みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
8.練られた脚本に豪華キャスト。私が映画好きとなるきっかけになった、サミュエル・L・ジャクソンの「交渉人」同様、全てのジャンルを含む映画に仕上がっており、大変満足。ただレビュワーの皆様方が仰られているように、ちょっと説明不足の感は否めない。 【あるまーぬ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-02 08:56:10) 7.《ネタバレ》 改行表示希望 ○ 日本人にはあまりピンと来ない内容だが、メッセージがとても強く表現されてました。 ・こんな問題(事件)を黒人刑事が追っている所。 ・戦争(ナチス)を利用して莫大な利益をもたらして今なお現社会に大きな顔して いる輩に対する皮肉 ・そのような輩に群がり名声を上げようとする弁護士 ・人種差別(特にターバンの男w) このようなメッセージを銀行強盗というプラットホームに練りこみながら 作り上げたストーリーはなかなか見ごたえがあったと思います。 なので銀行強盗の展開はそんなに気にならなかった。 × ・メッセージがしっかりしてる分、黒人監督作品特有の軽妙な雑談が必要だったか? ・ジョディ・フォスターがいたのでもっと緊迫したやりとりがあるのかと思いきや無かった ・冒頭のシーンはだれに話してんだ? ・衣類と携帯電話で引き算すれば犯人が割り出せたのでは? ・豪華キャストだがストーリーは日本人向けではない。 【はぶじ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-19 08:49:50) 6.冒頭、クライブ・オーウェン演じるラッセルは「自分達は完全犯罪の方法を思いついたから、それを実行したのだ」と自信満々に語りますが、これは本作のアイデアを思いついた脚本家からの言葉と考えてもいいでしょう。その自信の通り、本作に描かれる銀行強盗の手口は完璧です。人質に犯人グループと同じ服を着せることで警察による突入を回避し、犯行現場からの脱出までを可能とする。この大胆な発想だけでもアクション映画が一本撮れてしまうほど魅力的なのですが、本作にはさらにアイデアが満載されています。強盗の被害者たる銀行が「ある事情」から決して被害を訴えないであろう品物のみを奪うことにより、被害者のない犯罪を成立させてしまう。犯人グループと警察の騙し合いは非常に高度で、こちらが激昂したと見せかけて相手の反応を確かめ、次の一手を考えるというやりとりが積み重ねられます。このゲームのプレイヤーとなるラッセルとフレイジャーのキャラクターもよく出来ていて、おまけにこのキャラクターを一流の俳優に演じさせることができたとあっては、本作の面白さは保証されたようなもの。最高に楽しめました。この手の映画を経験したことのないスパイク・リーの演出については不安があったのですが、彼はこの脚本を自分のものとしています。冒頭、わずか15分で主要な登場人物の紹介を終え、占拠された銀行という舞台を作り上げてしまう手際の良さには圧倒されました。並みの監督であれば本作をごりごりのクライムサスペンスとするところですが、リーはあえて気の抜けたコメディ演出を施しています。この演出が合わない、まじめなサスペンス大作とした方がよかったと思う方も多いと思いますが、一見気の抜けたような演出が知的なやりとりを際立たせる役割を果たしていて、私は有効だったと思います。デンゼル演じるフレイジャーなどは、下らない冗談を言ってヘラヘラしているように見えて、腹の中では相手を出し抜くための策を練っている最高にかっこいいキャラに仕上がっているではないですか。対するラッセルは終始クールですが、アルメニア語放送やなぞなぞでは完全に警察で遊んでおり、こちらもコメディ演出による援護がなければ、物語上意味をなさないトラップになる恐れがありました。当初はロン・ハワードが監督する予定だったようですが、生真面目なハワードではこの遊びをうまく処理できなかったでしょう。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-08-25 00:55:28)(良:1票) 5.《ネタバレ》 アメリカ映画ってよりアメリカ文学(スリック誌系)を思わせる知的な作品。とにかく観ていて楽しかった。スパイク・リーはお堅い政治的な告発から距離を置いて、「こりゃもうダメだわ」的な、開いた口が塞がらないってなスタンスでカメラを回していく。