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時をかける少女(1983)

1983年【日】 上映時間:104分
SFラブストーリー青春もの学園ものアイドルもの小説の映画化
[トキヲカケルショウジョ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-11-27)【イニシャルK】さん
公開開始日(1983-07-16)


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監督大林宣彦
助監督内藤忠司
キャスト原田知世(女優)芳山和子
高柳良一(男優)深町一夫
尾美としのり(男優)堀川吾朗
岸部一徳(男優)福島利男
根岸季衣(女優)立花尚子
入江若葉(女優)芳山紀子
内藤誠(脚本)(男優)芳山哲夫
岡寛恵(女優)芳山良子(18歳)
きたむらあきこ(女優)堀川貞子
上原謙(男優)深町正治
入江たか子(女優)深町たつ
高林陽一(男優)時計屋の男
薩谷和夫(男優)弓道部・背広の先生
梶三和子(女優)
出演松任谷正隆一夫の父(写真)
原作筒井康隆「時をかける少女」
脚本剣持亘
大林宣彦(潤色)
音楽松任谷正隆(音楽監督)
石川光(音楽プロデューサー)
高桑忠男(音楽プロデューサー)
作詞松任谷由実「時をかける少女」
作曲松任谷由実「時をかける少女」
大林宣彦「愛のためいき」
編曲松任谷正隆「時をかける少女」
主題歌原田知世「時をかける少女」
撮影阪本善尚
石井浩一(撮影助手)
本田茂(撮影助手)
製作角川春樹
角川春樹事務所
プロデューサー大林恭子
配給東映
KADOKAWA(2021年リバイバル)
美術薩谷和夫
大林千茱萸(美術助手)
島村達雄(ピクトリアル・デザイン)
白組(ピクトリアル・デザイン)
編集大林宣彦
録音林昌平(音響デザイン)
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
大林監督作品「転校生」に続く尾道三部作の第二作。筒井康隆の同名SFジュブナイル小説の映画化。土曜日の放課後、実験室でラヴェンダーの不思議な匂いで気を失った芳山和子(原田知世)、それ以来彼女の周囲で次々と不可思議な出来事が起こり始める・・・。劇場パンフレットに寄せられた主題歌担当松任谷由実のコメント、「2 Hの鉛筆で書いたみたい」と評された、デビュー直後の原田知世の初々しい魅力が全篇にわたって横溢。その後何度かテレビドラマ化、リメイクもなされたが、2006年公開、アニメ化作品は特に好評を博した。

放浪紳士チャーリー】さん(2007-04-14)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

別のページへ(8点検索)
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11.《ネタバレ》 なにげにちゃんと見たのは今回がはじめて。正直なところ、期待値は高くなかったのだけど、意外なくらいの名作っぷりにビックリ。よくもわるくも、大林宣彦の作風ってずっと変わらなかったのね(笑)。初期の作風が晩年まで維持されてたのだなァと思う。綺麗なリマスター映像のせいもあり、あまり古さを感じませんでした。断崖絶壁の海岸のイメージなども、晩年の作品まで維持されてますよね。
ノスタルジックな感傷趣味やロリコン趣味はやや気持ち悪いところもあるけど、知世の演技は懸念してたほど悪くなかったし、MV風のエンドクレジットも可愛かったです。尾道の町並みも美しいと思いました。
内容的にも、のちの角川版や細田版にくらべて物語の深みを感じる。とりわけ重要なのは、吾朗ちゃん(尾美としのり)の位置づけです。角川版の吾朗や細田版や津田功介にはほとんど存在意義がありません。しかし、大林版における吾朗の存在はきわめて重要だと思える。
主人公の芳山和子が深町くんに抱いた想いは、じつは吾朗ちゃんへの想いだったわけです。いわば、深町くんというのは「吾朗ちゃんの代理」だった。それはちょうど『さびしんぼう』において、尾美としのりが富田靖子に抱いた想いが、じつは母親(藤田弓子)への想いだった、という構造に似てる。さびしんぼう(富田靖子)は「母親の代理」だったのです。これらは、おそらく「もっとも大事な人がもっとも身近にいることに気づく」という愛の物語ですよね。
他方で、老夫婦(上原謙&入江たか子)にとっての深町くんは、幼くして亡くなった孫の代理でした。死者を代理することで、存在しえなかった人物が現出している。それは、たとえば広島や長崎の歴史において、存在しえなかった誰かを現出させるような不思議なパラレルワールドです。これは、たんなるタイムリープの物語ではなく、作り変えられた記憶を経験するマトリックス的な物語だといえる。
個人的には、ロリコンとノスタルジーの入り混じったセンチメンタリズムが苦手なのだけれど(それをいちばん感じるのは子供が指の傷を舐め合うところ)、この映画の場合、それがSF設定の肝になってるのは否めない。その意味で、これは「アイドル映画」というよりも、日本を代表する「SF映画」として評価すべき作品だと感じました。 まいかさん [インターネット(邦画)] 8点(2024-04-10 18:15:05)

