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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
3.《ネタバレ》 トルストイの原作は未読です。コーカサス地方とは黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス山脈周辺をいい、南コーカサス(山脈以南)が、アゼルバイジャン、アルメニア、グルジアなど、ロシアから独立した国家から成るのに対し、北コーカサス(山脈以北)は、チェチェン共和国を含むロシア連邦に属する7つの共和国がひしめく地域です。調べたところによると、本作は150年前に書かれたトルストイの原作を下敷きに、舞台を現代の(当時の)チェチェン紛争に置き換えたもののようです。息子を捕虜にとられたチェチェン人が、捕虜交換で息子を奪還するために、ロシア軍に奇襲をかけ、若いロシア兵(主人公)とベテランのロシア兵の2人を捕虜にするという話で、山岳地帯のチェチェンの一村における捕虜生活と、脱走劇を追った内容です。腕に自信のあるベテラン兵士は、ヒヨッコ主人公を尊大にあしらうのですが、(これはこれで、軍隊の形式張った感じは全くなく、いやみがなく、面白いのですが)捕虜としては何ら変わらぬ立場上、関係が次第に微妙に変化していくところや、捕虜と、監禁主の娘や、看守役の男とのやりとりが、それぞれの立場を踏まえた上で、ごく自然に微妙に変化していくところなどが、取り立てて大きな感動があるわけではないものの、嘘臭さがなく、どこか暖かみがあり、楽しめるのですよね。見始めてすぐにいい映画だと安心できました。でもやはり、戦争なので、背中の後ろはすぐ死がある状況で。。。意外とあっけなく死んでしまうのも、下手に感動を演出していないところもいいです。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-06-27 20:49:02)
2.二人のロシア人捕虜と彼らを監視するチェチェンの村の人々の、紛争の真っ只中にある人間模様を通して見せる素晴らしい反戦映画でした。台詞も少なく淡々とした彼らの日々の描写の中に国家対国家、民族対民族などという垣根を越えた人間対人間の本来、人が持つ温かさとそれでも戦争を続ける愚かさが見事に描かれています。そんな戦争の中の一人の人間対人間と国家対国家を対比して見せるラストシーンからは作者の人間と戦争に対する深く様々な思いが感じられます。中盤の二人のロシア人捕虜の会話「そんな、殺すなんて・・・」「仕方がない。それが戦争だ」という個人ではどうにもならない戦争への思いが伝わってくる台詞がラストシーンと共に鑑賞後も強く印象に残っています。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-18 22:32:28)
1.《ネタバレ》 最後のワーニャの行動と独白部分にやられた。ロシア人の捕虜2人とチェチェン人たちの心の交流。個人レベルでは和解への可能性を探ることができても、集団になったときはもうどうにもならないのが辛い。憎しみの連鎖を断ち切ることの困難さを知った。 【こまごま】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-03-28 14:17:05)
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【点数情報】
Review人数 |
24人 |
平均点数 |
7.42点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 4.17% |
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5 | 3 | 12.50% |
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6 | 2 | 8.33% |
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7 | 7 | 29.17% |
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8 | 3 | 12.50% |
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9 | 6 | 25.00% |
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10 | 2 | 8.33% |
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【その他点数情報】
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