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八つ墓村(1977)

1977年【日】 上映時間:151分
ホラーサスペンス犯罪ものミステリー小説の映画化オカルト映画
[ヤツハカムラ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-10-01)【Olias】さん
公開開始日(1977-10-29)


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監督野村芳太郎
助監督松原信吾
キャスト萩原健一(男優)寺田辰弥
小川真由美(女優)(女優)森美也子
渥美清(男優)金田一耕助
山崎努(男優)多治見要蔵/多治見久弥
山本陽子(女優)多治見春代
中野良子(女優)井川鶴子
市原悦子(女優)多治見小竹
任田順好(女優)濃茶の尼
加藤嘉(男優)井川丑松
井川比佐志(男優)井川勘治
藤岡琢也(男優)久野医師
下條正巳(男優)工藤校長
浜田寅彦(男優)吉岡太一郎
大滝秀治(男優)諏訪弁護士
花沢徳衛(男優)磯川警部
綿引勝彦(男優)矢島刑事
下條アトム(男優)新井巡査
夏八木勲(男優)尼子義孝
田中邦衛(男優)尼子の落武者A
稲葉義男(男優)尼子の落武者B
夏純子(女優)美也子の妹・和江
浜村純(男優)森荘吉
山谷初男(男優)吉蔵
橋本功(男優)庄左衛門
吉岡秀隆(男優)少年時代の辰弥
風間杜夫(男優)
加島潤(男優)
岡本茉利(女優)
笠井一彦(男優)
丹古母鬼馬二(男優)
浅茅しのぶ(女優)
山本幸栄(男優)
矢野宣(男優)
後藤陽吉(男優)
荒砂ゆき(女優)
加藤茂雄(男優)
島田陽子(女優)(ノンクレジット)
片岡五郎(男優)
及川ヒロオ(男優)
加藤健一(男優)
佐藤蛾次郎(男優)(登場シーンカット、予告編のみクレジット)
五頭岳夫(男優)落武者
原作横溝正史「八つ墓村」
脚本橋本忍
音楽芥川也寸志
撮影川又昂
製作野村芳太郎
織田明
杉崎重美
配給松竹
松竹富士
作画東京アニメーションフィルム(劇画)
美術森田郷平
衣装松竹衣裳株式会社
編集太田和夫
録音吉田庄太郎(調音)
その他IMAGICA(現像)
川又昂(デジタルリマスター版監修)
近森眞史(デジタルリマスター版監修)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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19.《ネタバレ》 「犬神家の一族」と比べて推理要素が薄いからつまらないという理由で低い点数を付けていましたが、ホラー映画としてこのたび見直すと感想が変わりました。営利目的の殺人ではありますが、実際は、『先祖の因果が子孫に影響した』ように描かれています。「怪談累ヶ淵」みたいな見えない呪いを感じてゾクゾクしますね。 次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 8点(2022-03-04 22:23:03)

18.《ネタバレ》 最初にこれを見た時点ではまだ若かったので、劇中で村の有力者が婦女を拉致監禁して凌辱するのを誰も咎められないのが当時としては非常に衝撃的だった。そのせいで、農村社会とはこういうもの、と当時は思い込んでしまっていたが、長じるにつれて農村社会の全部がこんなわけはないと思うようにはなっている。それでも最初と最後に出る近代的な空港と、舞台になっている山村の間にある断絶感が、かえって日本にまだこういう所があるかも知れないという気にさせるところがある。
またテーマ曲もこの映画の印象づくりに大きく貢献している。個人的にはこの曲から、表面的には平穏に見える風景も実は暗く抑圧された感情と深い悲しみを秘めており、それを無表情の奥に隠しながら黙々と生きる人々の姿がイメージされた。若い頃の自分が農村社会に偏見まで抱いたのは、半分はこのテーマ曲のせいである。

その他の点としては女性の登場人物が印象深い。まず姉の春代さんがきっちりした清楚な女性で、しっかり者のようだが不安を抱えて眠れない夜が続いていたのではないかと案じてしまう。この人の最後は大変可哀想で、主人公も姉として慕うようになっていたらしいのが切ない。また当然ながら鶴子の境遇にも胸が痛むものがあり、子を慈しむ母親の表情を見せながら同時に可愛らしくも見えるのが悲しい。加えて最初の方に出る和江という人(美也子の妹)も、端役ながら個人的に好きな女優(夏純子さん)なので見逃せない。顔はよく見えないが、はっきりしてよく通る声が心地いい。
一方で森美也子に関しては、まずは序盤でスカートが風でめくれるのが気にならなくもないわけだが、そういう色仕掛けに騙されてはならないという警戒感をこの段階で抱かせる怪しさがある。終盤の洞窟内でいきなり「あたしたち」扱いされるのは気色悪く、実際に言われたら思い切り引くだろうと見るたびに思う。

