みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
3.《ネタバレ》 デル・トロさんの陰のある演技が良かった。 ホプキンスさんとの、狼ではない時の対立場面が面白かった。 酒場のシーンやお城などの美術が素晴らしかった。 なんど美しい!と見ほれてしまいました。 オリジナル作品の頃に作られた映画では、画面で足りないものを自分で想像したものですが。 最近の作品はすべて特殊効果で描かなくてはいけないので、作るほうも大変だと思います。 この作品はダークな美しさが味わえて満足しています。 今ひとつだったのは、皆さんもおっしゃっていますが、狼男の見た目でしょうか。 クマみたいで、いまひとつだと思いました。 【たんぽぽ】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-11-21 13:41:41) 2.《ネタバレ》 「狼男?今更?」 という第一印象を持ち、その今更感たっぷりの作品に、ベニ・チオ・デルトロとアンソニー・ホプキンスの濃ゆ過ぎるキャスティングの意味と価値は何なのか?という疑問を持った。 そんな疑問符だらけの印象だったので、映画館で観るつもりはなかった。 しかし、所用で早起きした日曜日の午前中、ぽっかりと空いた時間に映画館に行くと、観たかったアカデミー賞絡みの作品はことごとく午後からの上映スケジュールとなっていて、唯一時間が合ったのが今作だった。 「まあ、これも巡り合わせか」と思い、諦めて鑑賞に至った。 (ただし、その反面「もしかすると……」という淡い期待が無かったわけではない) 映画は、予定調和に終始した。 薄暗いオールドイングランド、妖しく荒れ果てた大屋敷、尊大で謎を秘めた領主、満月の夜の惨劇、闇夜を疾走する怪物、主人公に訪れる悲劇…………。 ベニ・チオ・デルトロの疑心暗鬼な表情から、アンソニー・ホプキンスの溢れる異常性まで、すべてがいわゆる”お約束”の中で展開される。 そのベタベタな展開に対して冒頭は呆れる。しかし、次第にその展開の性質は、突き詰められた「王道」に対する美学へと転じていく。 用意されたストーリーに衝撃性はまったく無いと言っていい。ただ恐怖シーンでは約束通りに恐怖感が煽り立てられ、感情が揺さぶられる。 つまりは、観ている者の恐怖感や驚きまでもが、予定調和の中にしっかりと組み込まれているということだと思う。 「狼男」の映画として、「良い意味で裏切られた」なんて思う部分は一切無い。「まさに狼男の映画だ」と言うべき映画だ。 よくよく考えてみれば、「今更狼男?」と思う反面、実際はまともに「狼男映画」なんて観たことがないということに気づいた。 この映画は、「狼男」という大定番のモンスターの本質をしっかりと描き、“ゴシック・ホラー”を見事に蘇らせた意外な程に堅実な良作だと思う。 P.S.見所はやっぱり“変身”シーン。 単に毛深くなったり、爪や牙が伸びるといった安直なものではなく、「骨格」が生々しく転じていく様がインパクトがあって良い。 タダでさえ濃いデルトロやホプキンスがそうなるので、衝撃は殊更。 ストーリーに驚きがない分、逆に何度も観たくなる。そういう面白味に溢れた作品だ。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-09-10 23:42:57)(良:2票) 1.《ネタバレ》 面白かった!! しょぼいB級映画の可能性も覚悟してたが、なかなか格調高い。 古くて大きい洋館とかの美術も力入ってて、古典への敬意がしっかりと込められたゴシックホラーと言えるかもしれない。 それでいて、ゴア描写にかなり力が入っているのに好感が持てる。 集落の人々が、一瞬にして次々と狩られていくシーンとか、演出的にも素晴らしくて生唾もの。おぞましい変身シーンもフリーザ様の変身のときのような恐怖感があった。 変身完了後のウルフさんは、若干笑いそうだったが。 ストーリー自体もサスペンス性があって面白い。不要とも思えるバトルシーンなどもサービス精神が旺盛とも言えるかもしれない。 気軽に見れるシリアスで高潔で残酷なケダモノ映画だ。 それにしても、酷い殺され方して死んだばかりなのに、弟と嫁がいい感じになっちゃうなんて不憫なお兄ちゃんだ。呪われすぎ。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-04-29 22:32:47)
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