みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
4.この映画の価値は細田守監督が初めてポストジブリ・宮崎駿だのデジモンの細田守だのという呪縛から解放されて自由に創作することができた作品だということです。新海誠監督の君の名はがヒットした後に作られたということも大きいのでしょうね。だけどこの映画が不評に終わった以上やっぱり彼には今後も宮崎駿の代わりの役割が求められ続けるのでしょう、それがちょっと残念です。延々と繰り返す羽目に陥ったぼくらのウォーゲームのリメイクではなく、その前作のデジモン劇場版第一作に近い子供の目から見た世界を描くアプローチです。田舎もインターネットも描く必要なんてないんです、そうした妄想を具現化するような空間よりも実人生で得た経験をベースにする方が正しい創作の姿勢です。私も年下の兄弟が生まれた時にくんちゃんと似たような行動を取ったと母からお話を伺ったことがあります。現実の子供ってこれぐらいはわがままなものでしょう?親から離れた時の不安感、駅が迷路のように見えた頃、私にも確かにそんな記憶があります。この映画はその感覚と経験をイメージとして見事に表現できていると思います。ミライちゃんの出番が少ないのにこのタイトルはおかしいという意見もわかります。しかしこの映画ではミライちゃん以外の登場人物はみな愛称で呼ばれています。ミライちゃんはくんちゃんが初めて認識する名前を持った個人です。名前を持った個人の存在を認めることから人生の第一歩が始まるのです。だからやっぱりタイトルはこれでいいんだと思います。 【Сакурай Тосио】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-04-15 22:54:07)(良:1票) 3.《ネタバレ》 個人的にこのテーマはドストライク。くんちゃんが、お気に入りの黄色いズボンを前にして、青いズボンを脱ぎかけてまた履くシーンがツボ。映像で語るとはこういうこと。ファンタジー設定も理屈っぽくなく軽やかで良いじゃないですか(クレヨンしんちゃんか)。唯一注文を付けるとすれば、細田守は宮崎駿を目指さなくていい。 【目隠シスト】さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-06-07 18:26:59)(良:1票) 2.8歳の娘と鑑賞。子供ができたばかりの時期は大変ですよね。いろいろ思い出してしまいました。序盤、微妙なエピソードもあり話の方向が見えなくて大丈夫かと思いましたが、最後ははらはらできました。早くお姉さんになった自分の娘ちゃんに会いたいと思いましたが、小学生の娘ちゃんに会えるのもあとほんのしばらくだなぁとも思われてさみしい気持ちになりました。 【よしふみ】さん [映画館(邦画)] 8点(2018-08-12 20:56:22)(良:1票) 1.「”未来のミライ”とか言って、どうせまた親が主人公なんだろ?」と思って見たが、外れた。 もっと幼い4歳児が主人公だった。 しかしそこは細田守。リアルと言えば聞こえはいいが、実際に4歳児がこの映画見てもおそらく楽しくない。 大人から見た、現実の子供像だから。 作品の世界観はおそろしく狭く、ほぼ自宅だけ。 それでいて飽きさせない演出は流石。特に飼い犬が楽しい。 ただ、クライマックスは「そう来たか!」感はあったけど、もう少し派手さが欲しかったかなあ。 それでも、映画館を出た後、いつもの何気ない街並みが愛おしく見える「細田節」は健在。 派手さは少ないけど、今回もレベル高いです。 【まかだ】さん [映画館(邦画)] 8点(2018-07-21 00:13:27)
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