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カサブランカ

Casablanca
1942年【米】 上映時間:102分
ドラマサスペンスラブストーリー戦争ものモノクロ映画ハードボイルド戯曲(舞台劇)の映画化
[カサブランカ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-07-18)【イニシャルK】さん
公開開始日(1946-06-16)


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監督マイケル・カーティス〔監督〕
演出伊達康将(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
キャストハンフリー・ボガート(男優)リック
イングリッド・バーグマン(女優)イルザ
ポール・ヘンリード(男優)ヴィクター・ラズロ
クロード・レインズ(男優)ルノー署長
コンラート・ファイト(男優)シュトラッサー
マルセル・ダリオ(男優)クルーピエ
ピーター・ローレ(男優)ウガルテ
シドニー・グリーンストリート(男優)フェラーリ
有本欽隆リック(日本語吹き替え版【PDDVD】)
日野由利加イルザ(日本語吹き替え版【PDDVD】)
中博史ルノー署長(日本語吹き替え版【PDDVD】)
津嘉山正種リック(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
塩田朋子イルザ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
土師孝也ヴィクター・ラズロ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
青野武ルノー署長(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
加藤精三シュトラッサー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
牛山茂ウガルテ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
緒方賢一(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
藤本譲(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
稲葉実(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
斎藤志郎(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
小室正幸(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
星野充昭(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
手塚秀彰(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
渡辺美佐〔声優〕(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
緒方文興(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
浜田賢二(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
佐藤ゆうこ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
久米明リック(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
水城蘭子イルザ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
仁内建之ヴィクター・ラズロ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
永井一郎ウガルテ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大木民夫ナレーション(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
東地宏樹リック(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
甲斐田裕子イルザ(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
森田順平ヴィクター・ラズロ(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
後藤哲夫ルノー署長(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
金尾哲夫シュトラッサー(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
楠見尚己(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
茶風林(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
多田野曜平(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
村治学(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
池田秀一リック(日本語吹き替え版【N.E.M.】)
潘恵子イルザ(日本語吹き替え版【N.E.M.】)
古谷徹ヴィクター・ラズロ(日本語吹き替え版【N.E.M.】)
脚本ジュリアス・J・エプスタイン
フィリップ・G・エプスタイン
ハワード・コッチ〔脚本・1902年生〕
音楽マックス・スタイナー
レオ・F・フォーブステイン(音楽監督)
作曲マックス・スタイナー"As Time Goes By"
編曲ヒューゴ・フリードホーファー
撮影アーサー・エディソン
製作ハル・B・ウォリス
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ジャック・L・ワーナー
配給セントラル
美術カール・ジュールス・ウェイル(美術監督)
ジョージ・ジェームズ・ホプキンス
衣装オリー=ケリー
ヘアメイクパーク・ウェストモア
編集オーウェン・マークス
字幕翻訳高瀬鎮夫
岡枝慎二(ソフト)
清水俊二(リバイバル)
関美冬(NHKBSプレミアム)
日本語翻訳佐藤恵子(日本語吹き替え版【スター・チャンネル】)
あらすじ
第二次大戦中の1940年、仏領であるモロッコのカサブランカはヨーロッパから脱出したい人々であふれかえっていた。このカサブランカで酒場&賭場を開いているリックは、戦争なんてどこ吹く風。飄々と酒場経営をしていた。そんなある日、反ナチ連合のリーダー、ラズロが妻のイルザを連れてリックの酒場に現れる。リックはイルザを見てビックリ。二人はかつてパリで愛し合った仲だった。事情を知らないリックはただ酒を呑んで思い出にふけるだけだったが……。

元みかん】さん(2003-11-22)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(8点検索)】

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123


50.話は戦時下モノのベタな展開だが、すべてのキャラがカッコよくきまって見える役者にとっておいしい設定で、出演するだけで役者冥利に尽きる作品、しかもイングリッドバーグマンを堪能できる。見て損はない。 ブッキングパパさん [インターネット(字幕)] 8点(2020-09-12 19:56:50)

49.《ネタバレ》 メロドラマの傑作。酒場で、フランス国歌を合唱するシーンが好き。そして、美しいバーグマン。ため息がでる。 にけさん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-04 20:51:50)

48.《ネタバレ》 これぞダンディズム。カッコ良すぎ。キザなことこの上ないが、似合ってしまうんだから仕方ない。
現実に使えば頭をパチンとはたかれそうな言葉も、映画の空気感に馴染んで心に残る。
ストーリーとしては突っ込みたくなる不自然なところはある。
職権を利用して美しい花嫁を食い物にしようとするような俗物のルノー署長が、最後は救世主になってしまうのもできすぎ。
でも、ダンディでオシャレな展開に魅了されて面白いという気持ちが勝ってしまう。

