みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
111.フォレストはアメリカの理想であり憧れだ。 純粋で無欲で、努力を努力と認識せず、知らぬ間に富と名声を手に入れる。 ただ、一緒になりたいジェニーだけを除いて── 彼が駆け抜けた戦後アメリカ現代史をマジックリアリズムで織り込んだ本作。 どこが良いのかと聞かれると返答に困る。 でも、スッと入ってくるくらい印象に残るエピソードばかりで、 同じくマジックリアリズムの手法を用いた『アンダーグラウンド』に近い気持ち良さがあると思う。 自分がしたきたことは自分に返ってくる。 フォレストは誰かの幸せを願い、ジェニーは社会に反抗する勝手気ままの人生を送った。 もちろん、中身が分からないチョコレートの箱と同じで、必ずしも良い方向に働くとも限らない。 混迷化する現在、フィクション以上に現実は物事を二極化しすぎている。 「これが良いから」と扇動して、「これはダメだ」と断罪するくらいに。 ただ、「身近な誰かを一人でも幸せにしたのか」と本作は幸福論の真理を突いていて、 歳を経ることに分かるようになった。 【Cinecdocke】さん [地上波(吹替)] 8点(2023-09-29 22:56:51)(良:1票) 110.《ネタバレ》 “Forrest Gump”人名。なんだけど『間抜けのフォレスト』って意味になるんだとさ。フォレストの半生を描いた映画。 知能と足腰にハンディキャップを持ちながらも、母親に愛情を注がれ、アメフトのスターになり、戦争の英雄になり、ピンポン外交のエースからエビ漁船の船長から社長と、順風満帆な社会生活を送るフォレスト。 父親に虐待され、女子大を中退してストリップ劇場で働き、ヒッピーになり、体を壊していくジェニー。フォレストもジェニーは正反対の生き方をしているけど、アメリカの光の部分を生きるフォレストと、闇の部分を生きるジェニー。二人併せて近代アメリカ史という描き方なんだろう。 フォレストのために学長とも寝る母と、自分の欲望を幼い娘にぶつける父。フォレストの父親はどんな人物か語られず(休暇中と言っていたが)、ジェニーの母も亡くなったとされている。どちらも片親なのも、フォレストとジェニーは2人揃って表裏一体ってことなんだろう。 『一期一会』という邦題サブタイは、ありきたりだけどなかなか秀逸で、フォレストとジェニーの二人の出会いが、たまたまスクールバスで隣りに座ったこと。親友ババともバスで隣に。ダン中尉とは軍病院の病室で隣に。たまたま隣りに座った人との縁がフォレストの人生を変えていく。自分の人生を、たまたまバス停で隣りに座った人に語りかけるフォレスト。映画を観る人はフォレストの隣で、自分の歩んできた人生とフォレストの人生を重ねて観る事になる。 '81年のバス停から、幼少期の'50年代を思い出すことから始まる。当時の映像にフォレストがちょこちょこ入り込んでいるのも、CG技術があったからこそ出来た映像。プレスリー、ベトナム戦争、ケネディ、ジョンソン、ウォーターゲート、ジョン・レノン。この映画はフォレストの個人的な成長を描きながら、同年代のアメリカ人なら誰もが知っている人物、出来事。 そんな近代史を絡ませることで、「そういえばあの頃、俺は…」と、観るものに強い共感を感じさせたんじゃないかな。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 8点(2023-03-05 00:49:57)(良:1票) 109.《ネタバレ》 当時見た時は、いまいちピンと来なかったという印象だったのですが、久々に見てこの作品の持つ意味みたいな物が分かった気がしました。最近のコマーシャルなどで流行りのアレでしょう。化粧品や清涼飲料、会社までをも擬人化する手法の。フォレストは、アメリカ国そのものの擬人化で、ジェニーは、自由(の女神)の象徴でしょうか。フォレストのお母さんは、「運命」であり、原始的な全ての起源のような普遍的なものの象徴で、ダン中尉は戦場でも電話でしゃべり続けてるから「文明」的な物の象徴かあるいは「ベトナム戦争」そのものか。アメリカという国の反省とこれからの歩みに期待するというアメリカPR映画、というと聞こえは悪いが、この大国の運命が世界に地球上に、大きな影響を及ぼす事は間違いない。と思わざるを得ないのです。感動というよりは、なかなか深い作品かも、です。 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-02-23 09:24:39) 108. 久しぶりに見た。 いいこともあれば、悪いこともあって、今がある。 自分に置き換えて考えると……、プラスマイナスでプラスになった感じはしないのが寂しい。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-01-04 22:39:35) 107.勇気が湧いてくる。そんな映画だった。人それぞれ与えられた物は違うけれど、それぞれ自分なりの幸福を探し求めていいんだ。そんなメッセージがあるように感じ勇気がもてた。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-01-04 19:20:23) 106.『配られたカードで勝負するしかないのさ。それがどういう意味であれ』【スヌーピー】 『もってうまれた性分で精一杯に生きるほか、人間、仕方がないのではないでしょうか』【燃えよ剣・沖田総司】 『現実が正解だ』【立川談志】 『女の一生は長い病気である』【ヒポクラテス】 【michell】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-12-31 22:09:44) 105.笑いあり、じ〜んと胸に響くシーンありと良作。 【へまち】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-12-06 22:26:08) 104.とても有名な作品ですが、苦手な映画だと思い込みずいぶん長い間、観ることはありませんでした..予想と違い、堅苦しいということはなく、笑いあり涙ありの人生が淡々と、そして足早に展開します..なぜか笑える、なぜか笑えず泣ける、といった見所満載でした.. 話はそれますが、北野武監督がぼやいていたのを思い出しました..「最初の羽根がゆらゆらと飛ぶシーンがあるだろ、あれだけで(製作費で)俺の映画一本撮れるんだから..」 