みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
11.《ネタバレ》 最後がバサッと途中で寸切りで「この後はみんな知ってるよね?だからココで終わり」的な映画。「起承転結」の「起承」で終わる映画。 無論ニクソンの辞任の経緯は、アメリカ国民ならみんな知っているし、今や全世界の人間すら知っている(かな?)。 しかしニクソンという人間の存在を知らない人間の時代(200年後位かな?)には見向きもされない映画になってるかもしれない。 でも「それでもイイゼ!」的な潔さがこの映画の良い所だと思う。 この時代のマスコミの採用基準が「高学歴で有名な大学の人間」しか採らない理由も判った。 多分ソレは「採用した人間の友人の中に政府機関・諜報機関・大手通信会社などの人間がいる」からだ。 この映画ではその個人的な関係から彼らは情報を入手したり確認したりしている。 最後に原題の「All the president's men」は英語圏の人間なら誰でも知っている「ハンプティ・ダンプティ」から引用しているのでご紹介しよう。 Humpty Dumpty Humpty Dumpty sat on a wall. Humpty Dumpty had a great fall. All the king's horses and all the king's men Couldn't put Humpty together again. ズングリ・ムックリなハンプティ(?) ハンプティ・ダンプティ堀に座ってた ハンプティ・ダンプティもろに落っこちた 王の馬すべてと王の家来すべてをもってしても ハンプティを元に戻すのは無理だった you tubeに有るよ! 【アマデウスga好き】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2019-11-10 13:32:35) 10.アメリカのトラウマとも言うべきニクソン政権のウォーターゲート事件のスクープ秘話を映画化。スリルのあるミステリーサスペンス調で政治モノ実話の映画化としては珠玉の出来。やはり見る人は選ぶが政治史や事件自体に興味のある人は見て損は無い。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-21 17:41:52) 9.個人のジャーナリストとしてのかっこよさは言うまでもない、それ以上にあんなアウトローな記者をきっちり生かす体制がすばらしい。全体的に張り詰めた雰囲気を保ってるのに視聴者は肩の力を抜いて楽しめる。盗聴されたり高官にマークされてる男が夜中に証人の家の周りを簡単にうろつけるのはちょっとありえない。Zに似た圧力を感じさせつつもハッピーエンドの一品。ロバート・レッドフォードの必死なくせにクールに装って、そのくせ目だけは必死さを訴える眼力。ハリウッド広しとは言え、最近は見られない稀有な男優さん。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-04-29 03:31:29) 8.まったくお話がよくわからない映画ってのがある。お話は単純なのに複雑に語ってるがために難解、例えば「2001年」のような映画ではなく、単純明快に語ってるのに、お話自体が複雑だから難解、ってパターンがこの映画です。でも、この映画、無類に面白い。レッドフォードが誰に電話して、その誰かが誰とつながってて、なんて、まるでわかんないが、とにかく、事件の真相に近づいてるみたい、こいつがコトの本質を捉えているみたい、という「みたい」の感覚だけが突出し映画を動かしているのがスリリング。映画って話がわからなくても面白いんだな、と思わせてくれた最初の映画です。その後、何度も見ているが、やっぱり、よくわからない。でも、見るたびに、レッドフォードはかっこいいし、ジェイスン・ロバーツをはじめとする傍役陣が素晴らしいし、で、もぉ見せきってくれる。この手の映画の最高峰がハワード・ホークスの「三つ数えろ」だが、やっぱ、「映画」と「物語」は別のモノなんだね。 【まぶぜたろう】さん 8点(2004-02-22 03:04:50)(良:2票) 7.「2人を見捨てるな」のセリフにグッときた。国家権力を敵にまわしてまでも一緒に働く部下や仲間を信頼し、守ろうとする気概のある人物は今の世の中にいるのだろうか? 【東京50km圏道路地図】さん 8点(2004-02-06 16:04:55) 6.ワシントン・ポストの最大のスクープを見事に映画化した作品ですね。事実の重みは大きく、これでニクソンのイメージはかなり落ちたのではないでしょうか。やっぱりこの頃のレッドフォードは格好いいです。 【オオカミ】さん 8点(2003-11-17 10:49:03) 5.レッドフォードとダスティン共演っていうだけでもまず見る価値あり。不可解な事件の真実を一生懸命追究する二人の仕事振りに惚れ惚れする。事実の再現だからセットもこだわったらしい。ワシントン・ポストの内部や小道具まで本物そっくりで、勤務する記者たちも見分けがつかないくらいで驚いたという。編集会議など新聞社の内部の仕事振りもリアルに見える。歴史に残る大事件の全貌が緊張感を持って展開されるが、アメリカの上層部の底知れぬダークさが垣間見えて恐ろしい気もする。 【キリコ】さん 8点(2003-04-05 22:23:40) 4.いかに事実に基づいているかはともかく、レッドフォードとホフマンは、きっとこの役がとても演じてみたかったのだろう。だから、タイプライターに向かって黙々と記事を書いたり、電話をかけながらメモを取ったりするなど、記者を演ずる彼らの仕草のひとつひとつがとても活き活きとして見えるのだ。というわけで、私が図書館で調べものをする時は、いつもこの映画の二人を思い起こしては、気合いを入れております。 【なるせたろう】さん 8点(2003-03-01 13:14:40) 3.この当時のニュースをきちっと知ってないとちょっと難しいかも。全く間持たせのシーンがなく、喋り続ける二人の芝居がとても新鮮に見えます。昔は映画もずっと真面目だったんですね。90年代のアメリカ映画でこんな話、一本たりともない。ディープスロートの描き方が以外にあっさりしていて、この辺はあまり描けないのだろうな、とか考えてしまいました。二人が電話を掛ける場面で、画面を分割して奥と手前に無理にピントを合わせてつないでいるシーンがあります。(ワシントンポストの場面)ドキュメンタリータッチの映画なのに、なんでそんなこと気にしてるんだろう? 【1984】さん 8点(2002-11-01 17:36:37) 2.えっ!?俺は主役の2人は別に英雄扱いされてるとは思いませんでしたけどね......それに私は彼ら2人の行動を肯定も否定もしてないと思う。だって完全なフィクションではないだろうが、あくまで実話に基づくものなのだからあくまで彼ら2人の行動を淡々と描いただけだと思う。この映画は演出が秀逸であり、それに加えて出演者の熱演が作品として引き立たせている。特にあのラスト・シーンは巧すぎとしか言いようがない!と思った。まぁそれにしても......疲れた......字幕の多さに......(笑) 【チャーリー】さん 8点(2001-04-30 22:36:20) 1.マイクル・クライトンが来日した際、マスコミの過信を非難していた。その切っ掛けを作ったのがこの映画だと。当時の「ワシントン・ポスト」を再現しているそうだが、大統領の陰謀を暴いた2人の記者を英雄扱いにしている。作品としては、なかなか面白いと思う。淡々と記者が粘り強く取材をするだけの映画なのだが、他にこう言うスタイルの映画が無かっただけに共感もする。しかし何でもかんでも“報道の自由”を盾に、人のプライベートにまで入り込むマスコミを正当化してしまうのはどうか?まさか数十年後にマスコミがこうなるとは、当時の製作者たちも予想しなかっただろう。 【イマジン】さん 8点(2001-02-03 11:26:35)
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