みんなのシネマレビュー

星守る犬

2011年【日】 上映時間:128分
ドラマ動物もの漫画の映画化
[ホシマモルイヌ]
新規登録(2011-07-01)【+】さん
タイトル情報更新(2017-06-19)【かっぱ堰】さん
公開開始日(2011-06-11)


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監督瀧本智行
キャスト西田敏行(男優)おとうさん
玉山鉄二(男優)奥津京介
川島海荷(女優)川村有希
余貴美子(女優)旅館の女将
温水洋一(男優)「リサイクルショップ河童」店長 富田
濱田マリ(女優)富田の女房
塩見三省(男優)西谷課長
中村獅童(男優)コンビニショップ店長 永崎
岸本加世子(女優)おかあさん
でんでん(男優)
菅原大吉(男優)
八木昌子(女優)
山崎樹範(男優)
猪野学(男優)
柳英里紗(女優)
藤竜也(男優)奥津京介の祖父
三浦友和(男優)海辺のレストラン・オーナー
脚本橋本裕志
作詞平井堅「夢のむこうで」
星野哲郎「三百六十五歩のマーチ」
作曲平井堅「夢のむこうで」
米山正夫「三百六十五歩のマーチ」
主題歌平井堅「夢のむこうで」
挿入曲水前寺清子「三百六十五歩のマーチ」
撮影浜田毅
製作東宝(「星守る犬」製作委員会)
電通(「星守る犬」製作委員会)
双葉社(「星守る犬」製作委員会)
配給東宝
美術若松孝市
編集高橋信之〔編集〕
録音藤丸和徳
照明高屋齋
動物ハッピー
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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3.川島海荷つながりでここに辿り着いて来たわけですが、星守る犬、これすごくよかったです。 とはいえ、一人の高齢男性が不幸せによって野垂れ死に、それにつられて犬まで死んでしまう事が分かりきったお話なので 〝よかったです〟と、一言で言ってしまう事には少し躊躇いありますが、まあ、素直に正直に言わせてください よかったと。終わり間際にして犬から目線に切り替わった瞬間、涙こらえきれなかった じょわ~~っとな。 3737さん [DVD(邦画)] 8点(2012-09-15 19:55:08)

2.ファンタジックな向日葵畑と、美しく輝く三陸の海岸。それらが引き立つのは、一方で厳然たる地方の閉塞状況にもしっかりと眼が向けられているからだ。

半壊した家屋や、シャッターの下りた商店が連なる寂れた国道を無言で見届けていく西田敏行の複雑な表情が忘れがたい。それは紛れも無く作り手が現場の風景に触発され生まれたショットであって、台本をなぞるだけのスタイルからは決して挿入され得ない。
だからこそこれらのショットは強度を以って迫る。

新聞の見出しにさりげなく登場する「小泉圧勝」、「リーマンショック」の文字と平行しながら描かれる地方企業のリストラと、家族の分解。
現代的な孤独死の様相までを丹念に見据え、単なる「悲惨」に留めずに積み重ねていく語りには作り手の誠実な人間観と社会観が伺える。

青森の夜の埠頭で、一人ダンスを踊る可憐な川島海荷のロングショット。
三浦友和、余貴美子、温水洋一、濱田マリらの多様な佇まいは、単純な「善良」には陥らず、豊かな人間性を醸し出す。
そして映画のラスト、いわきの漁港で漁船の仕事に精を出す中村獅童の姿を、3.11後の今、冷静に見ることはできない。

奇しくも、フィルムに収められることとなった被災前のいわき、遠野のロケーションの風情がリアルタイムと交錯しながら、ロードムービーとしての情緒を倍増させている。

覚束ない足取りの犬を困難な超ローポジションで捉えていく撮影も頑張っている。

車のナンバー「746」「2525」といった細部も作り手の拘りの証だ。 ユーカラさん [映画館(邦画)] 8点(2011-07-17 12:02:16)

1.《ネタバレ》 初めて映画館で号泣した。大粒の涙がボロボロこぼれて大変だった。人がいなかったら間違いなく「うわーん」と声をあげて泣いたと思う。
この作品は私の感性にドンピシャではまってしまった。泣くツボは人それぞれ。だからこの作品を見ても全く泣かない人もいるだろう。でも、ツボにはまるかはまらないか・泣くか泣けないかは置いておいて人生で一度は観た方がいい作品だと思う。
それはこの映画は、色々なことを感じ・考えさせてくれるものになっているから。
漫画を読んでジーンとしたので、少しは泣くかな?くらいに考えて観にいった。
前半はゆるい感じで、「あー。やっぱり邦画は原作を超えられないんだな」なんて観てた。
でも中盤から、ラストにかけてのたたみかけがハンパなかった。西田敏行さんの人柄だろうか・・西田さんは役ではなく、完全に「お父さん」だった。
優しさ・温かさ、一方で孤独・つらさ・死への恐怖 全てが演技ではなく本物に感じられた。観ているうちにこのお父さんにはずっと生きていてほしいと、願わずにいられなくなっていた。
悲しくて泣くだけではない。お父さんは旅の先々で、出会った人に思い出を残します。
それの全てが温かく、優しいんです。
エンドロールが終わっても、立てないほど号泣してる若い女の子がいた。子供が泣いているのが聞こえた。周りの多くのお客さんが泣いていた。
映画館で観てよかった。こんな作品を観れてよかった。何も感じないかも知れない。全く泣けないかもしれない。でも今、この映画を観た方がいいと思う。特に若いうちに。

はたしてラストの画面を思い出せる映画って、いったいどれだけあるだろう?
映画の内容は覚えていても、最後の最後、どんな画だったまでを覚えている映画は少ない。
この作品のラストのセリフと画の美しさを、私は多分一生忘れられないと思う。

くしくもロケ地は今は無き福島の海、宮城の旅館。一瞬でも見逃したくない、東北の風景。エキストラの方も震災で亡くなったと聞く。今年だったら撮ることは出来なかった。例えハリウッドが100億円かけてもリメイクできない。この風景はもう無いのだ。CGではない110万本のひまわり畑も素晴らしかった。育てたスタッフの熱意を感じずにはいられない。まぶしい黄色が今も目に焼きついて離れない。
ストーリー・キャスト・演出・映像・音楽の全てが素敵な作品。人生観を変えてくれた映画だ。 ましゅまろシナモンさん [映画館(邦画)] 8点(2011-07-07 13:35:21)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 5.65点
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200.00% line
315.88% line
4211.76% line
5635.29% line
6423.53% line
715.88% line
8317.65% line
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1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 4.00点 Review1人

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