ハリウッド映画、恐るべし.. 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2017-11-24 11:41:31) 103.なんでしょうね、これも『嫌われ松子~』同様になぜだか何度も観てしまう映画。きっと好きなんでしょうね、私。という事で『松子』と同じ点で。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-09-27 14:49:30) 102.《ネタバレ》 大空から舞い降りた1枚の羽毛で始まり、その1枚の羽毛が大空へ飛び立って終わる。実に印象的なオープニングとエンディングで、洒落ている。だが米国の歴史や文化それに考え方など知らないと良さがわかりにくいかもしれない。ケネディからニクソンまでの大統領やプレスリー、ビートルズらも映像として出てくるし、ジェニーが歌っている姿はジョーン・バエズそのものだ。そして何より知っておかねばならないのは、60年代から70年代にわたるベトナム戦争とその反戦運動だろう。 映画はこれらの歴史的背景とオーバーラップする形で進んでいく。走るのが速かったり、ピンポンが上手だったり・・・。そしてメインをなすのがジェーンとの愛だが、これがくっついたり離れたりするのがいまいちよくわからない。ガンプの息子は一目見て誰だかわかるが、すばらしい子役だ。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-10 09:26:56) 101.フォレストから元気をもらいました。人それぞれに一期一会の人生があると実感。学生生活、軍隊、ピンポン、漁業、大陸横断などこれだけ濃い人生を経験できて羨ましい! 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-22 22:20:55) 100.生まれてからの人生を描いたヒューマンの映画。 【akila】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-11 16:24:51) 99.この主人公は単に無垢なアメリカってだけじゃなく、意志を持たない、というか、何者にもなろうとしない、ってところがポイント。アメリカ映画の主人公って、無垢な人物が何かに向かって突き進むのが好きだったのだが、彼の場合はどちらかというと逃げるために走っている。無垢かもしれないが、その名前にはアメリカの原罪が刻印されている。なにかアメリカの変化を感じた作品だった。目的に向かって突っ走らない生き方に憧れを感じ出しているのか(でもその後のアメリカを見ると、変わらなかったんだけどね)。映画としては前半の密度の高さが圧倒的。逃げることによって、アメリカ現代史に立ち会い続けてしまう主人公。プレスリーからウォーターゲイトまで。逃げの走りを、周囲が思想にしてしまう。後ろにぞろぞろ、「あ、とまったぞ、何か言うぞ」って。SFXの使い方も、この頃はだいぶ幅が出てきて内実を得た。そういう意味でも記念碑的な作品。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-06-28 11:58:08) 98.《ネタバレ》 人もうらやむ名声、地位、金を自然と手に入れていったけど、本当にほしかったジェニーとの愛は手に入れることができなかった。そういうはかない映画なのかなぁ? 【ビアンキ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-11 20:11:13) 97.《ネタバレ》 この作品って、まだ観ていない人にあらすじだけ伝えたとしても絶対に興味を持ってくれないと思います。 プレスリーから始まるアメリカの歴史との遭遇は、ジョン・レノンまで行くと多少クドイように思えましたが、登場人物が全員、起伏の激しい人生を送っていて、「ドラマ」とはこういうものをいうんだと実感しました。 個人的には、フォレストの人生に時折入ってくるジェニーに共感を覚えました。 人生を模索し苦しんでいた彼女も目指すゴールが一番近いところにあったことを理解した点が一番感動出来たシーンでした。 黒人兵士のエビのネタのシーンは可笑しくて窒息しそうになりました。 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 8点(2009-09-24 10:57:53) 96.《ネタバレ》 テンポ良く、全く長く感じさせることがありませんでした。ジェニーへのいつまでも続く愛する気持ちは、走り続けるフォレストの素直な心あってこその恋愛感情だったのでしょうか。 【TAKA】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-30 23:40:21) 95.単純に面白い。長さを感じさせないし、一大叙事詩として完成してます。手法も新しいし、すごく革新的。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-17 00:16:40) 94.この映画は10人いたら9人が面白いという映画。つまり100人いたら90人は面白いということ。 同じ事言ってるけど言いたい事は微妙に違う。 レビューになってないけど、この作品はすでに他の方々のより語り尽くされてるので。 【非映画人】さん [映画館(吹替)] 8点(2008-08-05 06:14:27) 93.長尺と言えども、脚本の秀逸さで微塵も退屈さを感じさせませんし、トムさんの好演も良く、気持ち良く見れます。クラシックロックの名曲揃いの音楽も良いです。何度も見たくなる心地よいファンタジックな物語です。 【すべから】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-07-29 16:55:14) 92.この映画はまさに自分史。 移りゆく世の中と見事にシンクロしている。 この映画を見て、皆、ガンプみたいに 一瞬一瞬を大切に生きたいと思うのではないでしょうか。 【ナラタージュ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-30 11:12:48)
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