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男はつらいよ 寅次郎相合い傘

1975年【日】 上映時間:91分
ドラマコメディシリーズものTVの映画化
[オトコハツライヨトラジロウアイアイガサ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-14)【イニシャルK】さん
公開開始日(1975-08-02)


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監督山田洋次
助監督五十嵐敬司
キャスト渥美清(男優)車寅次郎
浅丘ルリ子(女優)リリー松岡
倍賞千恵子(女優)諏訪さくら
前田吟(男優)諏訪博
下條正巳(男優)車竜造
三崎千恵子(女優)車つね
太宰久雄(男優)桂梅太郎
佐藤蛾次郎(男優)源公
笠智衆(男優)御前様
中村はやと(男優)諏訪満男
吉田義夫(男優)奴隷商
谷よしの(女優)函館の旅館の仲居
笠井一彦(男優)中村
戸川美子(女優)キャバレーの女
村上記代(女優)小樽の主婦
米倉斎加年(男優)海賊
上條恒彦(男優)海賊
早乙女愛(女優)鞠子
久里千春(女優)君子
岩崎加根子(女優)信子
船越英二(男優)兵頭謙次郎
原作山田洋次
脚本山田洋次
朝間義隆
音楽山本直純
作詞星野哲郎「男はつらいよ」
作曲山本直純「男はつらいよ」
主題歌渥美清「男はつらいよ」
撮影高羽哲夫
製作島津清
内藤誠(製作)(製作主任)
企画小林俊一
高島幸夫
配給松竹
美術佐藤公信
衣装松竹衣裳株式会社
録音松本隆司(調音)
中村寛
照明青木好文
その他東京現像所(現像)
山田洋次(4Kデジタル修復版総合監修)
近森眞史(4Kデジタル修復版)
岸田和美(4Kデジタル修復版)
あらすじ
ある日、とらやにふらりとリリー(浅丘ルリ子)が訪ねてくるが、寅さんがいないと知り、そのまま旅に出る。その頃、寅さんは青森で知り合ったパパこと兵藤(船越英二)と連絡船で北海道に渡っていた。二人が函館の屋台でラーメンをすすっていると、ふらりと女の客が入ってきた。見ると、何とリリーではないか。ここから三人の珍道中が始まった。しかし、小樽でパパが初恋の人に会いに行ったことがきっかけで、寅さんとリリーが大喧嘩して別れてしまう。雨の中の相合傘シーン、メロン騒動、リリーの結婚の承諾と、シリーズ屈指の名場面が満載。

パセリセージ】さん(2016-09-25)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(8点検索)】

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11.《ネタバレ》 シリーズ15作目。本シリーズで流血を観たのは初めてじゃないだろうか?…劇中夢の話だけど。過去最大級にお金が掛かった夢だなぁ。帆船のミニチュア特撮まで出てきたわ。
当レビューサイトで平均点も高くレビュー数も多い。1作めを除くと最高傑作の呼び声も高い本作。

噂が独り歩きじゃないけど、何故か有名な『メロン騒動』の部分だけは、以前動画で観てました。コトがメロンだけに、たかがメロンって馬鹿らしい可笑しさと、されどメロンって笑えないリアリティの、さじ加減がまた秀逸だなぁ。
真顔で「…ワケを聞こうじゃないか」で引き込まれ、そっくりな博のモノマネで吹き出したわ。おいちゃんがお金投げて、おばちゃんが泣き出す修羅場っぷり。とどめのリリーの一括。寅に掌返しで「他人様」と言われたからこそ言い返せた口上に、とらや一家でなくてもスカッとしてしまう。あぁでも、寅は悪くないんだよなぁ。本作『寅次郎メロン騒動』でも良いんじゃないか?ってくらい。

