みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 黒澤明が七人の侍をステーキにうなぎ、カレーをぶちこんだ作品と 言っていたが、いやいやこの本作も中々、お腹いっぱいになる♪ 前半、御前試合で、たくさんの武者の試合を見せ、 後半、三成と徳川家の因縁に悩む母子忍者と、服部半蔵と柳生十兵衛の顔合わせ。 いや~、これはお腹いっぱいになりました! 思うに、映画という玩具を手にしたとき、大陸的面白さがジョンフォードなら、 アイデア満載、見せ場満載の、この娯楽時代劇の面白さが、島国の面白さじゃなかろうか? それは、マンガに引き継がれ、そして、ネットの時代、どこに開花するだろう? 日本文化は、なかなか楽しい。 【トント】さん [DVD(邦画)] 8点(2022-10-24 23:19:05) 1.木暮実千代姉のワキ毛が目に眩しい忍者映画。服部半蔵やら柳生十兵衛やら、時代劇超お馴染みキャラ続々登場の中で、「影」として生きる名もなき忍者母子の生き様が描かれます(しかしその母子に「名もなき行きずりの男」呼ばわりされてしまう服部半蔵。直後に写る近衛十四郎の珍妙な表情が余りにもナイスで笑っちゃう)。将軍家光の前で行われる剣術の御前試合、これが仰々しく開始される割には、柳生宗矩ら審判役が妙なところで「勝負あり」と試合を早々に止めてしまい、素人目にはわかりにくい達人の世界と言えばそうかも知れないけれど、やや茶番じみた試合。その勝者には将軍よいご褒美の剣が与えられるのだけど、剣を持ちかえる勝者が帰宅途中に何者かに襲われ、剣を折られて切っ先を盗まれる、という怪事件が起こる。犯人は例の「影」の母子。その狙いは? そして母子と、彼らを取り巻く者たち――母子と因縁深き服部半蔵、あるいは「影」との再勝負を望み彼らの跡を追う柳生十兵衛――との運命はいかに? ってなオハナシな訳ですが。「影」として生まれ、類まれな剣の腕を持ちながら表世界では光を浴びることもない忍者の青年が、表世界の剣士たちに戦いを挑んでいくあたり、ワクワクさせるものがありますし、大友柳太朗演じる柳生十兵衛のいかにも浮世離れした感じもいい味出してます(「これが火遁の術かあ」などとひたすら大声で独り言をつぶやく、変なヒト)。「影」の暗い運命を描きつつも、暗さよりは痛快さがまさった娯楽作品となっているのは、やはり筋立ての上手さでしょうか。そしてキャストの豪華さも。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-04-11 23:28:52)
【点数情報】
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