みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
11.個人的には友人のカイルがツボ♪ 登場人物はみんな良いアクセントになっていて、全体として蛇足も無く、抑揚もちょうど良かったかな。 アダムの表情の変化が台詞以上に印象深かったのは役者さんの力なんだろう。 もう少し、50/50感が後半に出せたら良かったかな~・・・? 【ババロン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-11-01 12:45:11) 10.最近見た闘病ものでは、唯一泣けませんでした。逆にそこがよかった。闘病ものというと、お決まりのお涙頂戴的な内容になりがちなのだが、軽いタッチでテンポがよく、登場人物も個性的でものすごく見やすいし、 見た後にどんよりとした気持ちにならないのが良い。実際に、大病を患ったことがないし、周りにもそんな人はいなかったが、変に感動に持っていこうとする映画よりも、こういう映画を見るほうが、生きる勇気がわいてくるのではないだろうか?と思った。いずれにしても、重い映画をみるぞという気構えがなく見れる映画でオススメです。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 8点(2014-08-07 15:16:34)(良:1票) 9.《ネタバレ》 「観客が癌患者のドラマを見る」のではなく、「癌患者が周囲を知る」という視点のドラマが新鮮でした。友人のカイルが憎めない良いキャラで、そこも好きです。実は本を読んで必死に勉強していたことが分かるのも、ベタだけど温まります。本以外の小道具の数々も魅力的。ハッパ入りのマカロン、ナニの毛を剃るための洗っていないバリカン、キャサリンの車の中のゴミ、ボケたお父さんが自慢するブルックスブラザーズのスーツ、アダムの手術中に、お母さんがお父さんに飲ませる薬、塗り薬用の綿棒・・・。どれもいい感じにドラマを彩ってましたなあ。 それにしても恋人のレイチェル。彼女はどうなんでしょうね。この映画では割と悪役(?)的なポジションになってしまいましたが、彼女から視点で描いても一本の映画になりそうな気がします。彼氏の闘病を支えようとしたけど力になれず、個展は大失敗、彼氏にあげた自分の絵も「新しいテレビに合わない」という理由で外され、最終的には燃やされる(笑)。身から出た錆とはいえ、かなりエグい映画になりそう。だけどちょっと見てみたい気もする。下手すりゃ自分も彼女のようなポジションに立つことになるかもしれないから。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-03-09 13:00:46)(良:2票) 8.《ネタバレ》 日本で“難病もの”と言えば、“最後は主人公が死んで悲しい泣けるお話”と相場が決まっています。一時期邦画で大流行しましたし、夏にTV局発のキャンペーンでアイドル主演のスペシャルドラマが製作されることでもお馴染みです。刺身に醤油、トンカツにソースと同じくらい定番の味付け。ですから本作の軽やかアッサリ風味の味付けは、単純に新鮮でした。泣かなくてもいい難病もの。これだけで技あり。観賞に値すると考えます。【風味=音楽】は軽くても、旨味はしっかり、コクもあるのが素晴らしいです。主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットは、今をときめく堺“半沢”雅人を彷彿とさせるアルカイクスマイルが印象的。あの頬笑みは、おそらく心の防波堤。ガン告知前から爪を噛んでいた点からも、主人公の不安定な内面が窺い知れます。今回の一大事は、そんな主人公を激しく揺さぶりました。露わになる心の隙間。欠けていたピースは何だったのか。それは親子の絆だった気がします。「愛している」それだけで繋がれるのは肉親だからこそ。息子に「初めまして」と挨拶していた父親に蘇る家族の記憶。胸が締め付けられました。お父さん役の俳優さん、MVPです。揺さぶられた事で人間関係も篩いに掛けられた模様。「難病の彼氏を支えるアタクシってステキ!」な勘違い女とキッパリ別れられたのは不幸中の幸いでしたが、何より彼がツイていたのは、親友が側に居てくれた事でしょう。デリカシーって何?それ美味しいの?な奴ですが、「50%のギャンブルなんて最高じゃん」と言い切り、彼女の浮気を躊躇なくチクれる(しかも本人の目の前で!)ガサツさに、主人公は随分と救われたと思います。本当の優しさを知っている男でした。セス・ローゲンには殊勲賞を差し上げましょう。