みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
13.《ネタバレ》 - Charley Varrick - “チャーリー・ヴァリック”主人公の名前タイトルで来たか、そう来たか。 タイトル・イメージからコミカルな強盗映画かと思いきや、ガチなクライムサスペンスでした。 アンドリュー・ロビンソンがダーティ・ハリーのさそりそのまんまの顔で出てたからもう嬉しくって。インパクトある顔立ちだよなぁ。 ちょっと欲求不満気味で妄想癖のある隣のお婆さんが、シャツをはだけて自分に向かって走ってくるハーマンに、ちょっと身の危険を感じてる仕草が可愛い。 あとアルバート・ポップウェルもチラッと出てて、ダーティ・ハリーよろしくアッサリ伸されて、そっちも嬉しかった。 のどかなオープニングからいきなりの銀行強盗。序盤から仲間が撃たれる展開に、レザボア・ドッグスが思い浮かんだ。 予定外にマフィアのカネを手に入れて…って展開にシンプル・プランを思い浮かべた。 なんかこの映画、後のいろんなサスペンス映画にちぃちょい影響を与えてる気がする。 計画がどんどん狂っていく後手後手のチャーリーに対し、追い掛けるモリーの容赦無さと嗅覚の鋭さ。 今までの作風と不釣り合いな、緊張感が有るようでないような、不思議な飛行機と車のチェイス。 最後の爆破で綺麗に絡め取る抜け目の無さ。歯医者のカルテすり替えがここで活きてくるなんて。 一件落着と、緊張の糸が解れたところで車のセルモーター。最後までハラハラさせる見事な終わり方。 こういうテンポが良くてアイデア勝負の映画って、古さを感じさせない面白さがあるよ。凄く良かった。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-11-13 18:30:22) 12.銀行強盗で始まった時は、間抜けなコメディの始まりかと思ったが、なんのなんの主役のチャーリーが沈着冷静にいい仕事をします。妻も相棒もバカなので早々にお陀仏になっちゃいますが、この男は合間をくぐって生き延びます。ラストのクルマVS飛行機はバカバカしいけど迫力あるし、良いです。ラストはちょっとビックリの展開で、後味も良し! 【SUPISUTA】さん [地上波(字幕)] 8点(2019-07-20 03:55:29) 11.まったく予想外に傑作でした。追いつ追われつの頭脳プレーもいいが、特に最終盤、クルマと複葉機の小競り合いが秀逸。いわゆるカーアクションやスカイアクションを撮った映画はいろいろありますが、こういう〝異種格闘技〟は初めて見ました。それもカッコいいというより、まるで猫と鳥のじゃれ合いを見ているような感じ。 その直前、モリーが主人公の〝猿芝居〟にあっさり引っかかったり、主人公の準備があまりに周到だったりするのは「?」でしたが、ほぼ全編にわたってよく練られている印象です。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-12-28 02:53:22) 10.《ネタバレ》 泥棒が主人公なんて、今の時代作れない新鮮さがあった。古き良き映画。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-06-02 22:23:48) 9.面白かったです。ウォルター・マッソーのあらゆる知恵を屈した作戦と何とも不気味なジョン・ドン・ベイカー扮する殺し屋との手に汗握る攻防!意外にも飛行機を使った、一生一代の曲乗りによる見事な、正に突破口でした。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-30 23:30:48) 8.いや~ドンシーゲル作品っていいね。某レンタル屋企画で紹介されて観た映画だが、面白い!こんなに面白い作品が豊富にあった時代ってあるんだね。娯楽は進化されつくした、って感じていたが、まだまだ映画って進化できる方向があるような気がする。この作品では脚本の面白さかな?話が2転3転するところが、無理がなくて良い。ドンシーゲルが凄いのか?この時代はこういう脚本が進化していた時期なのか?そこは分からないが、新鮮だった。またウォルターマッソーのとぼけた演技も見どころだ。こんな俳優、今いる?この演技のためか、話が暗くならない。最近の映画はサスペンスだったら、暗い狭いって感じなのに、この作品はどこか明るい。それでも楽しめる。やはり閉塞感のない時代に創られていたからか、な~んかウキウキする話の展開だよね。余裕のあるヒーローっていいよね。そして彼は手がカッコいいんだよね。大きくて、節々のある手。ふふ、観終わったら、ちょっとマッソー風に気取っちゃうんだ。