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月はどっちに出ている

1993年【日】 上映時間:109分
ドラマコメディ小説の映画化
[ツキハドッチニデテイル]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-02-07)【イニシャルK】さん
公開開始日(1993-11-06)


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監督崔洋一
助監督前田哲
キャスト岸谷五朗(男優)姜忠男(神田忠男)
ルビー・モレノ(女優)コニー
絵沢萠子(女優)忠男の母・英順
小木茂光(男優)金世一(金田世一)
遠藤憲一(男優)朴光洙(新井光洙)
有薗芳記(男優)ホソ
麿赤児(男優)仙波
國村隼(男優)多田
芹沢正和(男優)おさむ
金田明夫(男優)安保
内藤陳(男優)谷爺
萩原聖人(男優)無賃乗車のサラリーマン
古尾谷雅人(男優)紺野
金守珍(男優)司会者
金久美子(女優)チョゴリの女
原作梁石日「タクシー狂躁曲」
脚本崔洋一
鄭義信
音楽佐久間正英
石川光(音楽プロデューサー)
撮影藤澤順一
安田圭(撮影助手)
製作シネカノン
企画シネカノン
プロデューサー李鳳宇
配給シネカノン
特撮小林正巳(特殊効果)
美術今村力
編集奥原好幸
日下部元孝(編集助手)
録音岩倉雅之(録音助手)
照明上田なりゆき
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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8.描かれる東京の匂いが猥雑で、いろんな民族がごちゃごちゃしていてアジア的なのがバブルもトレンディも崩壊した当時は新鮮に映ったものでした。愛する男を束縛するのでなく、あきらめにも似た感情で離れ行くルビー・モレノの女っぷりの良いこと。彼女元気かな。 tottokoさん [映画館(邦画)] 8点(2012-01-21 00:56:16)

7.《ネタバレ》 日本映画がよく描く。描こうとする主題の一つとして在日問題、朝鮮人と日本人の葛藤というものがあるが、どうしても日本人が描こうとすると日本人よりになり、朝鮮人は悪者である。弱者であると偏った感じのものになりがちである。ところがこの映画は日本人も朝鮮人もその他フィリピン人もイラン人も皆、同じ生き物である。強者も弱者もない。監督の崔洋一監督自身が朝鮮民主人民共和国出身の監督であるということがこの映画を興味深いものにしている。知人の結婚式で韓国人と一緒になると日本と韓国両方の国歌を歌う時に苦労する司会者、そういう心の葛藤をストレートに力強く描いており、またこの映画に出てくる人達は皆、思っている事を包み隠さず相手に対して遠慮なしにぶつけ合うことで相手も遠慮なく付き合う。劇中に何度となく出てくる「俺は朝鮮人が嫌いだ」という台詞に対する応えもそれを正面から受け止めて遠慮なしに返してくる。互いが互い同士、本音でぶつかる。これこそ人間本来のあるべき姿であると私は思う。差別されようが俺達(私達)は何も恥ずかしがることはない。この映画には生温いだけのものではない力強さがある。前を向いて行きようという力強いメッセージ、それをユーモラスに描いた映画として私は評価したい。そして、この映画のタイトルにもある「月」夜の東京タワー、空に大きく、丸く映し出される「月」なんだろう?上手く言えないのだが、私は夜の街に見える真ん丸い月が大好きだ! 青観さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-08-14 21:38:38)

6.映画的な面白さに満ちた、ユーモアとペーソスあふれる傑作。
バブルが弾けた後の、90年代前半に作られたというのも興味深い。

岸谷五朗は相変わらず良い役者ぶりだ。
もう少し尖った役が彼に最も合っているような気もするが、本作での彼が演じた主人公も、どこか憎めない人間くささがあって、これはこれで良い。

ただし、もう少し尺が短めの方が、更に余韻が残った気がする。
全体的にメリハリがなく、淡々と進みすぎなのがたまにきずだが、それでも最後まで楽しむことができた。

終り方も素晴らしい。
「どんな苦境に追い込まれても、人生何とかなるもんさ!」
そんなメッセージが聞こえてくる様なラストだ。

「大したことないさ!」

ラストで岸谷五朗が小木茂光にそう言う。
これは、北野武の『キッズリターン』のラストシーンを彷彿とさせる。
人生は苦難の連続かもしれないが、どんなに沈んでも、こういう気概をもって生きていきたいものだ。

そういう元気をくれる作品という意味でも、本作を高く評価したい。 にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-07-01 22:50:39)(良:1票)

5.ルビー・モレノの出世作である本作は、なかなか重厚なコメディだった。個性溢れるキャラのオンパレード、匂い立つ哀愁、刺激的な展開に飽きが来ない。あと、麿赤児が演じる仙波は途中まで誰だか判らなかった。役作りが凄い。 丹羽飄逸さん [地上波(邦画)] 8点(2007-06-09 19:56:40)

4.ワタシがまだ映画が趣味の人間でなかった頃、不思議と何度もレンタルして観ました。哀しい人間がいて妙にリアルなんだけれど、元気が出てくる映画でした。東京タワーに月って、どうしてこんなに絵になるのでしょうか。決してオシャレとはいえないスポットですが、私は東京タワーがとても好きです。もうちょっと地価が安かったら、東京タワーが眺める部屋に住むのもいいなぁって思っています。都会に住む雑多な人々の中で、懸命に生きる……この映画は在日朝鮮人の人々にスポットがあてられていますが、何も彼らだけでない、当時、東京に出てきたばかりの私への応援歌であるような気持ちで観ていたのです。お金もほとんどなくって、仕事もなかなか見つからなかったあの頃、負けるもんか!って頑張っていた時代もあったなぁ。そんな思い出とともにある、超個人的に思い入れの強い映画です。今じゃあ、けっこうのほほんと生きているんですがね。そう、慣れてくればなんとかなるものですね(エヘヘ)。 元みかんさん 8点(2004-06-13 01:44:25)(良:3票)

3.テレビでやっていて、ついついみてしまいました。おもしろかったです。 itsさん 8点(2004-03-20 23:18:40)

2.日本社会に生きているものの、どこか見えにくい人々にスポットをあててくれた、面白うてやがて哀しきひゅうまん・すけっちぶっく。この監督がこんなに「巧い」映画を撮ってどうするとも思ったが、いやぁ、実に良く出来ている。脚本の構成力の勝利でしょうかね、やっぱり。絵沢萌子と、ルビー・モレノの存在感が効いてます。 やましんの巻さん 8点(2003-08-12 18:33:27)

1.崔洋一ってすごい人だったのか、テレビの印象だとどうも・・。岡本太郎みたいなところがあるかな?「芸術は美しくあってはならない」みたいなところがね。「金貸してくれない?」ってセリフ、ちょっとしつこいんだけど、わざとしつこく撮ってるんだろうね、そこがリアルだし。萩原の台詞もうまいこと作ってあるし。崔監督、不条理物とか撮ってくれないかな?カミュとか、町田康とか。一応どっからも文句が来ないように上手いことまとめてあるような気がしましたもっと監督のやりたいように突っ走って作ってもよいのでは?豚の報いで思ったけど、田舎のキャバレーを撮るのが上手いですね きれぎれさん 8点(2002-08-08 15:29:43)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 5.79点
000.00% line
113.03% line
226.06% line
326.06% line
439.09% line
5618.18% line
639.09% line
7824.24% line
8824.24% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review2人
2 ストーリー評価 4.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.50点 Review2人
4 音楽評価 2.00点 Review1人
5 感泣評価 1.00点 Review1人

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