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ヤンヤン 夏の想い出

Yi Yi: A One and a Two...
(Yi yi)
2000年【台湾・日】 上映時間:173分
ドラマ
[ヤンヤンナツノオモイデ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-20)【イニシャルK】さん
公開開始日(2000-12-16)


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監督エドワード・ヤン
助監督竹下昌男
演出岩井俊二(日本版予告編演出)
キャストウー・ニェンツェン(男優)父 N.J.
エイレン・チン(女優)母 ミンミン
イッセー尾形(男優)大田
ジョナサン・チャン(男優)ヤンヤン
ケリー・リー(女優)姉 ティンティン
タン・ツォンシェン(男優)ニューヨークのカフェのチンピラ
津田健次郎(男優)
脚本エドワード・ヤン
撮影ヤン・ウェイハン
製作ユー・ウェイエン
河井真也
字幕翻訳石田泰子
その他ポニーキャニオン(提供)
博報堂(提供)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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7.《ネタバレ》 最初台湾人の攻撃口調の喋り方にうんざりするがそのうち慣れてくるのはボクだけでしょうか?。
そんな中、比較的温和な口調で話す一家の物語である。
父・NJ、母・ミンミン、長女・ティンティン、次男・ヤンヤンの四人家族の周辺で起こるいろいろな事を一見雑多な順番で並べて観せ、
だんだんと収束に向かうというストーリー。
実際には長女・ティンティンの事がほとんど描かれているが、
タイトルに「ティンティン(発音のみなら「チンチン」となる)」という名前を入れるのは日本語的にはばかられるという判断か?

ボクはこういう淡々とした流れの映画は好きなので点数を高くしたが一部頂けないところも有る。
台湾のコピー文化の蔓延と日本人・大田(イッセー尾形が好演)に対する好意的な表現は印象に残る。
結婚式に始まり、途中帰宅したお祖母ちゃんが自宅で倒れる。
ベットで横たわる無意識のお祖母ちゃんに医師が「話しかけて下さい」と母親・ミンミンに告げる。
各自、無意識のお祖母ちゃんに自分の心情を語る。うまいドラマ設定だと思う。
心情を暴露する者たち、それは同時に映画の観客への心情の説明につながり脚本術の基本的手法である。
そして最後はお祖母ちゃんのお葬式で終わる。これに新しい生命の誕生など人生の全て儀式(冠婚葬祭)この中には凝縮されている。いかにも台湾らしい。
浮気に走る父、友達の恋人に恋する長女、自分のせいでお祖母ちゃんが倒れたのではと悩む長女、
そしてその誤解の解決、寺にこもる母、先生にいたずらをするヤンヤン、等々、
一見雑多に起こる事柄が最後のお葬式で収束するように見えます。

最後のお葬式でヤンヤンがお祖母ちゃんに語る言葉は「少なくとも色んな経験をした分私たちは成長致しました」と言ってるような気がしました。
ホッとする映画でした。最後にこの映画は字幕よりも吹替の方が良い事を記しておきます。

2017年7月5日訂正)
DVDを見返して「字幕の方が良い」と思った。
「NJ家の家族たちはこんなにも人生を考えて暮らしているのか?、疲れないかな」と思いました。 アマデウスga好きさん [DVD(吹替)] 8点(2021-09-24 11:06:08)

6.ヤンヤンの学校でのエピソード、姉の恋、祖母の意識不明、母の失踪、母の弟の新婚生活と仕事、父の青春、、、それぞれが丁寧に繊細に描かれる。どのシーンも省けない。物語上では省けても、一つ一つのシーンが愛おしくって省きようがない。ひとつのセリフにドキッとさせられたり、なにげない動きに優しさを感じたり、ちょっとした沈黙に考えさせられたり。そして、けして哲学的には語られないけど、この映画に人生が凝縮されているような気がする。男と女のドラマがそれぞれ展開される。興味と好奇心、信頼と裏切り、出会いと別れ、嫉妬、セックス、生活、夢、、、。そして家族が描かれ、年齢を重ねることが描かれ、「死」が描かれる。ヤンヤンにとって祖母は「知らない事を聞くと教えてくれる」人。「生きる」ということは知らないことを少しずつ知ってゆくこと。不思議な魅力を発散するイッセー尾形がその強烈な個性とは裏腹に、この美しく、そして優しい映画に奇跡的に染まっている。 R&Aさん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-07 16:29:36)(良:2票)

5.《ネタバレ》 ワンシーン・ワンショットにユーモアと落ち着きがあり、各登場人物の心理状態を余すことなく丁寧に描写していきます。そこが本作がハリウッドのアクション大作でもないのに、三時間という長尺を全く飽きさせることなく観させてしまうポイントではないでしょうか。どちらかと言うと主人公はティンティンなのに、タイトルが「ヤンヤン夏の想い出」なのは子供こそが全ての物事を公平に見ることができ、彼がコンドームも知らない純粋な男の子だったからではないでしょうか。毎日が新しいことの連続なのに、何故人は前へ進むことを恐れるのか?ということを考えさせられる。観終わった後に何か新しいことを始めたくなる映画です。 かんたーたさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-05 23:52:23)

4.”ヤンヤン夏の思い出”というタイトルだけど、必ずしもヤンヤンの視点から見たわけではなく、家族各々の生活や気持ちを積み重ねていった映画でした。始め20分くらいは、伏線が巡らされていて、上手いなと思ったですが、1時間を過ぎる位から集中力が欠けてしまい、最後のほうになるとストーリーうんぬんより、映画の雰囲気を楽しんだという感覚になりました。それでも8点なのは、素直にいい味を出していたからです。素直に面白かった。 もちもちばさん 8点(2003-10-23 00:01:20)

3. 個人という事で見たら全然関係ないストーリーが家族という塊でつながっている。すごいゆっくりとしたテンポでまったり感がGOOD。 相対性理論2さん 8点(2002-11-06 00:58:25)

2.シンプルな話しなのに、3時間観ていられます。テーマは、拠り所なのかな。登場者の一人一人がどんな人で何を感じているかが伝わってきてそれが面白く感じました。役者の顔のアップが多いCMのような映画が多いなかで、勇敢にも距離を置いて見せてくれて、それでいて説明くさくない。丁寧で優しさがある映画だと思いました。イッセイ尾形は、映画にとけこんでいてすばらしい日本人を演じてくれました!サンキュー! syuboさん 8点(2002-04-19 00:57:24)

1.展開のもたつきなど、技術面ではやや気になるところはあるものの、とにかく「人生」を語る名セリフの宝箱です。じっくり、味わえる作品だと思います。 ルーさん 8点(2002-01-18 22:28:34)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 6.81点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
327.69% line
427.69% line
5415.38% line
613.85% line
7519.23% line
8726.92% line
9415.38% line
1013.85% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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