組織を超えボンドとMI6に挑んでくるのが楽しみです。 次作もこのボンド・あのMで演じていただきたいものです。 【hyam】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-25 17:16:18) 3.《ネタバレ》 アクション映画として楽しめました。ボンドガールの人も綺麗でしたね。最初のアストンマーチンとアルファロメオのカーチェイスで引き込まれました。ただ、ボンド殺しすぎw あと車や船を盗むにも関わらず警察が追わないのも映画的ですねw 矛盾点は抜きで楽しめたので良かったです。 【ペスカトーレ手塚】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-18 06:21:17) 2.《ネタバレ》 007の魅力は、まず第一に連続的に繰り広げられる激しいアクションシーンにある。空間的なスケールとスピードと絶対絶命度が劇的なわけだが、SFヒーロー物と異なり現実感、臨場感が伴っていることが必須条件だ。そういう観点で今回は出来が良い。何度死んでいても不思議ではない状況をさらりと切り抜ける格好よさはまさに期待通り。魅力の2番目に挙げられるのは世界紀行映画だということ。国際色豊かに物語が進み、インディジョーンズ的(本当はインディがまねしたほうかもしれませんが)に楽しめる。 ボンドガールが絡む好色的な描写は私はもともと好きではないので、今の役者になってから以前のロジャームーアのような「ねっとり」した感じが消えて、ハードボイルド色が少しはっきり出てきたところも好感触だ。 【小鮒】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-18 01:29:40) 1.こんなふうに苦み走ったJBも悪くない。 【gatto_grasso】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-12-11 19:02:27)
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