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A.I.

Artificial Intelligence: AI
(A.I. Artificial Intelligence)
2001年【米】 上映時間:146分
ドラマSFアドベンチャーファンタジー小説の映画化
[エーアイ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-04-08)【イニシャルK】さん
公開開始日(2001-06-30)


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監督スティーヴン・スピルバーグ
演出ダグ・コールマン(スタント・コーディネーター)
木村絵理子(日本語吹き替え版【TBS】)
キャストハーレイ・ジョエル・オスメント(男優)デイビッド
フランシス・オコナー(女優)モニカ・スウィントン
ジュード・ロウ(男優)ジゴロ・ジョー
ウィリアム・ハート(男優)ホビー博士
ブレンダン・グリーソン(男優)ジョンソン
アシュレイ・スコット(女優)ジゴロ・ジェーン
エリザ・コールマン(女優)
サム・ロバーズ(男優)ヘンリー・スウィントン
ロビン・ウィリアムズドクター・ノウ
メリル・ストリープブルー・フェアリー
クリス・ロックコメディアン
ベン・キングズレーナレーション
常盤祐貴デイビッド(日本語吹き替え版【ソフト】)
大川透ジゴロ・ジョー(日本語吹き替え版【ソフト】)
紗ゆりモニカ・スウィントン(日本語吹き替え版【ソフト】)
井上和彦ヘンリー・スウィントン(日本語吹き替え版【ソフト】)
仲野裕ホビー博士(日本語吹き替え版【ソフト】)
大平透テディ(日本語吹き替え版【ソフト】)
小川真司〔声優・男優〕ドクター・ノウ(日本語吹き替え版【ソフト】)
岩崎ひろしジョンソン(日本語吹き替え版【ソフト】)/ドクター・ノウ(日本語吹き替え版【TBS】)
青野武スペシャリスト(日本語吹き替え版【ソフト】)
高島雅羅ブルー・フェアリー(日本語吹き替え版【ソフト】)
上村祐翔デイビッド(日本語吹き替え版【TBS】)
成宮寛貴ジゴロ・ジョー(日本語吹き替え版【TBS】)
玉川紗己子モニカ・スウィントン(日本語吹き替え版【TBS】)
てらそままさきヘンリー・スウィントン(日本語吹き替え版【TBS】)
菅生隆之ホビー博士(日本語吹き替え版【TBS】)
池田勝ジョンソン(日本語吹き替え版【TBS】)
銀河万丈テディ(日本語吹き替え版【TBS】)
堀越真己ブルー・フェアリー(日本語吹き替え版【TBS】)
勝杏里(日本語吹き替え版【TBS】)
原作スタンリー・キューブリック(原案)
脚本スティーヴン・スピルバーグ
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
ケネス・ワンバーグ(音楽編集)
挿入曲フレッド・アステア"Cheek to Cheek"
撮影ヤヌス・カミンスキー
製作スティーヴン・スピルバーグ
ワーナー・ブラザース
キャスリーン・ケネディ
ドリームワークス
製作総指揮ウォルター・F・パークス
ヤン・ハーラン
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクスタン・ウィンストン(ロボット・メーキャップ〔ノンクレジット〕)
ジョエル・ハーロウ(メーキャップ)
リチャード・スネル(メーキャップ)
ヴェ・ニール(メイクアップ・アーティスト)
特撮マイケル・ランティエリ(特殊効果スーパーバイザー)
デニス・ミューレン(視覚効果スーパーバイザー)
スタン・ウィンストン・スタジオ(特殊効果)
ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
ウィリアム・ショート(特殊効果)
美術スタン・ウィンストン(ロボット・デザイン&アニマトロニクス・デザイン&ロボット・キャラクター・デザイン)
リック・カーター(プロダクション・デザイン)
ナンシー・ハイ(セット装飾)
編集マイケル・カーン
録音アンディ・ネルソン[録音]
ゲイリー・ライドストロム
ゲイリー・サマーズ
字幕翻訳戸田奈津子
スタントジョーイ・ボックス
その他スタンリー・キューブリック(献辞)
クリスティアーヌ・キューブリック(thanks )
あらすじ
最愛の一人息子が不治の病で倒れ、治療方法が確立されるのを待つ夫妻の元へ贈られた、感情を持つ人間の子どもそっくりなロボット・デヴィッド(ハーレイ・ジョエル・オスメント)。 両親への愛をインプットされたデヴィッドは一途に母を愛したが、実の息子が治癒し自宅に帰ったことで、デヴィッドは一転、邪魔者になってしまう。インプットされた愛の呪縛から逃れることのできないデヴィッドは、ピノキオの物語に倣って、本物の人間になり母の愛を得るため、ブルーフェアリーを探す旅に出るのだった。

