みんなのシネマレビュー

都会の牙(1950)

D.O.A.
(Dead on Arrival)
1950年【米】 上映時間:83分
ドラマサスペンスモノクロ映画犯罪ものミステリー
[トカイノキバ]
新規登録(2004-05-16)【かんたーた】さん
タイトル情報更新(2021-01-11)【イニシャルK】さん
公開開始日(1952-12-18)


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監督ルドルフ・マテ
キャストエドモンド・オブライエン(男優)フランク・ビグロー
パメラ・ブリットン(女優)ポーラ・ギブソン
ルーサー・アドラー(男優)メイジャック
ネヴィル・ブランド(男優)チェスター
ジェリー・パリス(男優)ベルボーイ(ノンクレジット)
脚本ラッセル・ラウズ
クラレンス・グリーン
アーノルド・レイヴェン(脚本スーパーバイザー)
音楽ディミトリ・ティオムキン
撮影アーネスト・ラズロ
美術ダンカン・クレイマー
あらすじ
結婚を目前に控えた男の一人旅。体調が悪いので病院へ行くと「君は殺されたんだ」と、何者かに毒を飲まされ余命あと一日であることを告げられる。彼は残された1日で自分に毒をもった犯人を追いつめようとするが・・・

θ】さん(2007-09-04)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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4.《ネタバレ》 警察署廊下を歩く男の後ろ姿に被さるオープニングクレジット、ディミトリ・ティオムキンの音楽も相まって漂うノワールの雰囲気に「これは当たりかも」
冒頭での「殺人事件がありました」「何時?」「昨日」「被害者は?」「私です」に「これは大当たりかも」
遅効性の毒物を盛られ余命1日、長くて1週間の宣告を受ける迄はモタつきを感じましたが、そこからの怒濤の展開は目が離せなく(集中していないと話に置いてきぼりにされます)見た目冴えない田舎の会計士なのに探偵ばりの活躍は、死ぬ気になれば何でも出来るを超えた死が確定した者のそれを成し遂げなければ死んでも死にきれないという気迫が度々の全力疾走に表れて胸熱に。ラストショットの D.O.A. が切な過ぎます。
本作で唯一知っていたネヴィル・ブランドは病的な小悪党を演じさせたら右に出る者無しの持ち味発揮でノワールを盛り上げてくれました。名匠ルドルフ・マテの秀作であり掘り出し物の逸品です。 The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-04-13 03:54:19)

3.《ネタバレ》 アマゾンを見てもDVDは出ていないことになっているのだが、なんとブックオフにあったので急いで買ってしまった。

サスペンスの骨の部分は誰もが考えるような「タイムリミット付き犯人探し」だが、それが始まったらそれこそ何の無駄もない(前半はだらだらしすぎだと思うが)。尿印に行くといきなり自分が毒を飲まされたとわかり(普通はわかっていない毒の検出はかなり難しい)、犯人の糸口があっというまにつかめたり、主人公が拳銃をなぜか使えたりとご都合主義満載なのだが、完璧に無駄をそぎ落としているため流れに乗って楽しめる。ただ人がごちゃごちゃしすぎの感はあるが。

それでも、「君は殺されたんだ」はショックだろうね。あと1日の命、という設定もありがちながらやはりいいものだ。普通に楽しめる作品。 θさん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-09 01:01:58)

2.うほっ! これが登録されてたのでちょっと嬉しくなりました。ハリウッド50年代、スタジオ撮りの小品ですが、もう何というか観客をグイグイグイグイ引っ張り続ける快作です。主人公があと1日しか生きられないってのが凄い。こういうネタ、普通ならファンタジーか感動ドラマにしちゃうはずですけど、この主人公は違う。「オレに毒を盛った奴ぁ一体誰だ!」と執念の素人探偵(本業・会計士)が開始されるわけです(すぐに警察に行けばいいのに…)。主人公の目が、だんだん鬼気迫る色合いを帯びていくあたりが凄まじいです。あ。いまスタッフを見たらなんと監督は…おーっと! ご存知映画の教科書『裁かるゝジャンヌ』を撮影したルドルフ・マテだ! 監督をやったら、こ、こんなピリリと辛い娯楽サスペンスを撮っちゃうだなんて…ありがたやありがたや(←なんか違う)。 エスねこさん 8点(2004-07-12 08:10:51)(良:1票)

1.結婚を目前に控えた独身男性が、いつの間にか毒を盛られ余命あと1日と宣告されてしまう物語。医者が主人公に対して放った一言、「君は殺されたんだ」という言葉は非常にショッキングです。最初はなぜこの男が毒を飲まされたのか?というミステリーで話が進んでいき、次第に事件の真相を暴いていくサスペンスになります。裏でうごめく陰謀が明らかになっていく後半場面はストーリーがグングンと面白くなり、物語の中に引き込まれます。それにしても死を覚悟した人間というのは末恐ろしいもので・・・、もはや自分には何も失うものが無いわけですから、どんなことだってやってのけられるわけです。もし自分がこの映画の主人公と同様、毒を盛られ死の宣告を受けたら?と考えさせられてしまいます。主人公と同じように命を懸けて犯人究明に乗り出すか、それともひたすら絶望に打ちひしがれているか。はたまた最愛の人と最後の時を過ごすのか・・・。そういうことも考えさせられるとても奥深い映画です。 かんたーたさん 8点(2004-06-12 12:59:22)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 7.50点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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