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海底二万哩

20,000 Leagues Under the Sea
(海底20000マイル/海底2万マイル)
1954年【米】 上映時間:127分
SFアドベンチャー小説の映画化
[カイテイニマンマイル]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-02-05)【イニシャルK】さん


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監督リチャード・O・フライシャー
演出大森健次郎(日本語吹き替え版【ブエナビスタ版DVD】)
山田悦司(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
キャストカーク・ダグラス(男優)銛打ちネッド
ジェームズ・メイソン(男優)ネモ船長
ポール・ルーカス(男優)アロナクス教授
ピーター・ローレ(男優)助手コンセーユ
ロバート・J・ウィルク(男優)
パーシー・ヘルトン(男優)
テッド・デ・コルシア(男優)
カールトン・ヤング(男優)
岸野幸正銛打ちネッド(日本語吹き替え版【ブエナビスタ版DVD】)
佐古正人ネモ船長(日本語吹き替え版【ブエナビスタ版DVD】)
小川真司〔声優・男優〕アロナクス教授(日本語吹き替え版【ブエナビスタ版DVD】)
龍田直樹助手コンセーユ(日本語吹き替え版【ブエナビスタ版DVD】)
曽我部和恭(日本語吹き替え版【ブエナビスタ版DVD】)
西村知道(日本語吹き替え版【ブエナビスタ版DVD】)
辻村真人(日本語吹き替え版【ブエナビスタ版DVD】)
安西正弘(日本語吹き替え版【ブエナビスタ版DVD】)
江原正士銛打ちネッド(日本語吹き替え版【バンダイ版VHS】)
北村総一朗ネモ船長(日本語吹き替え版【バンダイ版VHS】)
内田稔アロナクス教授(日本語吹き替え版【バンダイ版VHS】)
牛山茂(日本語吹き替え版【バンダイ版VHS】)
金尾哲夫(日本語吹き替え版【バンダイ版VHS】)
宮部昭夫銛打ちネッド(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
横内正ネモ船長(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
加藤和夫【俳優】アロナクス教授(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
滝口順平助手コンセーユ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
郷里大輔(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
加藤治(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
千田光男(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
秋元羊介(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
原作ジュール・ヴェルヌ
脚本アール・フェルトン
音楽ポール・J・スミス
撮影フランツ・プラナー
製作ウォルト・ディズニー(ノンクレジット)
配給大映
特撮ジョン・ヘンチ(特殊効果)
フレッド・サーセン(第二班視覚効果スーパーバイザー〔ノンクレジット〕)
美術アルバート・ホイットロック(タイトル・デザイン〔ノンクレジット〕)
ジョン・ミーハン〔美術・1902年生〕(美術監督)
エミール・クーリ
編集エルモ・ウィリアムス
その他ウォルト・ディズニー(プレゼンター)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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5.ミニチュア撮影も水中撮影も見事な、1954年カラー作品。有名な原作を元にしつつも、いささか長すぎて間延びした感もある原作に比べると、エピソードをうまく配置して実にテンポよく物語が進みます。タイミングよく登場するアシカちゃんも印象的。
ただ、この映画のネモ船長、原作ほどの「強さ」は感じられないですね。どちらかというと少しイジけた感じもあって、それが原作と異なるラストにも繋がっていきます。映画では、ネッド・ランドが事実上の主役と言っていい存在になってますが、これが、楳図かずお服に身をつつんだカーク・ダグラス。マッチョな肉体を見せびらかしつつ、若々しいネッドを演じているのですが、実際にはそこまで若くないし、そもそも顔がカークダグラス顔だもんでちょっとコワいし、正直、違和感が無いでも無い。でも、肉体派スターとしての本分は十分発揮されていて、違和感を補って余りある魅力を感じさせます。
あと、原作では大ダコに襲われますが、映画では、これはバイラス星人でしょうか。このあたりもたっぷりと戦いを見せてくれて、大きな見どころになってます(そういや、原作ではむしろ、ネッドの方がネモに助けられるんでしたっけか)。
あと何と言っても、ノーチラス号の造形が、いいですなあ。蒸気機関車の持つ機能美というか、「鉄」の魅力というか。あのゴツゴツした感じ。変に近代的にしようとしていないのがかえってユニークであり、見てて嬉しくもなってきます。
それにしても人食い人種の、何という多さ。カーク・ダグラスひとり食っても、腹の足しにならんでしょう。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-04-08 09:35:30)

4.《ネタバレ》  1868年という設定が凄い。南北戦争が終わってちょっとの頃の話。と思ったら、原作自体1870年の作品だそうで、まあ凄い先見性である。アメリカではリアルに西部劇の時代に、まさか原子力を予見していたのではないだろうが、科学技術の危険性と、それが愚かな人間社会の有りように掛かっていると、警鐘を鳴らす物語は、驚嘆すべきものがある。そういえば、BTF3で西部劇の時代の教師が、ジュール・ベルヌの話をしてたっけ。

