みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
6.《ネタバレ》 この作品は舞台のほうが絶対いい。 キャラとストーリーが舞台向きなので、映画ではところどころに違和感が。 例えば、役所広司のキレキャラは舞台でちょうどいいくらいだが映像ではオーバーに映る。 ただ、そうしたことを差し引いても十分におもしろい。 検閲が本直しになっていき、まるで二人の共同創作のように。 そこで無事検閲が通るのかと思えば、権力に対する戦いという言葉に刺激された検閲官に「笑いのない喜劇」という無理難題をふっかけられるハメに。 どうなるのかと思わせて、ラストの思わぬ展開。 検閲官が自分の立場を捨てて「生きて帰って来い!」との叫びに感動させられる。 もともと舞台台本だが、映画、ラジオ、落語にまでリメイクされ、何度もリバイバルされただけのことはある。 座付き作家の姿は、高校の教科書に載っていた坂口安吾のラムネ氏とイメージがかぶった。 この戯作者の矜持は三谷幸喜の投影でもあるのだろう。 三谷作品は良い意味でも悪い意味でも予定調和の軽さのようなものを感じるが、これは時代の重みも感じられるのがいい。 【飛鳥】さん [地上波(邦画)] 8点(2013-06-28 21:20:00) 5.ほとんど二人だけしかでてないってトコがすごい。 【Sleepingビリ-】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-13 22:34:08) 4.《ネタバレ》 重々しい時代設定やテーマ性が、コメディとして撮る事によって、根底にあるメッセージがより鮮明に、かつ分かりやすく浮かび上がっている。基本的にふたりしか登場しない密室劇ながら、二時間が短く感じられるテンポの良い作りは、さすがに手馴れている。 確かに役所広司の熟達した演技の巧さやキャラクター性に助けられている部分が大きいが、稲垣吾郎の拙い演技も、返って検閲官の顔色をおどおどと伺う作家の心情と一致していて、良い味を出している。 ただ、惜しむらくはラストが少しダラダラしてしまった点。どうしても饒舌に語り過ぎると、感動が押し付けがましくなってしまう。部屋を出て行く椿一に、向坂が「お国のためじゃなく、お肉のために帰って来い!」って声を掛けて、すっぱり終わらせた方が余韻が残って良い。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-09 21:07:14) 3.まさかこうなるとは…ただのコメディーなんか三谷さんが創るわけなかった。舞台の方は見ていないので、映画だけだったら納得のいく出来でした。 【マキーナ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-15 23:52:10) 2.爆笑モノでは決してなく、むしろ、最後のほうにかけては泣けて泣けて仕方がなかった。笑いの作り手の心意気をストレートに見せた脚本に感じ入ってしまった。チャップリンを意識したかのような直球勝負の脚本であり科白である。役所演じる検閲官の向坂が、今までの自分の真面目一方の人生では全く知らなかった世界を知り、そこにどうしようもない魅力を感じていく。なんか既視感がある映像だと思っていたら 「Shall we ダンス?」 に思い当たった。なかなかニクイ配役であった。劇場前での帽子をかぶった役所と、取調室の中での三つ揃いでキマッている役所は、とても同一人物に思えない。その変わりっぷりもなかなか面白かった。稲垣の最後まで様にならない最敬礼のカタチもかえっておかしさを誘ったのではないかと思う。 【南浦和で笑う三波】さん 8点(2004-11-02 19:03:43) 1.細かいところのセリフの言い回しがおもしろく笑えました。映画館で観ると劇場内がほのぼのとした雰囲気になるのがわかりますね。大笑いするような映画じゃないけどクスクスときて、後からじわじわくる笑いが心地よい。 【ヒロ】さん 8点(2004-10-31 21:09:53)
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