だいたい以上のような印象から(あまり説得力がないかも知れないが)個人的には永遠の名画の扱いになっている。ちなみに全般的に、口から液体を吐くのが汚らしい映画である。
なお余談として、最初の落武者の場面で遠方に見える高い山が何なのかずっと気になっていたが、DVD特典を見ると伯耆大山(鳥取県、1,729m)を南側から見た風景だったことがわかって感激した。こういうのも真面目に見ておくと勉強になる。 かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 8点(2016-07-25 19:52:21)(良:1票)

17.黒沢明が「七人の侍」を創るとき、「カツ丼の上にビフテキと蒲焼をのせた映画を創る」と言っていたそうだが、これは野村芳太郎がやはりそんな感じでとびっきりの映画を創ろうと思ったんじゃないか、というくらい贅沢な邦画ミステリー。非常に物語は重厚で、映像も日本のきれいな風景や家屋をきちんと撮影して、まぁまぁ贅沢なこと。ここまで映画の世界に身を置いて、広がりある世界に連れて行ってもらえたって感じのする映画ってあんまりないよ~。どこか箱庭の中のおとぎ話ってかんじのする映画が多いように思います。この作品はどこか羽伸ばして、旅先でいい思い出ができて、気分転換になった~といえる映画です。 トントさん [DVD(字幕)] 8点(2013-01-14 00:22:14)

16.山崎努がとても印象的な映画ですね。今観るとあまり恐怖感のようなものは感じませんでした。 doctor Tさん [DVD(邦画)] 8点(2010-09-23 20:47:26)

15.《ネタバレ》 怖い怖いと聞いており、どんなものかと観てみれば…確かに怖い。落ち武者の惨殺や32人殺しのシーンなど、現在のレベルで観れば(技術的には)大したことはないのだが、人間の業や怨念といったものが画面に漲っており、役者の熱演とともに異様な空気が張り詰めている。鍾乳洞で真犯人が姿を見せる時の、あのやり過ぎ感も堪らない。賛否の分かれる寅さん金田一だが、あまり出しゃばらず、着々と足で調査している様はリアルで好感がもてる。少なくともリメイク版のトヨエツ金田一よりはよっぽどマシだろう。 フライボーイさん [DVD(邦画)] 8点(2010-06-10 08:30:58)

14. 怖いですよー。子供の頃映画館で見て、その日は怖くて風呂にも入れなかったです。大人になってから見ても、充分すぎるほどに怖いし、面白い。芥川の音楽もすばらしい。 コウモリさん [映画館(邦画)] 8点(2007-07-12 14:23:11)

13.渥美清の金田一って、意外と中尾彬よりかはシックリくる。悪くないというよりかは全然OKですよ。私的には。で、野村芳太郎監督のロケに対する思い入れは相変わらず半端じゃない。ホンマに日本でのロケ?と疑いたくなるほどに美しい。「タタリじゃ!」は、さしてインパクトなし。笑。流行った当時はおぼろげに覚えてはいるんですが、ねぇ。 aksweetさん [DVD(邦画)] 8点(2007-02-18 23:56:32)

12.あれ?これってホラー映画だったんですか。
てっきりギャグ映画だと思ってました。
多治見要蔵が懐中電灯をハチマキにさしてフンドシ翻しながら村中を駆け巡るシーン。
首チョンパ(古い)された落ち武者がニヤリと笑うシーン。
マジで笑える。
ギャグ映画としてはかなりイケてます。
原作は怖いけど。 kazu-chinさん 8点(2005-01-15 23:50:26)

11.終始、どんよりとした雰囲気で不気味。
渥美金田一はあまり目立ってなかったのでそこまでうっとうしく感じなかった。 新井さん 8点(2004-11-30 01:22:09)

10.《ネタバレ》 こ、怖い。ヘタなホラー映画より、ずっとおっかなかった!原作からかなり大胆な脚色を加えたことが、映画としては吉と出た?セリフなしの映像と音楽で過去を語る野村演出も健在。また演じる役者も芸達者が揃い、脇役も各々存在感が出まくり!渥美金田一はさすがの存在感で、外見に関係なく、“金田一らしさ”を観る者にすんなりと感じさせた。ラストも迫力があり、鑑賞後は満足、おなかいっぱいでした。 いわぞーさん 8点(2004-06-17 22:04:03)

9.その、恐さというか不気味という雰囲気が
またよかった。 幕ノ内さん 8点(2004-03-30 19:57:26)

8.怖い。とにかく怖かった。ホラー映画ではないのに、映像が断片的に蘇ってくるほど戦慄だった。お婆さんが怖すぎる。ストーリー展開も飽きずに観れてテンポが良かった…と思うのだが、真っ先に思い浮かぶのはいつも婆さんの恐ろしい顔なのである(笑) HARVESTさん 8点(2004-01-27 19:01:23)

7.市川昆のスタイリッシュな映像美のヨコミゾ物と異なり、土俗的側面を強調したかのような作りである。確かにこういうヨコミゾ映画も有りだろう。華やかではないが、重厚なドラマになっている。とくに後半、鍾乳洞が主な舞台になってからが充実していて一気に見せる。この映画はショーケン扮する若者の自分探しの物語でもあり、自らの存在の根拠であり、母胎である鍾乳洞にたどりつき、謎が明かされる。しかし怨念は歴史を貫いて働いていく。渥美清の金田一は出番が少なく、いまいち印象が薄い。なんとなくもっとも金田一らしくない金田一と言えそうだ。かつてこの映画の予告編を見たとき、渥美が画面に登場すると場内に爆笑が湧き起こったことを覚えている。他のサイトでも全く同様のことを書き込んでいる人がいたので、当時かなり広くあった現象なのだろうか(苦笑)? トコトコさん 8点(2003-09-27 12:52:11)

6.金田一=一行の子供時代 渥美金田一は少しがっかり。現在の僕は、渥美さんのでしゃばり過ぎず、こっそりと調査中、淡々とした事件解明の演説。これって理想の男じゃないかい?かっこいいなぁ。 話も面白おどろおどろで つぼにはいったんで高得点です!! いちろうさん 8点(2003-07-30 04:16:20)

5.子供の頃、山崎努に追っかけまわされる夢見て寝小便たれてました。今となっては悔しすぎるので2点ひいてやる。 ぬるま湯Kahinさん 8点(2003-05-10 09:27:31)

4.渥美金田一はなかなか出てこない。登場の仕方も小川真由美とショーケンの会話の間に「ボソッ」て入り込んでくる地味なもの。でも、この控えめな金田一が一番好きです。あんまり登場しないのもいいなあ。トヨエツのヘンテコ八つ墓村しかみていない方は、ぜひ本編を見てください。八つ墓の本当の怖さがわかります。「砂の器」コンビなので、音楽も壮大。金田一もの最善最高の作品です。 FOXさん 8点(2003-01-04 23:02:48)

3.横溝ブーム当時の映画作品はやっぱり良いですね。この映画のCM、めちゃくちゃ怖かったのを今でも覚えてます。ただ風景カットのシーンが多く、話のテンポが途切れがちになっているのが少し残念。金田一がフィーチャーされていないのは、原作がそうだからしょうがない。そういう意味で結果的に渥美清でよかったと思う。石坂浩二が印象の薄い金田一を演じる方が滑稽。 Shinさん 8点(2002-12-14 21:42:23)

2.DVDがリリースせれたので久々に見直したらこれが結構おもしろい!音楽がいい!サクラ吹雪の中を走って来て村人を惨殺しまくる山崎努がかっこいい!死んでもなお形相が凄まじい落ち武者8人がかっこいい!双子のばあさん(コタケ&コウメ)が可愛らしい!?この頃の野村芳太郎監督はのってるね!隠れた伝奇ホラーの傑作だと密かに思う・・・。 セニョールさん 8点(2002-04-26 02:08:04)

1.音楽が良い。田中邦衛が「怖い」と思ったのはこの映画が最初で最後。渥美清は取りあえず見なかったことにしている。(汗 ZEROさん 8点(2001-05-20 00:17:41)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 103人
平均点数 6.51点
000.00% line
100.00% line
210.97% line
321.94% line
487.77% line
51110.68% line
62322.33% line
73332.04% line
81918.45% line
954.85% line
1010.97% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 6.85点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.85点 Review7人
4 音楽評価 7.71点 Review7人
5 感泣評価 4.66点 Review3人

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