10.《ネタバレ》 悪く言うと映像が古臭いんだけど、それが逆に味わい深くて、幻想的な雰囲気を作り上げてる。
最近のごちゃごちゃしたタイムトラベル作品と比べるとシンプルでわかり易いストーリー。
40年も前にタイムリープって言葉があったんだなって感慨深かったです。
ラストのオチは薄っすら記憶が残ってたということなのか、記憶が消えてもまた好きになるということなのか気になる。
記憶を改変されて好きになってしまって、その記憶を消されてちゃったのにまた会っちゃうとか酷いよね。
自分の記憶も消すって言ってたから、会いに来たわけじゃなくて偶然なのかも知れないけど、気持ちを弄び過ぎだと思う。
でも、その後で歌い出した原田知世があまりにも可愛かったので、ちょっと点数を甘くしておきます。
このエンディングずっと見てられる。 もとやさん [地上波(邦画)] 8点(2023-01-14 14:47:14)

9.《ネタバレ》 棒読みと当時でもありえないセリフ回しが、なぜかこの映画に限っては味があるものに感じてしまう。
いや変なCGも都合のいい設定もすべて。
タイムリープものなんだけれども、大した事件も起きることなく、等身大の女子高生の悩みがテーマとなっている。
そして終盤のなかなかな展開につながっていく。
後味の良いラストもありきたりかもしれないが好きだ。
原田知世さんの可憐さや郷愁を誘う尾道の町並みなどに加えて、数あるアイドル映画の中でも最高傑作であり、続編が作られるなど邦画に影響を与えたということで、やはり映画ファンならば必見レベルだろうと思う。 たんたかたんさん [インターネット(字幕)] 8点(2015-09-30 21:13:25)(良:2票)

8.スゴイな。映画鑑賞暦20年。初めて“アイドル映画”というものを観た。
9割方“とんでもない”映画であり、変てこな映画である。しかし、これが原田知世というアイドルのアイドル映画である以上、これで“完璧”であるんだと思う。
実際、ハチャメチャなストーリーも、棒読みな台詞回しも、際どい映像センスも、原田知世に対する「カワイイ~」ですべてが好転する。奇想天外なストーリー、初々しい演技、革新的な映像世界、というふうに。
正直なところ、ラストシーンまで“???”疑問符が付きまとったが、スバラシイエンディングに迷いは消し飛んだ! 鉄腕麗人さん [ビデオ(字幕)] 8点(2013-10-11 17:47:09)(良:1票)

7.《ネタバレ》  思ったより評価が低いんで少し驚いたけど、考えたら自分達でさえある種のむず痒さ、照れくささを感じた点を、2000年代に初めて見る人が甘受してくれるのを期待するほうが甘えというもので納得の点数です。
 ただ、自分的にはこの映画の上品さが好きなんだよな。映像、音楽、風景、ストーリー、全てに現在ではちょっと無理な、抑制のきいた甘味な上品さに浸れた幸せな時間を過ごせました。
 特に風景、尾道の古い町並み、あと深町の家へと続く竹林沿いの道、本当に好きです。
 ただ、深町役の俳優だけは、彼のその後の経歴を考えても、別の俳優では駄目だったかなという気もします。
 あと、タイムスリップとか時の亡者とか、いかにも昔のSFっぽい説明のしかただなと苦笑して。
 この2点だけがマイナス要因です。 
この映画は当然ながらタイムスリップものとして扱われてるわけですが、それよりもむしろ、人間の記憶と心との関係。もし記憶を操られてしまったら、感情はどうなってしまうのか?そこらあたりに注目して見ても面白いと思います。 rhforeverさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-10-25 15:14:10)(良:1票)

