みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
6.《ネタバレ》 とっても厳しいご意見が多いなか、旧シリーズを知らない私はおおいに楽しめました。 前作のように、カークがなし崩し的船長になっちゃうような不自然な流れはありません。 カークはもうすでにキャプテンで、仲間たちとある星を救うところから物語は始まります。このオープニングから見所満載。火山の迫力、それが一瞬で凍り付くシーン、そんなクライマックスのような見せ場を惜しげもなく導入部分で見せちゃう。最近の娯楽映画のよいところが出ているように感じました。 星を救い、仲間を救ったが、干渉するのは重大なルール違反。船長の任を解かれ、スポックとは離れ離れに。あーあと思いましたが、ここで新たな脅威襲来。だれも気付いていないなか、カーク一人だけがこの罠に気づいている展開が何気にアツい。 そう、今作はストーリーがイケています。マーカスとハリソン(カーン)という二大悪を用意。更にはその二大悪同士が敵同士という設定。マーカスもハリソンもそれぞれ陰謀があるから、ストーリーが二転三転して面白い。前作とは違い、中盤以降はとにかく目が離せません。 アクションシーンで好きなのは、ハリソンがグリンゴン相手に無双するシーン。 正直ここでのハリソンはかっちょよく、そしてなんか理性を感じ、そんなハリソンが仲間なのかと思わせるほどにマーカス提督は極悪。でもマーカス提督が極悪にならざるをえないほどハリソンは超危険人物で。 旧作のスター・トレックを知らない身としては今作単体での評価とはなりますが、非常に面白かったデス。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-07-10 01:04:03)(良:1票) 5.《ネタバレ》 旧作は内容が哲学的で退屈するところがあった。新シリーズはアクションと男の友情に重点を置き、息をつかせぬ展開で、清新躍如たるものがある。CG特撮が精彩を放ち、エンタープライズ号が海底から飛び出す場面や雲海から浮上する場面など壮麗で観ていて飽きない。手抜きの無い未来都市の様子、未来テクノロジーの描写など、それだけでも見る価値がある。見所たっぷり。とりわけ、前半が極上だ。いきなり未開惑星で、未開人に追いかけられるカークらと火山爆発という二つの危機が提示される導入部分。未開人から逃れられたと思ったら、スポックが火口に取り残されるという新たな危機。間一髪のところでスポックは救出され、火山活動は新テクノロジーで抑止される。場面転じて、地球。難病の娘を抱えた父親に見知らぬ男Aが声を掛け、娘を救えるという。父親はAの血を娘に輸血すると、所属の軍事基地に入り、躊躇せず爆弾を起爆させる。その対策ため緊急召集のかかった連合本部がヘリに乗ったAに急襲され、カークの上司パイクが死ぬ。Aは地球連合と敵対するクリンゴン帝国の惑星に逃げ込む。カークは提督から新兵器光子魚雷を撃ちこんでAを抹殺せよとの命令を受け、惑星に乗り込む。運悪くクリンゴン人に包囲され、交戦状態になるが、Aが現れ、瞬く間にクリンゴン人をなぎ倒す。そしてカークに魚雷の数を訊ね、72と聞くと、即時に降伏する。謎が謎を呼ぶ展開で、画面に釘付けだ。後半は更にアクション色が強くなり、山場に継ぐ山場で退屈はしないが、ちりばめられた謎は万人が納得できるように回収できていない。Aはカーンという名の、遺伝子操作によって造られた優等人間で、事情により300年間冷凍睡眠していたが、マーカス提督によって目覚めさせられ、残りのクルーを人質に、光子魚雷の開発に従事させられていたが、魚雷に仲間を隠し、一人逃げ出した。マーカスの目的はクリンゴンとの戦争だという。このあたりの事情がすっきりしない。カーンとマーカスの動機が読めないのだ。カーンは仲間のためには涙を流すが、他人には残虐だ。スポックは論理と規則を重んじ沈着冷静だが、感情が高ぶることがある。カークは友情を重んじる熱血漢だが、時折愚かな行動をし、艦長らしくない。人物の描き方に統一を持たせた方が良いのではないか。悪は悪らしく、知は知らしく、艦長は艦長らしく。ところで、カーンの命の血を人類の為に役立たせないの? 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-19 22:14:52) 4.前作でも感じたが、子供の頃にテレビで観たスタートレックよりは人間味があって良かったし、展開のスピード感も良い。ただ前作同様、ストーリーが意味不明な部分も多く消化不良なところがマイナスかな。 カンバーバッチを初めて作品で観たがなかなか存在感のあるアクターですね。人気があるのが理解できました。