カウンセラーと患者という関係から始まる恋物語は、「結婚したのか?オレ以外の奴と」でお馴染み某携帯恋愛ゲームと同じくらい激しくツッコミたい衝動に駆られますが、彼女の方に打算が感じられないので許すことにします(笑)。お幸せに! 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-10-03 18:58:15)(良:3票) 7.扱っているテーマは深刻なのにそれをまるで感じさせないほど爽やかな感じが良い。難病ものによく見られる。付きまとう。そあ!どうぞ!泣け!皆さん、ここは泣くところですよというものが無いのが良い。泣かせようとせずにそれでいて、しっかりと人間の心理を描いている。出てくる登場人物が本当に良い人ばかりです。死に直面することの恐さなら人間なら誰しも必ず持っている。それをこういう形(変な泣かせてやるみたいなものがない)さらりとした画き方が好感を持てる。今の日本映画だったら絶対に泣かせようとするような演出する。その反対を行っている点が難病ものの映画でありながらも深刻さを感じずに観ることが出来た一番の要因である。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-09-27 21:46:21) 6.《ネタバレ》 主人公の親友カイル(セス・ローゲン)と新人セラピストのキャサリン(アナ・ケンドリック)がいい味だしている。特にカイルみたいな親友が欲しい。 良い映画だと思うけど、悲しいエンディングが好きなアカデミー賞では評価されないだろうね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-09-12 01:00:31) 5.《ネタバレ》 もっとバカを全面に出したコメディかと思いきや、シリアスなテーマを軽快に描いたかなりの良作。 死ぬかもしれない人に対して「普通に接しよう」と心がけることは、なんて不自然なんだろうと、そんなことを思い知らされる。ただ、本作はあくまでもコメディとして描く部分も多いため、あからさまに不自然に接する人が、おもしろおかしく描かれたりもするのが、いい塩梅。 セス・ローゲン演じる、主人公の親友カイル。このキャラクターが素晴らしい。主人公のアダムには無償の愛とも言えるほど、献身的に尽くす。毎日朝迎えに来たり、家に入り浸ったり、外に連れ出したり、病院への送り迎えや、薬をぬってあげたりもする。その上、軽口でおちょくったり、ナンパのために利用したりと、無理してる感が全くない。長年連れ添った夫婦レベル。このレベルをあの彼女が要求されてたんなら、そりゃ無理だろ。 それだけにこの友人は、最後まで「もしかして、コイツただのバカなんじゃないの?」っていう疑惑を残しておいてほしかったのも確か。 こいつがイイヤツすぎるところが不満点でもあり、感動ポイントでもある。 普通の難病映画なら肝となる部分をサクサクっと流し、あっという間に話が進み、いつの間に終わっているというテンポの良さ。テーマがテーマなだけに、面白いだけに、もっとジックリ描かれてしかるべき部分が多かったようにも思える。 「えっ?」と思ったのは、おっぱいを強調する若いセラピストとあっさり恋仲になっちゃうところ。 この二人はくっつきそうでくっつかないぐらいじゃないとなぁ。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-29 02:08:31)(良:3票) 4.27歳の若さで癌を宣告される主人公。生存確率は50%(インターネット調べ)。 もちろん物語の主軸は主人公の“闘病”だが、この映画が凄いところは、決して病そのものを悲劇とそれに伴う安直な感動を描いているわけではないということだ。 この映画に描かれていたことは、“癌患者初心者”の主人公の姿であり、人生において初めての「経験」における苦しみや葛藤、それについての感動だった。 主人公が癌患者の初心者であれば、主人公の親友は“癌患者の親友の初心者”、母親は“癌患者の母親の初心者”、恋人は“癌患者の恋人の初心者”、そして新米セラピストは“癌患者のセラピストの初心者”なのだ。 一人の男の岐路に立ち会った“初心者”同士が、それぞれに思い悩み、失敗し、傷つき、正解などない行き筋を模索する。 癌に限らず、重い病気を患ってしまうことはそりゃあ大変だし、それが生死に直結するとあらばそりゃあ悲しい。 しかし、生存確率を示されようが、余命を宣告されようが、「死」に至るまでその人が生きていかなければならないことに変わりはないだろう。 ならば、「癌」という新たな“特徴”を持って生きていくしかないし、逆に言えばただそれだけのことなのだ。 