poppo】さん(2004-05-19)
全てのをあらすじ参照する

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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想(8点検索)】

別のページへ(8点検索)
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61.《ネタバレ》 キューブリックが本当に描きたかったもの・・・それは人間と機械が水と油で終わるという話だったのか、それとも立場を超えた絆を描きたかったのか・・・。

それをスピルバーグが受け継ぎ、見事に「ブッ壊してくれた」。

いや壊してくれてよかったよ。
海の中で独りぼっちは悲しすぎる・・・くどいよ。最高にくどいし説教くさい最後だったよ。

でもあんな終わり方は卑怯すぎんだろうがよおおおおおおっ!!!

クソがー涙が止まんねえんだよバカヤロウー!! すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-14 21:15:00)

60.《ネタバレ》 これはある意味 究極のホラー映画。
もとい、SFラブホラー映画とでも形容してみようか。
血の通わない機械の子供が愛を抱き そして生身の女性がその母親となり愛情を注ぐ。
なんとも恐ろしい物語を、冷たい空気感漂う未来を舞台に
主演の子供がまさに無機質な演技で恐怖を上手く演出している。
中盤、断腸なる思いで機械の子供を手放す母。
しかしながら2000年後。元々擬似的に創り出された関係、そして空間にもかかわらず、
そこには再び不変の愛情を通い合わせる母と子。
家族、親子・友人・恋人... など、
これら世にある普遍的な愛を超越したテーマがそこにある気がした。
ゆめやさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-03-17 23:26:40)

59.《ネタバレ》 自分の中ではバンザイ10点。
人が人を愛するのは、必ずしも「こうしてくれたから」とか、口で説明できるような立派さを備えているからではないですよね。私がこの映画を愛してやまないのも、そういうことです。ワケがわからないけど心魅かれ、いつまでも印象に残る作品。でも!自分にとってツボだからってここで10点をつけるわけには....確かに、映画としてかなりのとっつきづらさ・のみこみにくさがあると思うので。
目を引く高評価なポイント。美術というか、プロダクションデザイン。
未来のクルマ、衣服、住居、インテリア…SFなので、一から作らなければならないものがどれだけあったろうと思いますが、全体感が保たれていて、見ごたえがありました。SF映画では、一部を除いて結局しょぼい感じ・ちゃちい感じになっちゃったということがありがちですから…登場した宇宙人も、ちょっとトンデモになりがちなギリなデザインなのに器用にまとめていて、感心しました。
AIのロゴひとつを見ても、この作品をつくるのにいかに多くの労力と時間がつぎ込まれたか、いかにこの作品が監督にとって特別であるかということを感じます。まさに、ディヴィッドを創った博士の情熱そのもの。
故・キューブリック監督が温めていた膨大なスケッチやアイディアを忠実に映像化しただけでなく、監督自らの実験精神を最大に発揮しようとした、そんな印象があります。盛り込みすぎの感もありますが、めったに見られない世界を見ることができてかなり満足です。オマケが多すぎて、何が本体なのかわからない現象が起きてますが。そこら辺の凝り過ぎ感は私好みかな。基本のストーリーは「ママ&ママの愛を求めて」それだけですよね。
ちなみに、カワイイ♪ぐらいしか評価されていないテディですが、この映画での助演男優賞はテディでしょう。「人間になりたい」と言い続けるディヴィッドに何も言わず、どこまでもつきそい、できることをして助ける。ディヴィッドよりチャチなロボットのはずなのに、インプットされている以上のことをやっていたテディが泣けます。
最後に大きな奇跡を呼んだ、テディの小さな、愛らしい行為。観る人が観ればわざとらしいのでしょうが、私はあのシーンの詩的さが好きです。 hatomixさん [DVD(字幕)] 8点(2010-04-15 00:49:04)

