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25年目の弦楽四重奏

A Late Quartet
2012年【米】 上映時間:105分
ドラマ音楽もの
[ニジュウゴネンメノゲンガク シジュウソウ]
新規登録(2013-06-11)【かわまり】さん
タイトル情報更新(2014-03-02)【ESPERANZA】さん
公開開始日(2013-07-06)


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キャストクリストファー・ウォーケン(男優)ピーター・ミッチェル(チェロ)
フィリップ・シーモア・ホフマン(男優)ロバート・ゲルバート(第二バイオリン)
キャサリン・キーナー(女優)ジュリエット・ゲルバート(ビオラ)
イモージェン・プーツ(女優)アレクサンドラ・ゲルバート
マーク・イヴァニール(男優)ダニエル・ラーナー
作曲ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 作品131
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン弦楽四重奏曲ヘ短調 作品20-5 第3楽章
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ無伴奏チェロ組曲第4番より“前奏曲”/“アルマンド”
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト「死の都」より“マリエッタの歌”
配給角川映画
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
休暇明けの顔合わせで聴衆が聴き逃すかもしれないチェロの微妙な音程のずれに四重奏者全員が気付いた。チェロ奏者のピーターはパーキンソン病におかされていたのだ。ピーターの引退宣言を受け、ビオラ奏者のジュリエットは歴史ある楽団の存続ばかりを考え、その夫で第二バイオリンのロバートはこの機会に独奏者にキャリアアップしようとする。その折こともあろうに夫婦の一人娘アレックスと彼女のバイオリン教師を勤める第一バイオリンのダニエルが年齢差を超えた恋に陥る。ベートーベンの弦楽四重奏のような混沌と調和の人間ドラマ。

かわまり】さん(2013-07-02)
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2.《ネタバレ》 クラシック演奏家と聞くと、そのアカデミックな威光にハハー、と畏れ入ってしまうクラシックオンチなワタシである。しかし芸術畑もまた人間社会なのだなあと感じ入る一本でありました。
カルテットの一人が引退を表明したことから連鎖のように噴出する人間関係のわだかまり。それは凡庸な生活を送るワタシらとなんら変わることがないわけで、まるで同級生の熟年トラブルを聞いているようだ。
人間関係というのは微妙なバランスで保たれているもので、たとえ25年という月日を抱えてきたものでも、ちょっとしたきっかけでガラガラといってしまうのね。第二奏者の、第一奏者への屈折した思い、父と慕うチェリストの病にショックを受けるジュリエットには夫の不倫という追い討ち。その娘の秋波にまんまとやられてストイックの仮面が剥がれるダニエル。
私が思うに、若いアレックスが最も良くない。ダニエルに取り入ったのは母への当て付け気分が七割ほどと感じる。ころりといったダニエルが気の毒だ。ピーターにも「恥を知れ」ともっともな説教をされちゃったじゃないか。おじさんなのに。
メンバー間が不穏な中、一人弦を置く孤高の音楽家C・ウォーケンの静かで覚悟の伝わる演技が見事。個人的に好きなホフマンはついてない役どころで(たいていそうね)可哀相だなあ。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-04-12 01:04:34)(良:1票)

1.ウォーケン演じるピーターの発病によって、25年目にしてようやく本音が言い合えるようになった他の3人+才能ある娘(あの親にしては美人すぎる!)の細かい心理がよく描けていたと思います。ピーターは自殺さえも頭をよぎる致命的な病と真剣に向き合い、かつステージでのあの潔すぎる引き際!彼は侍のよう、またそれに応えた他のメンバーと観客もすばらしい。そして今は亡きPSHoffmanもいい仕事されていました、残念です。備忘:別れ話を切り出された瞬間のマーク・イヴァニール演じるダニエルの表情がよい。 HRM36さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-27 11:28:18)

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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.00点
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