そのあとの雨の中の相合い傘。大人げない姿を見せた寅と、つい言い過ぎたリリーの、気遣いたっぷり、心をくすぐる男女の会話が堪らない。結婚とかお付き合いとか、そういうのでなく、この瞬間が最高なんだよね。
「お兄ちゃんのお嫁さんに…」心から“それも良いな”って思った嬉しそうなリリーと、口に出した後、そんな生活は自分には無理なことを悟っていくリリーの表情の変化。ここで一拍置ければよかったのに帰ってきてしまう寅。冗談にするしか出来なかった二人の間が悲しい。
「オレみてぇバカとくっついて、幸せになれる訳がないだろう?」最後に来て寅のこのセリフ。「女が幸せになるのに、男の力を借りなきゃいけないとでも思ってるのかい?」小樽の港でのリリーのセリフ。
リリーが去って大雨が降るなか、傘を持って掛け出せない寅の背中、さくらへの語りが寂しすぎる。だからタイトル『寅次郎相合い傘』なんだな。 K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2023-09-02 17:00:40)

10.《ネタバレ》 リリーさんの寅さんシリーズにおける特別感が理解できない、むしろ不協和音とすら思っていたモノです。本作を見て、シリーズにおけるリリーさんの立ち位置がやっとわかった次第です。皆がお似合いであると思っていたのに、の人だったのですね。相思相愛であるにも関わらず、寅さんがフッタ形になっちゃった女の人。1:04:00頃のパパさんから「いつ結婚するか」聞かれたときの寅さんの表情がすごい。完全に笑っているのに、笑っていない。惚れてたんだよ。啖呵売のシーンが多いのも本作の好きなところです。 なたねさん [DVD(邦画)] 8点(2017-10-30 11:35:41)

9.《ネタバレ》 これはすばらしい。寅さんとリリー、お互い相手を思いやったために別れてしまうというのが悲しい。そこへ持っていくまでの2人の関係もいいです。「自由」というのがテーマですが、きつい日常から飛び出して、ひととき自由を味わう兵頭パパの存在が、寅さん・リリーとの対比でとても生きています。自由すぎるというのも考えもので、結婚というのはいろいろと制約があるものなので、この2人には似つかわしくないかも。40年前ならすぐ結婚に結びつきますが、今なら無理に結婚しなくてもいいじゃないの、となるかもしれません。そういう意味では、時代をよく映していると思います。

リリーを大劇場の舞台に立たせたいという寅さんの語り、メロン騒動のおかしさと淋しさ。シリーズとしては異色の展開ではありますが、寅さん(というか、渥美清)の魅力も十分に堪能できる一遍です。 アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-09-03 11:05:21)

8.脚本+演技力なのか、マドンナに不自然さが無いのでみんなに感情移入できる。今まで観た寅さんシリーズで一番グッときた。 ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-08-27 16:57:06)

7.《ネタバレ》 あれ?いつものパターンと違う寅さんだな、と氣付いたのは物語も中盤に差し掛かってから。寅さん鑑賞歴が浅い私でさえ解ったいつもの【可愛いお人形さん】では無いタイプのマドンナ・リリーさん。氣心知れてても初対面でも、二人もの男と同室で枕並べて寝る豪氣さに唖然(笑)。女一人で世間の荒波を渡ってきた強さも、隠してた寂しさも弱さも、そしてなにより寅さんへの想いも、並々ならない強烈なヒロインでしたね。『女の人も幸せに出来ない男だって?そんなもん男の自惚れだよ!』の台詞は秀逸。寅さんと互角にケンカ(=理解・信頼)できる唯一のマドンナではないかと。だからこそあの別れ方なんですね。確かにこの二人は結婚なんて無理でしょう。プラトニック・ラブってやつか。でもこれこそこの二人に相応しい粋な関係かな。悲しいようで爽やかな回でした。どうりで高得点なわけだ。 役者の魂さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-06-20 17:07:05)

6.《ネタバレ》  なーるほど、世間の人は嘘は言わねえ。シリーズ中最高点だけのことはある。この後約30本続くのは百も承知だが、それでもここでハッピーエンドかと思わせるほどの、寅とリリーの相合傘が切なく美しい。だがこのシーン、いつもの寅の羽織り方といえばそれまでだが、リリーの組もうとした背広の腕に寅の腕は入っていないというのが、後の展開を暗示させて薄寂しくもある。そしておそらくシリーズでも異色なのだろう、寅の側から身を引く展開も良い。リリーの気持ちを察せないとか、今までの様に意地を張ってしまうとか有りえたが、悲しいまでの寅の思いやりを見せられ、「アンタは一生独り者だよ」と悲しいその運命に涙してしまう。