 映画自体は1954年作、原爆から9年後。原作の方は未読でよく判らないが、映画版ノーチラス号は、明らかに原子力船で、島の爆発もきのこ雲。ディズニー映画だけあって、さすがに核兵器を使いはしないが、この圧倒的に強大な技術を以って、軍艦を沈めている天才科学者・ネモ船長は、もはや神の立ち位置だ。
 捕らえられたフランスの学者は、人を殺していることに変わりはない、と彼を責めるが、その技術を悪用させないと言い張り、それを欲する。この人を見てゴジラの山根博士を思い出した。学者って時として無自覚に罪深い。
 「怪物」と思われていたノーチラスに、本当の怪物が襲うのは、興味深い展開だが、生き物が鉄の塊を襲うのは、リアリティにかけて、ちょっと萎える。この事件で、人の善意を知ったネモ船長だが、結局最後まで彼は、人類の善意を信じられずに、船と運命を共にする。先の学者も、記録を失った事について「これで良かったのかも」と、国家不信。直前に、仲間をも標的にした軍を、見たからかも知れないが、ちょっとダークな終わり方だ。これが当時の人々の世界観なのだろう。

 特殊映像的にも、このあたりの時代は「日本の円谷特撮が世界をリードしていた」と、ずっと聞かされていた者として、「そんな事無いじゃん」と素直に思えた。カラー作品としては、この映画のほうがリアルで、同時期に東宝が作っていたのが「ゴジラ」で、初のカラー作品は2年後の、ミニチュア感丸出しの「ラドン」である事を考えると、結局総合的には、昔からハリウッドの方が、見せ方上手かったんじゃん、と思った。
Tolbieさん [DVD(字幕)] 8点(2011-10-22 03:31:58)(良:1票)

3.生まれて初めて観た洋画がこれだった。海中のシーンで館内全体が青くなるのよ。う~んバーチャル!ノーチラス号が小坊の脳に与えたダメージはあまりに強烈で、以降ワニだのタツノオトシゴなんかをうっとりみつめる中年になってしまった。政治的思想信条も捨ててディズニーシーにも行ってしまった。それはともかく・・実は映画としてのポイントはこの時代のディズニー物にして、女性を出さなかったことにあると思うのだ。原作にも出てこないのだから当然とお考えの方もいらっしゃるでしょうが、男ばかりだと高まりすぎる緊張感にたいしてのガス抜きとして女性を登場させるというのは昔の娯楽作品の常套手段じゃありませんか(同趣向の「地底探検」がいい例)。代わりにコンセイユ役にコメディアンのピーター・ローレを配し、その役割を与えているわけですね。よくぞこらえきった。この話ばっかりは女性が出るとあかんのです(海洋もののリアリティを担保するため)。最近のリメイクには女性を乗艦させ、あまっさえ世捨て人であるはずのネモが彼女に惚れてしまうという信じがたい作品もありますが、もうそいつは到底ネモでもないし「海底2万マイル」でもないですね。 皮マンさん [映画館(字幕)] 8点(2006-09-07 22:12:04)(良:1票)

2.監督のR・フライシャーは、「ミクロの決死圏」で人体を海(もしくは宇宙)に見立てて、見事なエンターテインメントに仕上げたように、海底こそが人類にとって限りない夢を抱かせてくれると言う事を、この作品でも存分に味わせてくれる。その科学性に裏うちされた特殊技術やセットの豪華さなど、当時の作品の中では群を抜いていたことは、初公開以来、幾度となくリバイバル公開されたことでも証明済みで、それ程良く出来た作品だったと言える。また原作が発表された時代を考えると、いかに的確に未来を予見していたかが窺い知れる。 ドラえもんさん 8点(2002-04-26 23:33:16)

1.約50年程前のディズニーの実写ものの傑作である。SF小説の元祖とも言うべきヴェルヌの原作を基に,当時としては目一杯の特撮技術を駆使している。巨大イカがノーチラス号に絡みつく有名なシーンは圧巻だが,何よりも銛打ちネッドを演じるあまりにも若々しいカーク・ダグラスの姿が印象的だった。メカニカルなディテールのみが強調された近年のSF作品と違い,古き良き時代とも言うべき19世紀の香りをたっぷり感じさせる逸品。 koshiさん 8点(2002-02-08 21:27:31)

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【点数情報】

Review人数 38人
平均点数 6.37点
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200.00% line
325.26% line
425.26% line
5923.68% line
6923.68% line
7615.79% line
8513.16% line
937.89% line
1025.26% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.25点 Review4人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1954年 27回
視覚効果賞 受賞 
美術賞ジョン・ミーハン〔美術・1902年生〕受賞美術
美術賞エミール・クーリ受賞装置
編集賞エルモ・ウィリアムス候補(ノミネート) 

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