58.ピノキオ+母を訪ねて三千里+フランダースの犬。タイトルがよくない、AI関係ないもの。 わさびさん [映画館(字幕)] 8点(2009-08-19 16:27:34)

57.《ネタバレ》 あまりに賛否両論のある映画だったので、、、なかなか観る気にはなれなかったのですが、観てよかった。ちょっと長いけど、私は好きです。最後は泣かずにはいられません。せつない余韻が引きずります。 カルーアさん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-09 20:19:30)

56.《ネタバレ》 妻投稿。 母親に「いらない」宣告されたロボット少年が、その悲しい思い出から深い優しさを手にいれ、それを使って新しい愛を作り出す・・・という内容かと思いきや・・・。このラストはすごい「僕はどのようにして生まれてきたの」「愛されて生まれてきたんだよ」の「愛」がいかにはかないかをドカンと打ち出した内容になっている。宇宙人もどきがその「愛」をありがたがる様子は、まさに現代社会の「愛」という概念に対するスピルバーグの最高の皮肉だろう。やられました。8点。 はち-ご=さん [地上波(吹替)] 8点(2009-04-08 15:57:10)(良:1票)

55.《ネタバレ》 某月某日、1日にしつこく何度もこれを放送している日があり、ほかに見るべきものが無いので何度も見る。疲れる。
私は初見の時コレをマザコンもののごとく感じ、不快感を覚えてそんなレビューを書いたのだったが、何回も見ているうちにそうでもないような気がしてきた。
男の子の母親への執着という感情を話の中心にしなければならなかったのは、制作上のいろいろな都合ゆえ、というふうに考えると、べつにこれはマザコンもの、というふうに断じることはできないのかなあと。オスメント君の迫真の演技ゆえに、というかあまりのキモさに、「マザコン、ノー」と反射的に拒否反応を示してしまったとも思う。
あえて「無機物(メカ)」を登場させて「有機物(オーガ)」と対比させることによって、命あるものの儚さや、ラストでメカ宇宙人が言っていたように「いずれ死ぬと知っていながら、どうやって正気を保って生きていけたのか(人類は)」ということが本来のテーマなのだと思う。
だから、母子物語でなくても成立した話だった。けれど母子物語になったのは、おもにスピ側の事情「子供の無意識の邪悪さを徹底的に描きたい」という歪んだSM嗜好と、オスメント君という絶好の素材「困り顔の子供」を得たことによる。
無意識に邪悪な子供たち(それも登場するすべての人間の子供)が困り顔のオスメント君をいじめる。でもオスメント君の目的はママに愛されることだけなので、別に平気。無視してママだけにつきまとう。ますますオスメント君へのいじめが悪化。オスメント君のママへの執着も強化され、ほとんどストーカーに見えてくる。
というように、いじめられて可哀想なはずのオスメント君がどんどんキモく見えてきて、子供のいじめも、ロボット破壊ショーでの残酷な仕打ちも「何命乞いしてるんだこのストーカーが」という気持ちになってきたのです個人的には。
モニカに「愛」を吹き込まれたために「感情」を学習していくデイビッドは、ラストではついに「嘘」もつけるし「憎しみ」も表現できるようになります。成長したものだが、私には彼がモニカのストーカーにしか見えないので全然嬉しくなく、「デイビッドの母を求める気持ち」が何年続こうが、2000年後に夢が叶おうが、「よかったねー」とは少しも思えない。感動した、ともいえない。
とても異形ななにかを見せられた感じ。オスメント君でなければ、こうはならなかったと思う。 パブロン中毒さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-06-29 17:10:08)

