みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
6.座頭市の命を狙う5人組の男たち。思わぬ成り行きから、赤ん坊を父親のもとへ送りとどけることになった座頭市なのですが、赤ちゃんネタは鉄板ネタ、という訳で、例によって例のごとく珍道中と相成ります。そしてこれまたひょんなことから旅の伴となった、一癖ある女性。赤ん坊と女性の2人に座頭市が振り回される姿がユーモラスです。 それにしてもこの赤ん坊、名優です。コロコロ転がってるだけなんですけれども、観てる我々の頬を緩ませる。いやお見事。 イカサマ賭博を見破るシーンなんかもスゴイですね。座頭市のネチッこい喋り方に、突如、短いカットでの剣捌きが挿入され、ハッとさせられるのですが、ここでは座頭市が赤ん坊を抱いて簡単に身動きのとれないシチュエーションであるだけに、このシーンの意外性も倍増しています。 クライマックスでは、火のついた松明を持った敵に囲まれ、決死の死闘が繰り広げられます。座頭市の衣装にも燃え移り、まさかこれは怪獣映画でキグルミが延焼している場面みたいな「撮影事故」ではないのか、と思うくらいにハラハラさせられ、そんでもってあの、炎に照り返された座頭市の白目を剥いた表情、その迫力たるや。 ところで金子信雄さんは、髪が生えてると若く見えますねえ。それでもしっかり、ワルそうですが。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-08-16 07:43:07) 5.《ネタバレ》 三隅研次が座頭市に帰ってきて格段に良くなっている カメラワークもこれまでよりかなり斬新でローアングルからの撮影や人物の頭の部分を大胆にフレームアウトさせる詰まったフレーミングはなかなかの迫力だ ヒロインは若干熟女だがこれはこれで結構イイ 座頭市が義理を感じて面倒をみる赤ん坊に徐々に肩入れしていく様子は時として儚くて泣ける 遊女に赤子の世話をさせるが、気になって眠れない状況をコトコマかに描いていて、座頭市が赤子を可愛くて仕方が無い様子を充分感じさせる演出はうまいと思った 赤ん坊を挟んでヒロインのお香の失敗に、手のひらを優しく叩く座頭市が、二人の儚い幸せを連想させて目頭が潤んだ 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-03-21 15:20:02) 4.《ネタバレ》 自分のせいで母親を死なせてしまい、赤ん坊を抱えながら旅をすることになったいっつぁん。オムツを変えながら闘ったり、赤ん坊にデレデレになってる母性全開のいっつぁんが堪らなく可愛らしく可笑しい。道中で道連れになるスリの姉さんも母性に目覚めると素敵な表情をみせてくれて暖かな気持ちになれます。ベタなストーリーですが、ちょいと目頭が熱くなってしまいました。 可笑しく切ない人情話サイドもさることながら、殺陣もそこそこ多く、博打のシーンは痺れました。そして、クライマックスの炎にまみれながらの殺陣はかなり熱いっ! 座頭市シリーズでも屈指の、笑って泣けてカッコ良いエンターテイメント作品だと思います。 【すべから】さん [インターネット(字幕)] 8点(2009-06-09 00:56:56) 3.《ネタバレ》 今回は市がふとしたことから赤ん坊の世話をしながら旅をすることになるというストーリーがなかなか新鮮に感じられる。三隅研次監督の手がけた座頭市はかなり久しぶりに見たのだが、この設定をうまく活かしたドラマ性の高い作品に仕上げていてとても面白かった。市が赤ん坊の世話をする姿は見ていて微笑ましく、途中で一緒に旅をすることになる女スリを演じる高千穂ひづるも良かった。クライマックスの炎の中での斬り合いも迫力充分で印象に残るが、赤ん坊を育てることを決意した市が和尚(加藤嘉)に諭され、赤ん坊を和尚に預けるシーンは市のやるせなさが伝わってきて、分かってはいるのだがやっぱり感動してしまった。まあ多少気になる点がなくもないが、前回見た「座頭市逆手斬り」が物足りない出来だっただけに今回は充分に傑作だと思う。書き忘れてたけど、赤ん坊の父である親分を演じる金子信雄の演技もなかなか迫力があり、印象に残った。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-02-09 18:43:44) 2.赤子を連れての座頭市の珍道中。この趣向が、シリーズのほかの作品にはない味を添えているね。三隅監督だと、細部まで目が行き届いた安定感が群を抜いている。 【いのうえ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-01 22:10:32) 1.第8作。「ねんねんころりとブッタ斬る こぶつき座頭の新剣法」 子連れ座頭市のお話。赤ん坊・子供ネタと時代劇の相性はかなりのものでわかってるけど感動しちゃう。見せ方がうまいです。最後の燃えながら斬りまくるシーンではCGでは出せないようなマジな迫力があった。出演者では女スリ役の高千穂ひづるが東映のお姫様やってた頃よりはずっと魅力的に見える。市と親バカしてるシーンなんかいいです。伊達三郎(お気に入りw)が珍しく斬られない、悪役じゃない作品でもありました。 【バカ王子】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-05 02:37:20)
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