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【クチコミ・感想(8点検索)】
4.エッセイ映画とでも呼びましょうか。時代観察であります。恥ずかしさを軸にして。カルピスは恥ずかしいと言う。濃いとベトベトするし、薄いと山手線が池袋を過ぎ大塚巣鴨あたりを走っているときの索漠とした感じになって恥ずかしい。この手のうがった笑いは70年以降かと思ってたが、江戸時代からの笑いでもあったんだな。あるいは、ファックスが出来ない・口笛が吹けない、と自分が出来ないことを列挙していくあたり。出勤時の下着から順に点検していくあたりなんか喜八さんならでは。新婚時代を靴だけで見せたり、アニメの使用、舞台風のセットと楽しんでやってます。だらしのないサラリーマンの自画像だけど、この小市民の暮らしを断固守るという気概だけはしっかりある。徴兵制がなくていい時代だ、と思い、戦争中の張りつめた気持ちも悪くはなかった、などとは断固思わない。ふやけた小市民ではあるが、かえって「そこだけは頑固」ってしっかりと根が感じられる(平成の現代よりも)。母への想いがさらにそれを膨らませている。遺書を書いたときの気持ちを思うと泣けてくる、って。このあと作家山口瞳は傑作「血族」で母への想いを書き尽くすことになる。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-12-25 09:44:52)
3.「才能のある人間が生きるのはなんでもないことだ。本当に偉いのは一生懸命生きている奴だ」。自分も「EVERYMAN」の1人として共感できるところが多くあって、笑いあり涙ありで楽しめました。お茶漬けのシーンが印象に残ったなあ。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-11-03 22:20:13)
2.普通のことを普通らしくただ生きている男、それがこの映画の主人公、江分利満!この映画を見て、またこの映画の主人公の生き様こそ本当に人間らしい生き方ではないかと思う。やたら偉そうな顔をしている政治家、大金を使って他の球団からFA宣言した選手ばかりをやたらと欲しがるどこかの球団の○○恒雄!お前らのように何でも金の力を利用して這い上がろうとする奴らよりもこの映画の主人公の方がずっとずっとかっこ良い。人間らしくて良い。また、この映画の主人公にはまるで偽善的なものを感じない。だからこそそんな人間味溢れる主人公に憧れる。そういう人間をきちんと描いて見せることの出来る岡本喜八監督に憧れる。これは一人の人間の眼を通して、一人の人間の生活から人間の生き様とは何んなのか?て問いに応えている。岡本喜八監督の描く人間はいつも少し変わってはいるけど、その変わっているものこそ人間の本来の姿なんじゃないでしょうか!いずれにせよ、岡本喜八監督らしいユニークさを散りばめた人情的コメディに相応しい映画です。 【青観】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-09 17:18:45)(良:1票)
1. 【虎尾】さん 8点(2003-10-15 01:15:59)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
18人 |
平均点数 |
7.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 2 | 11.11% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 2 | 11.11% |
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6 | 1 | 5.56% |
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7 | 5 | 27.78% |
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8 | 4 | 22.22% |
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9 | 3 | 16.67% |
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10 | 1 | 5.56% |
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【その他点数情報】
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