みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
4.まあ、相変わらずのウディ・アレン主演・監督映画と言ってしまえばそれまでですが、やはりセリフの面白さ、自虐的な演技等々の独特な魅力についついハマってしまいますね。 はっきり行ってこの作品から物凄く衝撃を受けたり、感動したりということは無いと思いますけど、非常に満ち足りた時間を過ごせることだけは間違いないです。 また、自分が主役の作品を撮ってくれないですかね・・・・・。 【TM】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-05-21 18:46:29) 3.なんと言ってもこの作品は笑いにつきる!それも上質な笑い!ウディ・アレン特有の軽いタッチは相変わらず。笑いを中心に、ところかまわず言いたいことを散りばめている感じです。「フランスがあってよかった」という台詞はかなりさらっと皮肉ってて良いし、2階から落ちるのもグッド。それもこれもウディの演技のおかげかなぁ。あのどもりと言いコミカルな動きと言い。70歳とは思えません。 ただ、邦題は原題と意図が異なってしまってると思うんですがどうでしょうか。 【とむ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-05 00:14:44) 2.《ネタバレ》 その経歴ゆえ、その知性ゆえ、そのスタンスゆえ。「もっと別の意味があるのではないか?」観る者の深読みを誘うトクな映画作家。それがウディ・アレンである。ベタベタなスラップスティックであっても、甘っちょろい男女の恋物語であっても「もっと複雑で重層的な意図が・・」と意味を訪ねる観客は数知れない。どこまで計算しているかは本人のみぞ知るところだが、誠実な作りをしていることだけは確か。誠実は「自信」と言い換えてもいい。 酔ってホテルに戻ったエリーとハルがスクリーンから唐突に消える。画面に映るは殺風景な部屋の片隅と2人の声だけ。今、こんなシーンを堂々と見せることのできる監督は彼を置いていない。西海岸の気候や文化を茶化すのも、作品に自身を投影し、道化に徹するのも自信あればこそ。自分を最も支持してくれる国を賛美しつつ、しかし一方ではピンぼけでカメラアングルもままならない作品を「芸術だ」と評するフランスの行き過ぎた形而上路線をからかってみせる。そしてエリーとのあまりにも安直な恋物語を見せることで、本作をも皮肉の俎上へと載せてしまうというこの度量。これを送るアレンもアレンなら、受けたカンヌも大したもの。 アメリカに愛想を尽かし、おいそれとパリへ旅立つヴァルとエリーを囲むのは、彼が愛してやまないNYのこの上ない絶景。皮肉と揶揄、そして矛盾。「アニーホール」以来、手を変え品を変え、アレンが追ってきたのは人間こその不条理だ。だからウディアレンは今日も映画を作る。一義的にこのドタバタコメディに笑い転げるもよし、何かの比喩や暗示があると勘ぐりを入れるもよし。人の心を強く惹きつけるものは一色ではなく、相反するような複数の色を持つものだ。解釈する楽しさを教えてくれる当代一の名監督に大きな拍手を。好演したマーク・ライデルにも拍手。着古したラルフローレンに身を包んだアレンよろしく、いかにも人間的な滑稽さで観客を包む本作は、ちょっと古風だけれど、でも気分はすこぶるいい。 【給食係】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-11 15:04:59)(良:1票) 1.二番煎じ、焼き直し、この映画を批判するならそんな言葉が出てきても仕方ない。でも、こんなに笑えるウディ作品は久しぶり。目の見えなくなったウディの動きは、まるで『スリーパー』の召使ロボットのよう。勿論、大傑作などではないけれど、くだらなくてサイコーです。 【キャプテン・セントルイス】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-05 23:44:15)
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