ハンフリー・ボガードのリックが生粋の伊達男なら、イングリッド・バーグマンのイルザは究極のファム・ファタール。
しかも悪意のないファム・ファタールだからタチが悪い。男はこういう女に振り回される。
イルザの夫のラズロがリックも認めるほどの立派な人物でなかったら、リックも強引にイルザを奪いにいけたのだけれど。
有名な映画だけど何か惹かれるものがなくて見る気が起こらずずっとスルーしていたが、もっと早く見ればよかった。 飛鳥さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-02-17 23:35:40)

47.ロマンスをこんな風に渋く戦意高揚に絡めるのは全体主義国家ではまず無理でしょう。久々でしたが相変わらずダンディな映画でした。 ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-03-16 00:34:17)

46.《ネタバレ》 恥ずかしながら今更初見。いやーうん、素晴らしいですね。タイトルは嫌というほど聞いたことがあり、恋愛ものということも知っていました。そしてこの年代の作品なので、まあ今でいうベタで王道、先読みが効いてしまう系の作品なんだろうなーと思っていたら、そうではなかった。
 メインテーマは恋愛なんだろうけどそれと同じくらい時代背景がかなり強く出ている作品だった。「恋愛もの」というより「第二次世界大戦下の恋愛もの」です。いわゆる名作で未見のものは前情報無しに見ることにしていますが、見終わった後気になったのが製作国。で、本サイトでアメリカ作品と知って「あ、やっぱりね」という感じ笑。みなまで言わないまでも、そんな作品でもありました。
 さて内容に関して、「納得いくか」と言ったら納得できない点はやはりある。焦点はズレますが、最も納得できなかったのは「情」によってルーレットで当たりを引かせるシーン。気持ちはわかるけど、オーナーとして特定の客に意図的に利益をもたらす行為は(事前に賄賂を受けたとかいう個対個の事情を除いて)絶対にやっちゃいけないことだと思います。客にもそれぞれ、遊び目的で捨て金でやってる客、ちょっと腕に覚えがある客、そして素人ながら人生を賭けている客と様々です。過去の経緯はともかく、それらは実力が同じなら確率的に平等に扱われなければならない、それがいわゆるギャンブルの大前提だと思います。この場合の確率はもちろん「ディーラーは意図的に特定の目に振れる」ことを前提とした確率です。ディーラーの腕、イカサマの可能性、そして自分の腕、それら全てを総合してなおかつトータルプラスにすることこそが実力だと思います。
 ・・・逸れましたが、結局、「納得いくか」の減点を超える面白さが本作にはありました。恋愛ものの十八番である心理描写の深さもやはり良く、男女の考え方の違いや立場の違い、「この立場だったらこう考える」の表現が絶妙でした。そこに友達、商売仲間、恋人、というどっちかというと「個」主体の関係だけでなく、戦争、国という「全体」主体の関係が見事にそれぞれのキャラクターに集約されて、誰が出てきても飽きさせないし、どのシーンをとっても魅入らされる作品になっていると感じました。 53羽の孔雀さん [DVD(字幕)] 8点(2015-05-13 00:36:58)

45.《ネタバレ》 個人的には「脱出」の方が好きだし、カーティスにしても「ミルドレット・ピアース(カーティスの最高傑作!)」や「汚れた顔の天使」の方が出来は良い。

それに今回のハンフリー・ボガート&イングリッド・バーグマンは嫌いだ。
何回「君の瞳に乾杯(笑)」て言うんだよ。
くどいわ!!

まあバーグマンは「ガス燈」、ボガートは「デッド・エンド」と「黄金」で好きになったから良いんだがな。

そんなどうでもいい話はこの辺でいいだろう。

なんせ「カサブランカ」も充分すぎるくらい名作なんだから。

「ドイツ軍は奇跡が嫌いでね」というセリフは「モンスの天使事件」の事だろうか。
元々は小説に書かれた記述を、ドイツ兵を恨む人々があたかも「本当に起きた奇跡」としてでっち上げてしまったのだから。
嘘を本当にしてしまった人々の起こした奇跡と言えよう。