それは口で言うには簡単で行動として表すにはとても難しいことだけれど、この映画では、そういうことがセス・ローゲン演じる主人公の親友(悪友)の言動により表現されていた。 この物語自体が、セス・ローゲンの実体験からよるものだとのことで、彼の演じたキャラクター性には、軽薄さと下品さの裏に分厚い説得力が備わっていたと思う。 誰しも、初めて経験することには、大いに戸惑い、大いに悩む。 この映画は、そのあまりに普遍的なことを、癌というこちらも普遍的に重いテーマに対して真摯に向き合って描き出し、そして見事に笑い飛ばしている。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-04-29 00:53:33)(良:2票) 3.《ネタバレ》 これ、あたしの好きな部類の映画ですね。物凄く重くなってもおかしく無い死に関わる病気を患者とそれを取り巻く人達の姿を半ば笑い捨てる様に描いているという点で、話の重さを軽く見せているのが逆にこうした問題への取り組みを考えさせられるのかな、と感じました。少し行き過ぎという部分も見られるのですが、家族への想い、友人の献身、恋人の裏切りなどを通して、患者本人が成長する様は非常に面白いです。 【奥州亭三景】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-01-22 10:39:16) 2.《ネタバレ》 若年性の癌を患った青年のあるがままの姿を描いているこの映画は、いわゆる難病モノと言われている映画のジャンルでは珍しいなと思いました。本当にこの映画は劇的なことはそれほど起こらない。それが逆にリアリティを生み出しており、内向的な主人公が自身の境遇に対して慟哭するシーンはグッときました。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-12-25 09:54:51)(良:2票) 1.《ネタバレ》 ある日、突然ガンを宣告されたらどうするか。生存率が50%と知らされたらどうするか。この作品は彼女がいて、親友がいて、職もあって、それなりに幸せなアダム(27)に訪れた転機を淡々としかし温かく描いている。 昔から短い余命を告げられたり、難病であることが判明することが作品の根幹を成す作品は多いが、この作品の面白さはそれを徹底的に等身大の視点で描き、しかも同時にエンタテイメントとして昇華させているところにある。この主題に対して、アダムとその周囲の人々のやり取りを描いたシーンを積み上げることで、彼自身の内面の変化に迫るという作り方は映画という媒体では最も自然であり効果的なアプローチだったと思う。アダムは必要以上には悩まないが、当然悩んでもいる。彼の周囲が惑い、アダムがガンを患うという事実に翻弄されることで、彼の悩みはますます深くなってしまう。先日「エンディングノート」を鑑賞した際にも感じたことだが、死に直面するということは、自分と周囲の人々との関係性を新たに構築しなければならないということを意味し、気を使われるだけではなく、自分が気を使わなければならないということにもなる。一般的に、身体的な不調が精神的な不調とも繋がりやすいのはそこにも原因があるのだろう。 しかし、この作品で、アダムの救いになるのは、時に彼を悩ませるその周囲の人々からのサポートであることも面白い。親友カイルの荒々しいサポート、セラピストであるキャサリンの初々しいサポート、母であるダイアンの有無を言わさぬサポート。彼女であり、結果的に彼と分かれることになるレイチェルの存在すら、決して彼にとっては無でなかった。周囲の人々の時には迷惑なサポートを受けて、アダムは徐々に本当の「生きる意味」を見つけていく。その様子は真に迫って感動的だった。 キャストも揃っている。全員が良い演技をしていたと思うが、特にアナ・ケンドリックの新米セラピストぶりは観ていて微笑ましかった。セラピストでありながら、患者と恋に落ちるという反感を買いそうな役どころだったにもかかわらず、キャサリンという憎めないキャラクターを完璧に理解し、見事に演じていたと思う。セス・ローゲンの安定感もさすがである。 ちゃんと劇場で観て本当に良かったと思えた作品だった。同世代の独身男性には特にオススメしたい。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-12-17 11:16:54)(良:1票)
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