6.《ネタバレ》 アイドル映画としても大林宣彦の作品としても良く出来ている角川映画の代表作。
とにかく、あの大林作品特有の甘酸っぱい雰囲気と尾道のどこか懐かしい風景、そして原田知世が見事にマッチしていて見ていて非常に心地よかったですね。
TMさん [地上波(邦画)] 8点(2009-03-24 19:00:32)(良:1票)

5.大林宣彦監督の尾道三部作のほかの2作はもうだいぶ前に見てたが、この2作目だけ見てなくて長い間ずっと見たいと思ってたけど、ようやく見ることができた。「転校生」と「さびしんぼう」を初めて見た頃から数年が経過していてなおかつ大林作品を見ること自体がかなり久しぶりで自分の感覚と大林監督の作風が合わなくなってるのではないか、またここの平均点から見て角川のアイドル映画以上のものはないのではないかなど見る前は期待よりも不安の方が大きかった。しかし、その思いは映画を見ているうちに吹き飛び、大林作品の味とでも言うのか、そんなものがとても懐かしく、徐々に大林ワールドに引き込まれていった。「転校生」、「さびしんぼう」には及ばないまでも、三作の中でいちばん芸術性が高く、これもまた傑作だと思った。「桃栗三年、柿八年」のうたももちろん印象に残るのだが、上原謙、入江たか子という二人の往年の名優が演じる老夫婦のラスト近くの会話がとても印象に残る。しばらく見ていなかったけど、大林監督の映画にまた興味がわいた。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-29 17:54:33)(良:2票)

4.当時、まだ高校生だった知世ちゃんが近所に住んでいたらしく、たまあに通学の電車が一緒になるときがありました。学ランの男の子二人に守られるように電車に乗っていた知世ちゃん(はじの席に座らされて一人は隣に座り、もう一人は前に立っていていつもそれは同じだった)は、ものすごく小さくて顔色が悪くて、なんか楽しそうじゃなかった。だからこの映画で楽しそうに「高校生」している知世ちゃんを観たら、すごく嬉しかった覚えがあります。(話は切ないですけど…)アイドル映画として観るものなのかもしれませんが、恥ずかしながらこの映画の「わざとらしさ」みたいな部分がツボでした。結構好きな映画です。ただ歌が…。うう…。2点マイナスってところで。 へっぽこさん 8点(2004-12-15 02:13:04)(良:1票)

3.SFですが、思春期の少女の微妙な心の変化を描いた青春映画としては同監督の「さびしんぼう」と並んで優れた作品だと思います。「転校生」でやっとその独特な感性とテクニックを評価された大林監督にとってこれは重要な転機となった作品じゃあないですかねぇ。ところで知世ちゃんて今いくつ? nizamさん 8点(2004-05-01 13:00:55)(良:1票)

2.ユーミンの曲とこの不思議の世界がマッチしてたな。深町君もこの不思議の世界を一層際立たせる。なっちの時のような、俗っぽいよくしゃべる深町だとこの世界観はなりたたないと感じた。原田知世さんもまた素人っぽさ、不思議さを持ってた。あのノスタルジックな風景も味がある。狭い地域、人物間で深い世界観が導きだされていた。 たつのりさん 8点(2003-08-21 06:22:31)

1.これって正月にモー娘のなっちもやってたんで見たんですが、やっぱりこっちの方がそれっぽくておもしろいです。でも時代を感じさせる映画です。現代版にすればはなっちのドラマもあんなもんだと思います。エンディングがスゴイおもしろくてよかったです。 バカ王子さん 8点(2002-01-13 13:00:45)

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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 122人
平均点数 6.14点
000.00% line
100.00% line
243.28% line
354.10% line
4119.02% line
52318.85% line
62419.67% line
73327.05% line
8119.02% line
964.92% line
1054.10% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.66点 Review6人
2 ストーリー評価 7.72点 Review11人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review12人
4 音楽評価 8.42点 Review14人
5 感泣評価 7.00点 Review10人

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