54.《ネタバレ》 ついにブルーフェアリーに会って「あー良かったね~」と思ってチャンネル変えようとしたら2000年後ってコラッ!とさまぁ~ず三村的なツッコミを一人でしてしまいました(笑)そしたら何や宇宙人が出てきて、まだ続くんかいとブツクサ文句垂れてたんですが、テディが母親の髪を取り出したところで、あれが伏線になってたのかとちょっと驚き、最後ロボットだから眠れないはずのデイビットが寝ることにしましたって言われてウェーン!と号泣をしてしまいました。 TK of the Worldさん [地上波(吹替)] 8点(2007-11-21 00:43:32)

53.《ネタバレ》 公開時に見たときは、エンターテイメント映画としてはストーリーが破綻している
事もあり、感嘆しつつもどこか理解できない部分もあったのだが、
自分が子供を持ってから見なおすと、とても胸にせまるせつない映画だった。
特にうちは男の子のせいか、ハーレイ君演じるロボットの絶望的な「母への
絶対的な愛」のインプットが胸に迫る。うちの子も、私なんてたいした母親じゃないのに、「ママ~~ぁママ~~LOVE」を毎日叫んでいます(小さいうちだけでしょうが)。小さい子供の親に対する愛情というのは、まるで、どこかのセンターでインプットされてきちゃったの??というくらい絶対的なものなのです。でも、ハーレイ君の
旅路はあまりにも過酷で悲しくて美しくて・・・・・。
スピルバーグ監督は、この映画で誰かを感動させたり、夢や希望をよびおこそうという
ことはまるで狙っていないように思えます。監督自身の絶望感をキューブリックの原案に映し出したかのような、なにもかもが、幻想的で、悲しいおとぎ話。子供の頃、
スピルバーク監督の映画から夢や冒険心をたくさんもらった私ですが、この映画に
漂う絶望感も好きなのです。子供ロボットと、くまさんロボット(かわユス!)
と宇宙人しか出てこないラスト。人間なんて本当は嫌いなんでしょう?? やわらか戦車さん [映画館(字幕)] 8点(2007-08-21 22:28:33)

52.スピルバーグってナンだカンだ凄いんだなーと最近気付きだした。
あれだけ全てのパラメーターが高い人だし、成功した監督だから期待度がみんな高くなっちゃうのかな?と思ってみたり。
いやね?皆が低評価する作品なんだけど、俺的には凄くアリな作品。
やっぱりここ最近の「ビジュアル的な完成度」でいえばスピルバーグって凄い。
「ジュラシックパーク」、「マイノリティーリポート」…それとストーリが滅茶苦茶な「宇宙戦争」も俺様ちゃんは「画として」好きだし、ああいった未来世界(余談だけどアイ・ロボットも嫌いじゃないです)に浸るだけで嬉しくなる。
映画って色んな評価があって然るべきだけど、色眼鏡では見たくないなーと思う。
結局評価するのは自分だし楽しく観る為に映画ってあるしね。
…さて、作品評価なんだけど映像と世界観には脱帽。
あの母を思う愛ってやっぱり古今東西、俺様ちゃんの感動対象だったりする。
フランダースの犬の最終回で慟哭した俺様ちゃん、これに感動しないわけがない。
2.000年後の地球なんて人知を超えた世界観だけど、なんか昔に夢で見たのに似てて本当に度肝を抜かれて感動した。
氷河期が来ようと、永劫とも言える刻が流れても…
ディビッドは母を思い続ける…
ヤバい思い出して泣きそう。(汗) 映画の奴隷さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-30 14:10:45)