舞台は親ドイツの「ヴィシー政権」が支配するフランス領モロッコ。
そこに横たわる活動家たちが骨をうずめる街「カサブランカ」はドイツ、イタリアを始めとする枢軸国(日本とはこの時大戦が始まっていたから意図的に除外か)の支配が及ぶ街。
ストーリーは途中まで劇中曲「時の過ぎ行くままに」のように緩やかかつに進む。
最初はちと退屈だが(コチコチの演出&臭いメロドラマで反吐が出る)、それが終盤に近づくにつれて激しい演奏へと変わっていく。
この映画は音楽が結構充実している。
ハンフリー・ボガートを始めとする俳優陣の演技を音楽が後押しする。
ドイツ愛国歌の「ラインの護り」とフランス革命の歌だったフランス国家「ラ・マルセイエーズ」の合唱対決は正にそんな場面。

前半の甘ったれ野郎かと思ったリチャードが、騙されたにもかかわらず惚れた女のために行動していく様子。
逃げる男、逃がす女、それを助けてしまうリチャードの義理人情、そしてルノー署長の男気。
真のヒロインだね。
終盤の畳み掛けは流石カーティスだ。
でも、コレがカーティスのベストと言われるのは不服だ。この作品だけを見て「カーティスは一発屋」という連中も大いに気に入らない。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-06 23:34:54)

44.《ネタバレ》 名セリフをその象徴とした不朽の名作!酒場の亭主リックがラズロ夫妻出国のために一策を講じる後半の展開には引き込まれました。最後にリックもファシズムと戦う姿勢を見せたことが観賞後の余韻として残っています。劇中何度か囁かれた君の瞳に乾杯というセリフには一人の男の恋愛観が凝縮されているようです。主題歌も物語の雰囲気に合っていました。 獅子-平常心さん [地上波(字幕)] 8点(2012-02-24 00:17:44)

43.《ネタバレ》 スティーブマックイーンは”ゲッタウエイ”を、ボガートの”ハイシエラ”のような雰囲気にしたかったらしい。マックイーンは間違いなく、ボガートの演技を観ていたのだ。(あたりまえだが)そしてこれ、”カサブランカ!”10年ぶりぐらいにキチンと観直す。、なんと!ボガートの超カッチョエーーーーことこのうえない!!!
そんで、感動したのが、ボギーの動作や物言いが、ホンマ!マックイーンと重なってしまって非常に唸った!(これはちょっと、ボギーのほうが上かなァ?いや、これは好みの問題)
改めて観て、このバーグマンの役柄。ちょっと厳しいなあ。(ちょっと添え物っぽい役柄)戦時下に翻弄され、イイ男ふたりの間に挟まれて、心はあっちゃこっちゃ。”もう、どうしていいかわからない、アナタが決めて”とおっしゃていたので、完全にこれは”主人公男リック!”の映画。彼がピンチに、どう考え、どう動くかが見ものの映画だったのですねえ。
それにしても、バーでのナチスドイツの歌声を打ち消す”ラマルセイユ!”ほんでほんで、ラストの濃霧のカサブランカ空港で現れる燻銀双発のリスボン行きはなんと!海馬マークの”エールフランス機!”ではないか!かっちょええなあ、、、。エールフランスよ永遠なれ!
最愛の彼女に偶然再開し、一時はグデングデンに酔っぱらっちゃったリックだが、最後はしっかりと、クールに、そっけなく、何気なく、正義のために、愛のために、超人情派の面目躍如で、もう、これは、柴又の寅さんも真っつ青!!!!超涙ボロボロの“ラマルセイユズ!”超あっぱれなヤンキーなのでした!追加!それと、上映時間短くしたかったのか?単にみな早口なのか?制限時間があったのか?みな速く撮影終わりたかったのか?なんか皆別件があったのか?なんか、ちょっと、全編駆け足(??)な感じの映画でした。なんで?????そう言えば、、、、、”カボブランコ”って映画なかったっけか??!!(無いか!??)


男ザンパノさん [地上波(字幕)] 8点(2012-02-08 23:13:26)

42.《ネタバレ》 ラズロが先導して、フランス国家を歌い、ドイツ軍の歌をかき消すシーンが、なんといってもこの映画の一番の見所だと思います。ラストの余韻もよいですが。あれを見せられると、結婚という形式的な束縛もあったにせよ、イルザがなぜラズロを選んだのかが分かります。かっこいい男とはまさにラズロのことですよ、奥さま方。戦意喪失し、キザな男全開だったリックも、最後の最後に「本当の意味でのかっこいい男」になりますね。彼のかっこよさは、クライマックスへ向けて変化する前の彼ではなく、ラストから、違う物語で続いていくのです。帝国主義から、自由を奪い返す為の、語られなかった物語の中で。 Nujabestさん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-15 05:07:22)