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-01-17 23:50:47) 3.いやー『スター・トレック』愛されていますね。酷評は好きだからこそ。ファンの気持はよく分かります。各々の中で『スター・トレック』の定義がありますから。でも♪これも『スター・トレック』あれも『スター・トレック』たぶん『スター・トレック』きっと『スター・トレック』♪じゃないかと(松坂慶子・愛の水中花より引用でございます。年がバレますね)。自分は結構楽しめました。前作の感想でも触れましたが、優秀なコメディリリーフ、サイモン・ペッグが活躍したのが大きいと思います(『ミッション・イン・ポッシブル・ゴーストプロトコル』と同じ役回りですけど)。娯楽作品として幅が広がりました。彼の相棒、喋らない毒チンチラみたいな奴も存在感抜群。冷静沈着なバルカン人スポック副長の激情ぶりも微笑ましく、敵役も含めキャラクターは際立っていたと思います。それだけで許せてしまうのが、私にとっての『スター・トレック』なのです。SFというよりアクション映画の趣が強い本作ですが、たまにはこういうのもイイでしょう。スタートレックの魅力は、宇宙よりも広いのですから。 【目隠シスト】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-09-24 18:50:51)(良:1票) 2.《ネタバレ》 2013.08.24鑑賞。スタートレックは前作のリメイク作品のみ観ています。本筋とは関係ないのに冒頭からスポック危うしで、ど迫力のスペクタクルシーンに一気に引き込まれます。まぁなんと贅沢な!と思ったのですが、最後でこのシーンが効きますね。色々とつっこみどころ満載だと思うのですが、エンターテインメント作品として割り切って観れるのは間違いなくエイブラムスの手腕でしょう。それにしても、最近のアクション大作を見てるとアメリカ人は放射能の恐怖を甘くみてる気がしてなりませんね。 【かんちゃんズッポシ】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-08-26 01:28:32) 1.《ネタバレ》 IMAX-3Dにて鑑賞。舞台の奥行きや高さを用いたアクションが多く、3D効果を実感しやすいアトラクション映画として仕上がっていました。IMAX料金を払うだけの価値のある作品だったと思います。。。 前作で世界観やキャラクターの紹介が終わり、新シリーズもいよいよ本格始動となった本作。序盤から見せ場はフルスロットルであり、宇宙のインディ・ジョーンズとも言える状態となっています。「対話による平和が真髄のスタートレックにおいて、このバカ騒ぎは何だ?」と見る向きもあるようですが、ここまでサービスしてもらえればお腹いっぱい。娯楽作としては十分すぎる程の出来だと言えます。。。 もちろん、本作にも真面目なテーマはあります。本作はリーダーシップ論を描いた作品であり、多くのクルーの命を預かった艦長として、どう意思決定するのかという命題がカークに突きつけられます。規則に縛られ過ぎても良くない、かといって場当たり的でも良くない。こういうサジ加減の難しさは現実社会で多くの方が味わうものであり、ドラマ部分もなかなか侮れない内容となっています。さらには、本作の敵をカーンとしたことも、このドラマの意義をより深める要因のひとつとなっています。本シリーズはリメイクでもリブートでもなく、旧シリーズのパラレルワールドという位置づけにあります。そこにきて、旧シリーズでもお馴染みのカーンが姿を現し、我々が知っているカーンとはまるで違う行動をとりはじめることで、観客の我々にとっても、映画がどの方向に転がるのかが読めなくなるのです。この手の娯楽作の難しさは、主人公が勝つという結末が見え見えであるために観客を騙すことができないという点にあるのですが、本作ではカーンというキャラクターを効果的に用いることで観客に先読みをさせず、ひとつひとつの意思決定がどんな結果をもたらすのかを固唾を飲んで見守るという構図を作り上げています。この発想は見事と言う他ありませんでした。。。 さらに、連邦とカーンの関係は米国とウサマ・ビン・ラディンを想起させるものであり、現実社会の出来事を内容に反映させたことで、映画には奥行きが出来ています。宇宙船が都市を破壊するクライマックスは、まんま911だったし。娯楽作であってもきちんとテーマを掲げるという点において、やはりハリウッドは突出していると思います。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-08-26 00:51:38)(良:2票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS