みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
7.《ネタバレ》 新兵の教育係に抜擢されたことで古参兵の顰蹙をより一層受けてしまう梶、しかしその怒りがついに爆発。 極限状態においては平時の負荷がものをいうような気もするが、結局古参兵の鬱憤晴らしの面が多いので、永遠に答えの出ない問題だと思いました。結局は腐敗した軍部のせいという感じがより一層出ていました。 そして、ついに実戦、弾丸、砲弾の飛び交う中、ついに自分の身を守るために殺人を犯し、人の道を外れてしまう。 これは正しかったのか?間違っていたのか?しかし彼は、人ならざる者になっても、愛する妻のもとへを帰ることを選ぶ。 非常に考えさせられる章でした。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(邦画)] 8点(2021-08-23 01:48:17) 6.《ネタバレ》 最後の戦闘シーンは、本物を使っているだけに迫力があります。それにしても、あれだけの戦車が相手では、負けは決まったようなもの。相手が条約を結んでいたとはいえ、本土から遠く見捨てられていたことがよくわかります。根本的に兵を大切にしない軍隊は、日本独特のものだったのでしょうか。 今回、梶と鳴戸が怒りを爆発させる場面がありますが、抑圧された展開ばかりなので、ああいうところも必要でしょう。それで何か解決したわけではありませんが。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-09-30 13:45:49) 5.《ネタバレ》 上等兵となり初年兵の指導を任される前半部と、ソ連軍との戦闘の描く後半部にはっきり分けられるようだ。 映画の内容も第三部よりも深刻なものとなっていて、建前だけで筋を通すことが難しくなっている。特に終盤の何としても生き抜くんだという梶の強い決意や、戦闘の中の兵士の極限状態はよく描かれていてる。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-04-28 17:53:40) 4.上等兵になった梶さん。相変わらず自分のやり方を貫くが、そのせいで反感を買ってしまう。いじめがやりすぎな感じがして、ストレスが溜まるし、いい大人が何やってるんだという呆れもある。しかし戦闘シーンにおいては、本作が大作であることを再認識させられた。きっと当時の外国映画と比べても何ら見劣りしないものだろうと思う。 【リーム555】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-04-29 13:12:44) 3.《ネタバレ》 梶のラストの叫びこそがこの映画の中で監督が一番、訴えたいことではないだろうか!人間なんてラララララ~♪て歌があるけれど、人間は時として自分さえも見失い、そして、鬼と化す。例え上司であれど、場合によっては構わずに殺すという狂気、「俺は鬼になる」「絶対に生き抜いてみせる。」「その為ならどんなことにも耐えてみせる。そして、鬼になる」この梶のラストの台詞は第1部と第2部の中で梶が中国人の捕虜達を助けることが出来なかった。自分の情けなさによって、命を助けることが出来なかったことへの苦悩の表れである。中国人に「お前は鬼だ」と言われたその通りに鬼と化した梶(仲代達矢)の才気、演技がとにかく恐ろしい。戦争はこうまでして、一人の人間を変えてしまうのか?戦争シーンの一切、音楽を流さずにひたすら延々と描く描写、モノクロの画面から伝わってくる重苦しさ、それは今時のCGなんかでは絶対に伝えられない恐怖、その全てが描かれていて、とにかく回を重ねる度に怒りと恐怖に心が震える。果たして梶はこの先、最後まで生き残ることが出来るのか?美千子との再会が果たして出来るのか?色んなことが頭の中でめぐりめぐって、毎度ながら観ていてもやりきれない重さがあるけれど、ここまで見た以上、最後まで絶対に見なくては気が済まない。梶が無事に美千子と再会し、昔の幸せを取り戻せることを心から祈るばかりです。 【青観】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-02-06 17:09:31) 2.影山もっと梶を助けてやれやー。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-02-15 22:14:29)(良:1票) 1.《ネタバレ》 第四部。今回の見どころはなんといってもクライマックスとなる終盤の戦闘シーンだろう。戦争映画の大規模な戦闘シーンの場合、バックに壮大な音楽を流してシーンを盛り上げる演出が多いと思うが、そうせずに淡々と描く小林正樹監督の演出と梶を演じる仲代達矢ら俳優陣の迫真の演技のおかげで逆にリアルで緊迫感のある戦闘シーンとなっていて見ごたえじゅうぶんだった。この戦闘シーンを含めて上等兵になった梶の苦悩や、少尉として梶と再会した影山の運命など今回も重い展開。とくに発狂した小野寺兵長を梶が殺すというラストは偶然そうなったとはいえ、かなり衝撃的だった。このことで第二部のラストで楊春蘭が言っていたように本当に「鬼」になってしまった梶。(劇中、自分自身で言ってる。)あとの2本がこの先、どうなっていくのか見るのがちょっと怖い気もする。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-06-18 23:34:52)(良:1票)
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