41.《ネタバレ》 名台詞を目当て観てみたのですが、他のロマンス映画とは一線を画すほどの綿密な脚本にやられてしまいました。正直「君の瞳に……」だとかいうシーンはどうでもよろしい。ただのオーソドックスなロマンスのはずなのに非常に面白い!リックとイルザが初めて顔合わせしたシーンなんかは特にそれが良く出来ている様に感じました。観客が全く知らない関係が二人から自然に湧き出てくる。それを観続ける観客の居心地の悪さ。脚本と演出の力の強さを感じさせられた一本でした。 民朗さん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-14 00:24:32)(良:1票)

40.カッコよすぎます、ボガート。とても普通の人間には真似できませんがね・・・???男同士の友情も良かったです。 白い男さん [地上波(字幕)] 8点(2011-02-23 00:54:51)

39.都合の良さバンザイ。 Balrogさん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-20 21:12:57)

38.《ネタバレ》  サスペンスとラブロマンスが絡み合って結論から言うと最高と言いたいのですが、どうも私には、モロッコ、カサブランカ、という地名に馴染むことができず、時代背景を描く前半15分が退屈でなりません。
 リックとラズロ、二人を同時に愛しているイルザに、な~んか…ズル賢く感じてしまうのは私だけでしょうか?
 これが反対に、二人の女を同時に愛する男と設定を変えたら、女性はその男に共感できるのでしょうか?
 製作中も、どちらの男がイルザとアメリカに行くか決まってなかったそうですが、一番美味しい役を演じたのは、やはりハンフリー・ボガードだと思います。
 この時43歳のボガード……う~ん、私には60歳くらいにみえる。 クロエさん [DVD(字幕)] 8点(2009-10-17 08:14:46)

37.《ネタバレ》 イルザは尊敬する活動家ラズロと恋に落ちて結婚する。が、夫は捕まり、処刑されたと聞く。パリで失意のどん底にいたときリックと知り合い、本当の恋を知る。夫への愛は尊敬にすぎなかった。パリ陥落の日、二人は脱出を決め、駅で待ち合わすがイルザは来ない。手紙が残され「一緒に行けない。理由は言えない。でも信じて、愛してる」以後リックは人間不信に。カサブランカで再会。イルザは事情を説明しようとするが、話を聞こうともしないリック。だがどうして通行証が必要となり、リックに嘆願。さらに拳銃で脅す。ひるまないリックに泣き崩れて、事情を説明。自分は残るから夫だけを脱出させてと頼む。「愛しているわ。今でも。もう離れられない。こんなに愛してしまうなんて」これでリックの心が大きくゆれる。そこへラズロが来て、「妻だけでも逃がしてくれ」二人を脱出させるつもりになったリックは、策を弄し、イルザに本心を告げず、空港へ。三者ともども傷心の別れ。リックは二人を逃がすと決めたとき自分は残り、死ぬつもりだったのでしょう。署長がラズロを逮捕して、事態は変りましたが、二人を逃がしたあと殺されるのは確実です。愛した女のためなら。男のダンディズム。イルザの気持ちをどこまで理解できるで映画の評価が違ってきます。「Here's looking at you、 kid.」は二人の合言葉。「君を見ている僕がここにいる」という意味で、意訳すれば「君に夢中さ」パリで三度、最後の別れの場面で一度。パリ時代の二人に戻った瞬間でした。好きな場面:パリ陥落の日。リックは脱出し、結婚しようという。ためらう女。最後のキス。女の手がグラスに当りこぼれる。雨の駅。来ない女。雨でにじむ手紙。二人の感情を見事に演出したシーケンスです。気になった点:①リックが通行証を入手したのはたなぼた。これがドラマとして弱い。②ウガーテは通行証を何故リックに預けたのか。そもそも警察の目のあるところで取引するのが無謀。③サムはピアノが弾けない。手が音楽とあっていない④ルーレットで好きな目が出せるのにどうして負けるの?「今日は2万負けている」といわれ、金庫からお金を取り出す場面があった。⑤サムは置きざり?⑥一人でのこのこ空港へやって来た大佐に乾杯。普通部下を向かわせる。⑦ドイツ軍はどうしてラズロを拘束しない。ラズロが本名を名乗ったとき驚いた。妙に紳士的。⑧署長、何も水にあたらなくても。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-27 10:20:03)