51.死んだ人を祭り上げるのが好きな人って多いんですよね。そんな人ってスピルバーグが死んだら途端に祭り上げ始めるんでしょうね。生前キューブリックはこの作品の構想を練るにあたり、親友のスピルバーグにも相談していたようで、自分は製作に回り、スピに監督をまかせるという話も持ち上がっていたようだ。キューブがこの作品を作れなかったのは残念だが、だからと言ってそれをネタにスピをこき下ろすという行為は逆にキューブは嫌がるだろうね。
『鉄腕アトム』のパクリ? キューブリックは『2001年宇宙の旅』でも手塚治虫にデザインを依頼したとのこと。影響を受けているのは当然である。その手塚治虫氏もディズニーに影響を受けている。クリエイターって色んな人から影響を受けながら自分のカラーを出すものだよ。直接模造してる訳でもないのに、無差別に事あるごとにパクリとして片づけてしまう人の感性が不憫でならない。
あと、終盤に出てくるロボットを宇宙人と解釈している人がいるのには驚いた。しかも自身タップリに批判している。「人間を見たことない」って台詞が有ったでしょ。宇宙人なら人間って言葉が出るわけ無いじゃない。しかもデビットとピコピコ情報(データ)交換してたでしょ。そもそもこの作品、ロボット(人工知能)がテーマなのですよ。どうやったら勘違い出来るのか不思議である。まさか人工知能!?
あと、ラストの母親との再会シーンですが、あれはデビットの頭の中で起こっている非現実な思考かと思われます(勿論未来のロボット達が見せている)。いくらなんでも人間(母親)が生き返る訳ないやん。宇宙人がテーブル囲んで見てました。仲間に「好きにさせてやれ」とも言ってた。クマにポケットなんて有る訳ない。デビットの表現も人間っぽくなって、最後には涙まで流します。よく考えたら、家まで再建築する訳ないよね。 おはようジングルさん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-09 12:15:20)

50.映像がとても良かった。 Sleepingビリ-さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-20 20:59:26)

49.人間とロボットの違いは何か?と考えた時に、意外と明確な答えは出て来ない。「人間は自然物で、ロボットは人工物」?しかし詭弁ながらもこういう反論も出来る。“自然の産物である人間が進化の過程に必然的に作り出したものもまた、自然の産物であり、そういう意味で人間とロボットは同系列的な存在だ”と。では「ロボットはプログラミングが必要だ」?それも違う。人間にとっての教育と、ロボットにとってのプログラミング。それらは第三者の教育的介入、という点では何の違いもない。つまり人間とロボットの違いは、構成体が有機的か無機的かの違いだけなのだ。人間もロボットも、その精神の実体は脳内の電気信号の交換に過ぎない。人間の脳は有機的コンピューターで、ロボットの脳は無機的コンピューター。それだけだ。人工知能を持ったロボットの思考能力は、人間と何ら変わらない。だから私は、デイヴィッドは人間だったのだと思う。彼の、プログラムによる融通の効かない行動パターンは、人間の、偏狭なイデオロギーを前提とする自己満足的な行動と何ら変わらない。彼と彼が彷徨うこの作品世界。矛盾と破綻、消化不良と自己完結のこの作品世界の姿にこそ、「人間」というものがあるのかも知れない。「人間」を描く上でデイヴィッドはスケープゴートであり、知らず「人間」を体現していた。釈然としない展開、絶対的な破綻と引っ掛かりが観る者を戸惑わせる作品だけれど、好意的に観ればどんな解釈でも出来る懐の深い作品のようにも思える。要は、破綻は大きいけれど、この作品に残された思考ののりしろを私は否定しないということだ。タイトルはとても良い。誰もが気付いただろうけれど、日本人は「A.I.」を「愛」と読める。この稀有な偶然は、日本(だけ)でこの作品がヒットした1つの要因なのだろうと思う。 ひのとさん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-27 19:40:24)(良:1票)

48.こりゃあ文句無しに9点だなあ…と思いながら観てたけど、最後の15分で8点に減少。“頑張ってキューブリックの真似してるスピルバーグ作品”ではなく、“いかにもスピルバーグっぽい作品”にしても良かったと思います。最後に追悼のテロップが出たので救われましたが。 金子淳さん 8点(2005-01-13 21:39:55)

