みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
4.《ネタバレ》 恥ずかしながら、10年位前、白いノートパソコンに蟻が1匹歩いていて「あらま」始末して1分も経たないうちにキーボードからワラワラと現われて「ウワァァァ!」以来我が家は万全の蟻除け対策を。 トンデモ作品なのですが、ソウル・バス監督、ナイジェル・ダヴェンポート出演に釣られて怖々鑑賞。 超どアップ及び大群ウジャウジャは閉口しましたが、蟻と専門家2人の対等な対決模様は見応え満点。 女王蟻の元へ薬品を運ぶ際のリレーには嫌いなヤツなのに胸熱に。 お目当て二人も良い仕事をしており、蟻は大丈夫な方にはお薦めの逸品です。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-06-03 01:20:30) 3.《ネタバレ》 邦題が意図したのかミスリードです。普通、こういうタイトルの作品は、異常な攻撃力を持った生物が人間社会に侵入しますが、大抵、騒ぎの末に撃退されて終わりです。パニックも一時的です。しかし、本作は最終的に蟻側の狙いが明かされると、パニックどころか人間界への革命まで暗示されます。物語の前半から複眼で見た人間の様子が繰り返し挿入されますが、人間並の知性を備えた蟻が人間を観察していたと分かるとゾッとします。あの小さい蟻の一匹一匹がそれを持ってるというんですよ、絶対に怖いですよ。それにしても、蟻たちの撮影ってどうやったんでしょう。パペットじゃない生身の蟻にちゃんと演出してるとしか見えないんですが・・・。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-09-20 18:20:34) 2.《ネタバレ》 この知る人ぞ知るカルト映画が遂にDVD化され気楽に観ることが出来るようになりました。良い時代です。 「蟻を調教して演技させた」というウソ臭いエピソードは聞いていましたけど、観終わってひとこと、「これはホントに演技しているとしか言いようがない…」。生き残った蟻が死んだ蟻を並べてゆくシーンがあるのですが、まさかこんなシュールな映像を見せてくれる映画があったとはただただ驚嘆するばかりです。またどアップで映し出される蟻の姿がもう凄い迫力で、まるでエイリアン・モンスターみたいです。そう言われれば女王エイリアンを中心にしてコロニーを造る生態は、モロに蟻の世界のメタファーなんですね。ですから、昆虫アレルギーというか虫嫌いの方はこの映画を避けた方が無難でしょう。 監督はタイトルデザインの巨匠、ソウル・バスです。意外ですが、長編はこの映画だけですが短編映画は何本も監督していて、オスカーの短編映画賞も受賞しているんですね。でも本作ではパラマウントには受けが悪くてラスト10分をカットされてしまったそうです。それはマイケル・マーフィとリン・フレデリックが蟻に管理されて人類が異質なものに進化してゆくところが描かれていたそうで、「なんでカットしちゃったの!」と悲鳴を上げたくなるような気分です。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-07-05 20:55:17) 1.《ネタバレ》 こりゃすごい・・・。本当にアリが演技してます。怒りとか悲しみとか軍隊風に規律を重んじて動いてる感じとか、どうやって撮影してるんでしょう・・・。というかグラフィックデザイナーの巨匠ソウル・バスが何故この長編1本のみを撮ろうとしたのかという所まである意味SFですね。「2001年宇宙の旅」のコンピュータの暴走も怖かったですが、このアリコンピュータが局面ごとにじわじわフィールドを固めてくる恐怖もものすごいです。何度も観返したくなる映像、きっとそれは唯一無二の映像作品だからかもしれません。研究に没頭し、あくまで対決姿勢で挑む人間、アリの最終目的も分からず取り込まれる人間など、その終わり方は絶望的であるはずなのに、同時に人間の愚かさまで描かれているようで、アリ側に感情移入しながら見てしまう自分がいたり不思議な気持ちになりました。あとリン・フレデリックがめちゃくちゃ可愛くて、アリがその身体を這うシーン等はとってもエロチックに感じました。そこも点数高いです。最後に陽をバックに風がすさぶ中でタイトルが表示されるあの終わり方、カッコいいです。邦題で損してますが町山智浩さんのおかげで素晴らしい作品を見ることができました。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-14 21:30:43)
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