36.《ネタバレ》 最初の方のボギーの酒場の見せ方など、あまり上手い具合にいっていない部分があると思っていたのですが、バーグマンの登場で一変します。彼女は個人的に趣味ではないですし、このキャラクターの心情は男の私には良く分からんのですが、そんな問題を差し引いても多額のお釣りがくるぐらい本作では魅力的に見えます。 例えばボギーと予期せぬ再会を果たし目がウルウルしてくるところとか、夜中に酒場に訪ねて来てドアを開けると光が彼女を照らし出すところとか、こういった綺麗に撮ろうという配慮がなされているからこそ二股状態の曖昧なキャラクターにもかかわらずバーグマンが完全無欠のヒロインになっているのだと思います。 そんな彼女を見送るボギーも格好良くて、キザったらしくて聞いているこっちまで赤面してしまうような台詞をサラリと言ってのけてしまうところがボギーならではでしょう。
 それからピアノ弾きが歌う「As Time Goes By」は言わずもがなですが、国家を歌い合うシーンもパワフルです。 ミスター・グレイさん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-11 18:52:01)(良:1票)

35.《ネタバレ》 骨格はよくあるメロドラマなんですが、肉付けの良さとタイミングの絶妙さが際立った幸運な映画です。臭い台詞が何故か浮かないボギーと、この頃が最高に美しかったバーグマンが中心で光り輝き、映画全体を彩るサムの歌声と、ちゃっかりした友人のルノー署長、ドイツの名優コンラート・ファイトなどの名脇役がグッジョブで固めています。そして、エキゾチックで危険なカフェの雰囲気の中、少々滑稽な、でも魅力的な客と従業員が、味のある華を添えています。それと、この映画の幸運の一つは監督がマイケル・カーティスだったことだと思います。シナリオ未完成のまま撮影を開始し、なんとか辻褄を合わせるというのは巨匠監督では有り得ないお粗末さですが、職人監督らしいバランス感覚で上手く帳尻を合わせ、出来上がってみれば、主役良し、脇役良し、音楽良し、粋な台詞てんこ盛りという、結果オーライの名作に仕上がりました。さらに、渡りに船の上昇時流に乗って、アカデミーまで獲ってしまうという百年に一度の幸運な映画になりました。こういう例は珍しいと思うので、私は勝手に招運映画と呼んでいます。偶然の傑作B級映画に乾杯です。 くなくなさん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-09 23:57:38)

34.バーグマンさんの瞳にしびれました。あんな女優はもう出てこないのかな。 色鉛筆さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-07-23 20:02:51)

33.男2人があまりにも男前で、自分勝手な女のクソっぷりにイライラしっぱなしだが、いかんせん凄く美人なので説得力はある。女々しいながらも人情家で芯が男前なハンフリーに惚れます。渋く、クサく、男のかっこよさに満ちた名作。 すべからさん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-14 10:19:52)(良:1票)

32.《ネタバレ》 主人公リックがハードボイルドでカッコ良過ぎ!
カッコイイです。ダンディーです。ハードボイルドの鏡です。憧れますわ。
男の僕でもその「男らしさ」に惚れてしまいます。
だって僕は「男らしさ」を持って生まれてこなかったもので、、、
ヒロインイルザの涙が美しい。
「君の瞳に乾杯」。ハードボイルドさに乾杯。最後の友情に乾杯。「カサブランカ」に乾杯!
 この映画を賛美する僕は「アメリカに媚びている」と言われてもしょうがありません、どうかお許しください。 ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-14 04:15:10)(良:1票)

31.数百の映画は観ているだろう私でしたが、カサブランカという誰でも知ってる映画を初めて観ました。セリフ、字幕ともにシンプルなんですね。水野晴郎さんの「いや~映画って本当に素晴らしいものですね!」という感動がありました。 トメ吉さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-01 14:20:21)

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【点数情報】

Review人数 221人
平均点数 7.23点
000.00% line
110.45% line
252.26% line
373.17% line
483.62% line
5135.88% line
63214.48% line
74922.17% line
85022.62% line
92611.76% line
103013.57% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.22点 Review9人
2 ストーリー評価 7.21点 Review14人
3 鑑賞後の後味 7.60点 Review15人
4 音楽評価 7.42点 Review14人
5 感泣評価 5.62点 Review8人

【アカデミー賞 情報】

1943年 16回
作品賞 受賞 
主演男優賞ハンフリー・ボガート候補(ノミネート) 
助演男優賞クロード・レインズ候補(ノミネート) 
監督賞マイケル・カーティス〔監督〕受賞 
撮影賞アーサー・エディソン候補(ノミネート)白黒
作曲賞(コメディ)マックス・スタイナー候補(ノミネート) 
脚色賞ハワード・コッチ〔脚本・1902年生〕受賞 
脚色賞ジュリアス・J・エプスタイン受賞 
脚色賞フィリップ・G・エプスタイン受賞 
編集賞オーウェン・マークス候補(ノミネート) 

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