47.《ネタバレ》 とてもいいと思う。”愛”の不気味さのようなものが良く出ていた。(以下ネタバレ!)一途に、そして執拗に、母親だけを追い求めるデイビッドを不気味と思うのはなぜか。たとえ何千年も経って世界が滅んでも、好きな人を一日だけ生き返らせたい・・・その姿は客観的に見るとおぞましいけど、実は人間のエゴが鮮明に反映されてしまっているのか。ラストシーンも美しいけど恐ろしい。やさしい音楽が余計に煽る。そういえばこの映画の感想で「いきなり何千年も経ってしまうのはあまりに猪突」というものがあるが、私はそうは思わない。これはどちらかというとおとぎ話だし、お話の上でも必要だったと思う。ラストにデイビッドが母親のためにコーヒーを淹れるシーンが好き。 おしりはばとびさん 8点(2005-01-13 00:16:08)(良:1票)

46.《ネタバレ》 自分はけっこう良かったな~。感動しました。ただ、全体的に雰囲気が暗くて寒そうで、イイ作品だと思うけど、何回も観たいとは思えない。でも、そういうところや近未来のどこか荒涼とした感じなど、私も手塚治虫の「火の鳥」と似てると思いました。最後のシーン、自分はハッピーエンドとは思えなかった。母親が一日だけよみがえるっていうのも、人間が越えちゃいけない一線という気がして(よみがえらせたのはロボットだけど)、傍から見るとちょっと恐ろしくもあるし、何より切ない…母親と一緒に眠りについても、ディビットは壊れて動きが止まってもそれは死ぬというワケじゃないから、何ていうか、死後の幸福みたいなものも味わえないんだろうなと思うと、どうしようもない悲劇に思えた。余談ですが、近い未来、この映画もそうだけど、人間の数ってやっぱりどんどん減っていくのかな?以前トリビアで、現在の少子化がこのまま続くと日本の人口が2999年には確か20数人になるってやってたんだけど、約千年後なんて歴史的に見ればほんの先だわ。原因は、今の日本が、エリート意識ばかり強くて、日本中が学歴競争社会に組み込まれてしまって学費や養育費がかかるからに他ならない気もする…。今は経済的に先進国だけど、国民の多様性がなくなってきて、豊かな未来を考えたりする心のゆとりは持っていない、精神面では遅れた国って気がしないでもない。個人的に感じたことですが(^^; kiku☆taroさん 8点(2004-12-28 00:20:42)

45.テディが欲しい!今すぐ欲しい!誰かくださいっ! parabenさん 8点(2004-11-08 00:27:21)(笑:1票)

44.《ネタバレ》 後半テンポが悪くなるけど、最後まで楽しめた。「それから2000年たった」と言われても、ちょっと簡単に2000年経ちすぎのような気がした。それとデイビッド、あきらめが悪すぎ。 べんちゃんずさん 8点(2004-10-11 11:21:00)

43.キューブリックとスピルバーグの名前さえ無ければ良い作品なんじゃない?スピルバーグのウザイところがキューブリックの真似のおかげで無かった気がする。それが何かと言えば良くわからないけどとにかく最近のスピルバーグの作品は何かウザイ部分がある。 taronさん 8点(2004-09-12 16:38:58)

42.機械に与えられたアイデンティティーって悲しい結果しかうまないのかな。ジュードロウのI wasの一言に、いろいろ考えさせられました。彼は確かにいたんだろうな。あったんじゃない。ラスト、あれはないぜよ。急速下降系。 NARCISSEさん 8点(2004-06-17 21:09:27)

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【点数情報】

Review人数 659人
平均点数 5.23点
0111.67% line
1395.92% line
2517.74% line
38012.14% line
48412.75% line
59514.42% line
68512.90% line
78012.14% line
8619.26% line
9365.46% line
10375.61% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.16点 Review18人
2 ストーリー評価 5.73点 Review34人
3 鑑賞後の後味 5.56点 Review32人
4 音楽評価 5.88点 Review26人
5 感泣評価 6.07点 Review28人

【アカデミー賞 情報】

2001年 74回
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 
視覚効果賞デニス・ミューレン候補(ノミネート) 
視覚効果賞マイケル・ランティエリ候補(ノミネート) 
視覚効果賞スタン・ウィンストン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2001年 59回
助演男優賞ジュード・ロウ候補(ノミネート) 
監督賞スティーヴン・スピルバーグ候補(ノミネート) 
作曲賞ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 

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