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-03 02:56:44) 7.《ネタバレ》 「組織のカネに手をつけてしまって、殺し屋に追っかけられる」というプロットは、そう、『ノーカントリー』がすぐ頭に浮かびますね。本作の殺し屋ジョー・ドン・ベイカーはそりゃアントン・シガーに比べられたら分が悪いですが、70年代ではけっこう不気味なキャラでしょう。凄いのは追っかけられるウォルター・マッソーの沈着冷静で狡猾な悪党ぶりで、『ノーカントリー』のジョシュ・ブローリンもマッソーの半分ほどの悪知恵が働けばひょっとしたらアントン・シガーに勝てたかも(笑)。いつものすっとボケた表情を崩さずにあれだけ敵の裏をかく仕掛けを繰り出すとは、ウォルター・マッソーほんと恐るべしです。ラストのなぜか離陸できなくなって地上滑走しかできなくなった複葉機と車の追っかけっこも、いろいろな伏線があった上での計算されたシークエンスなのが見事でした。 そういや同年に製作された『戦闘機対戦車』というTVMの快作がありましたが、どっちが真似したんでしょうかね。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-05-22 20:55:43) 6.他の方が既に書いているようにドライであっさりとしています。ですが、私はウォルター・マッソー演じるチャーリーの飄々とした身のこなしによって、周りの登場人物がなんだか滑稽にも見えて、笑えました。 あるスタイルの原典というのは、のちの人がそこに付け足して新たな「アレンジ」に変えていくもの。それが90年生まれの私から見て、本作が必要以上にシンプルに感じる原因かもしれないです。 それにしてもウォルター・マッソーの演技は巧い。 【kagrik】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-10 14:33:58) 5.《ネタバレ》 同じマッソーが出演した70年代パニック・アクション3部作(後は「マシンガン・パニック」「サブウェイ・パニック」)の中でも「脱力感」の要素濃いこの映画、大好きだ。もちろんそれは「脱力感=緊張感がない」という事ではなく監督シーゲルの緩急を使った「緩」の部分が物凄く効いているので映像や画面効果がしょぼくても「急」がちゃんと印象に残ってしまう彼の演出の巧さによるもの。アメリカ南部の風景を写し出した牧歌的なオープニングから突然暴力的な銀行強盗の場面への転換や、ラスト廃棄処理場の全景は俯瞰のワンショットで撮る/反面車と複葉機の追っかけっこは細かいショットの連続(あれは闘牛士と闘牛だよね)。ラストも何かあるぞ、と見せかけて何も起こりませんでしたという肩すかしっぷりも良い。しかしジャガイモみたいな顔をしているマッソー、見ず知らずの女性のところに乗り込んで脅迫まがいの事をしときながら最後は一夜を共にしてしまうキャラなんてもう格好良すぎですわ。音楽・役者等含め70年代アクションの良作の一つ。 【Nbu2】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-03-15 10:54:59) 4.ドライな描写でリアルさが感じられました。ハードボイルドとの表現が当たっているかどうかは分かりませんが、知恵で勝負の男の美学を見せられたような気がします。 あー、ネタばれしないレビューって窮屈... 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-04-17 16:05:48) 3.マフィアのカネに手をつけたからにゃもう後戻りは出来ゃしません。女房の想いも無駄にしたら罰が当たるってもんです。このままわびしいトレーラー・ハウスで殺されてなるものか!肝の据わったおやじのグレイトな脱出劇。冒頭30分で中年女の一途さを見せつけたシェリー・ノースがいじらしいよぉ。・・・哀れロビンソンまたしても憤死・・・。 【モートルの玉】さん 8点(2003-10-08 01:36:40) 2.冒頭の銀行強盗シーン、撃たれる女房が妙にセクシー。美人でも、若くもないんだけど、本当に痛そうで。実際に銃で撃たれたらこんな感じなんでしょうねと、リアルです。 【田螺】さん 8点(2001-08-16 00:30:39) 1.これ見よがしな演出を極力排した燻し銀のようなドン・シーゲル監督の旨みとコク。冒頭の静かな地方の町での銀行シーンから一転して著しい展開でサスペンスを盛り上げていき、ラストまで一気に見せきってしまう。これはまさにB級アクションの傑作だ。 【ドラえもん】さん 8点(2001-03-17 23:12:06)(良:1票)
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