だから本当に楽しめる。 まず冒頭7分目にして銀行強盗開始、っていうスピード感が楽しい。 画面にシンクロしまくっているトボケた音楽が楽しい(『サブウェイ・パニック』を意識してるね)。 そして最近食傷ぎみな感じもする「日常で勃発するイラク的状況・グアンタナモ的シチュエーション」の描き出し方。この映画では他作と一線を画して、この映像表現の他人事っぷりが可笑しくてならない。犯人の出したクイズで、バカみたいに熱くなって激論するあたりなんか、まさにアルカイダを巡るマスコミの右往左往を見事に戯画化してますな。金庫室でのゲームや、終わり近くのジュリアーニ市長ネタもキレがいいです。 イラクを巡る状況に酷似する場面がいくつもいくつも意外なアレンジで登場する本作だが、白眉はやはり「それから60年後」の状況まで詰め込んである点だろう。今は看過してしまうような悪事の横行も、半世紀後には実を結んで花が咲き、その悪臭が当事者たちを苦しめる。今起こっている問題より、複雑で根深くて、社会の根幹に食い入る話だと思う。ここのパートの探偵役にジョディ・フォスターを当てた監督の慧眼には頭が下がる。当人も嬉々として演じてたみたいだしね。 映画発表当時から時代は下り、今はこの映画を「サブプライム的状況が画になった」と観る事もできる。怪しくても裁けない…損切り不可能な社会状況のやるせなさも、この映画の独特の苦味だろう。 やはりこれは、屈指のシナリオの良さが魅力の大きな部分を占めているんだな。久々に(スリック誌の)ニューヨーカー的インテリジェンスを画面から感じましたです。 【エスねこ】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-04-05 16:54:27)(良:2票) 4.痛快 【NIN】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-10 04:17:08) 3.この手のモノは一回だけじゃわからず、もっかい観るのもめんどいからってのでこのレビューで説明されてるのを見るのですが、コレはわかりやすかったのか、みんな推理する気がおこらなかったのか・・劇中で十分って程説明されていること以外ネタはないのかな???ネタがないとすると、親切な監督だ。僕は金田一少年より名探偵コナンの方が好きだ。こじつけもないし、親切で、事件途中からちゃんと説明してくれるから。いじわるにわかりにくーぃヒントを小出しにしてニンマリするのはやな人間だと思うし、後出しじゃんけんは傲慢だと思うから。だから、すっきり感のこんなサスペンス、有りだなって思う。 ただ、パズルとか知恵の輪とか好きで好きでしょうがないようなサスペンスフリークには好まれないだろうと思う。 【おでんの卵】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-03-18 16:44:08) 2.良くは出来ている..が、クライマックス辺りの盛り上がりがイマイチだったかも.. 脚本は良く練られていますね~ 演出もなかなかシリアスでイイ..オチはちょっと単純だったけど.. 結末はそれなりに良かったのでは.. ウィレム・デフォーが全然活躍していなかったので、残念... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-10-31 12:31:25) 1.《ネタバレ》 テンポ良く進むので犯人と警察のやり取りや、いかに完全犯罪を成し遂げたのか分かりやすかった。全員同じ服装にして犯人が人質と入れ替わっていくのは巧い。ありゃみんな翻弄されるわ。聴取しても時間の無駄だね。まぁ冒頭のインサイドでのダルトンの言葉を受け止めると、そこに至るまでの経緯を楽しめれば良い作品なのかな。ジイ様の悪事は白日の元に晒して吊し上げても面白いが、刑事にヒントを残したコトで老い先短い人生を張りのある人生に変えてやったワケなんでそっちの方が深くて面白いですね。ダルトンの言う金銭的な理由で後々虐めてもいいか。 インサイド・マン、タイトル通りでしたが、私は疲れているとイビキを掻く時があるようなんで捕まるだろうなぁ。チャイヤチャイヤ チャイヤ~チャイヤ~♪は中毒性がありますね。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-06-28 23:15:03)
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