 まっ、それにしても、メロンが一切れ足りないくらいのことで「ワケを聞こうじゃないか」って面白すぎだが、リアルタイムで見ていたらナカナカどうして、笑えないくらい当時は貧しかったよなあ、なんて思ってしまった。これは個人差が大きかもしれないが。
 ところで、見終わってこのシリーズにしては初めて、サブタイトルに合点がいった。 Tolbieさん [DVD(邦画)] 8点(2014-06-06 20:32:51)(良:1票)

5.《ネタバレ》 男はつらいよの劇場版で本作が15作目。冒頭のおなじみになった夢のシーンもとても面白く「こなれた」印象。そして二度目のリリーの登場からの流れは今までの総集編ともいうべき自然かつ充実の内容で見応え満点。この「連作もの」を見続けてきたファンの心をくすぐるうまい展開は山田監督の演出がさえまくっていることもありさすがと言わざるを得ませんね。登場人物の配置や言動に無駄がなくとてもバランスがとれていて、本作がこのシリーズのベストだと挙げる人もいるのも納得の出来。この「心情」の表現力のすごさというか奥深さはとってもいいですね~~メロン騒動は面白かったね、まぁあの場面はリリーの言う通りだと思うけど(笑)。リリーというキャラクターが炸裂した作品でゴザイマシタ Kanameさん [DVD(邦画)] 8点(2014-03-13 20:55:03)

4.《ネタバレ》 ○今作まで見た感じでは、浅丘ルリ子が一番いいマダムではないかと感じた。○ケンカした後、寅さんが駅へ迎えに行くシーン。とらやの傘にタイトル通り相合い傘で歩くシーンは印象的。○ラストのさくらの涙もほろりとさせられる。 TOSHIさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-12-07 12:53:50)

3.《ネタバレ》  浅丘ルリ子第2弾。これもいい。船越英治が二人の間に入り、それが邪魔になったり、引き寄せる要素になったりと、観ているこちらが楽しくなってくる。
 やはりメロンのシーンは有名ですね。どうして、これほど他愛のないネタに魅力を感じるのでしょうか?
 やはり、浅丘演じる「リリー」の存在に他ならないからだと思います。
 本作の前に必ず「寅次郎忘れな草(マドンナ役、浅丘ルリ子)」を鑑賞して下さい。 クロエさん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-29 05:09:19)

2.《ネタバレ》 この作品だけBS2の放送で見逃してしまったので、DVDを借りてきての鑑賞です。まずオープニングから面白い、始まっていきなり「THE END」って(爆笑)。しかも観ている映画が『シンドバッド黄金の航海』というのがこれまた何とも…寅さんも通ですなぁ。今回のテーマは差し詰め「人は見かけによらず苦労している」というところでしょうか。冒頭のエリザベス女王のエピソードが早くも伏線になっていて、毎度ながら「男はつらいよ」に於ける山田洋次監督の演出力はこういうさり気ないところが上手いなあと感じさせられます。物語は前半は珍道中、後半はメロドラマ。そして何と言っても名シーンはリリーが寅さんを説教するところ!あそこは観ている誰もがスカッとしたことでしょう。相手が友達だからと言って、今回はいつものように寅さんの失恋姿を見ずに済むと油断していると思わぬ竹箆返しを食らう。これはもう「男はつらいよ」という枠組みを越えて、一つのラブストーリーとして高い完成度を誇っている作品だと思います。【余談】ところで今回DVDの特典で初めて「男はつらいよ」の予告編を観たのですが、こちらもよく出来ていますね。本編で使われなかったシーンが挿入されていたりと他のも観てみたくなりました。 かんたーたさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-15 22:45:51)

1.第十五作目。マドンナは浅丘ルリ子さん。今回はリリーさんがダンナと別れちゃったみたいなで再登場。メロン事件とかいろいろあっておもしろかった。なかなかの傑作でした。 バカ王子さん 8点(2002-06-09 19:13:37)

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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 7.93点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
536.82% line
6511.36% line
71022.73% line
81125.00% line
949.09% line
101125.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review3人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 7.00点 Review2人

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