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次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家

1953年【日】 上映時間:104分
ドラマ時代劇シリーズものモノクロ映画ヤクザ・マフィア小説の映画化
[ジロチョウサンゴクシダイロクブタビガラスジロチョウイッカ]
新規登録(2006-04-05)【青観】さん
タイトル情報更新(2022-07-24)【イニシャルK】さん
公開開始日(1953-12-15)


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監督マキノ雅弘
助監督岡本喜八(監督助手)
キャスト小堀明男(男優)清水の次郎長
若山セツ子(女優)お蝶
河津清三郎(男優)大政
田崎潤(男優)桶屋の鬼吉
森健二(男優)関東綱五郎
田中春男(男優)法印大五郎
石井一雄(男優)増川仙右衛門
森繁久彌(男優)森の石松
小泉博(男優)追分三五郎
久慈あさみ(男優)投げ節お仲
緒方燐作(男優)大野鶴吉
山本廉(男優)小松村の七五郎
越路吹雪(女優)お園
千葉信男(男優)保下田の久六
広瀬嘉子(女優)ぬい
藤原釜足(男優)鬼吉の父
英百合子(女優)鬼吉の母
長門裕之(男優)島の喜代蔵
久世竜(男優)
広瀬正一(男優)
原作村上元三「次郎長三国志」
脚本松浦健郎
小国英雄(構成)
音楽鈴木静一
主題歌久慈あさみ「次郎長三国志」/「投げ節お仲」
撮影飯村正
製作本木荘二郎
配給東宝
美術北猛夫
浜上兵衛
録音小沼渡
照明西川鶴三
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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3.《ネタバレ》 これは、ある意味、次郎長シリーズの最大の問題作だなあ。いや、もちろん、いい意味で。これまで、シリアスな筋とコメディータッチが同居している展開で、それが作品のリズムになっていたのだけど、この作品、ほとんど笑えないものなあ。兇状持ちとなった次郎長一家、病に倒れるお蝶姐さん、好きな酒も断ち、いつか清水に帰ることを夢見てひたすら耐える子分たち。暗い、暗すぎる! でも、いい! しかも、泣ける! いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-04-17 23:38:10)

2.ども、大先輩です(そんなプレッシャーかけちゃイヤ~ん笑)。僕も実はこれを一番最初に観ました。前半はシリアスというか、ひたすら悲惨な兇状旅(人を斬っちゃったので指名手配になってて、んでお上から逃げてる)。人目を避けて旅を続けるも、至る所に人相書きが出回っていて心落ち着く暇もない、せっかく匿ってくれそうな場所を見つけても厄介者扱いされ、長居は出来ずまた旅に、男を上げた次郎長親分とその子分も髪はボサボサで見る影もなく、おまけにお蝶は体を悪くしてどんどん弱っていく・・・という、かなり絶望的な状況。子分たちがメソメソと泣きじゃくる中、兄貴格の大政が「馬鹿野郎、姐さん(お蝶)が心配するじゃねぇか・・・笑え・・・笑うんだよぉ」と皆を叱り、無理矢理笑い声を上げさせて、病身のお蝶を聞かせる。第一部のレビューで「ヘタレのやせ我慢の美学」と書いたけれど、その真骨頂がこのくだりに現れている(それにしても、この作品のお蝶を演じる若山セツ子は本っ当ぉ~に美しい。病床で皆に語りかけるシーンで、彼女の顔に光が当たっている所は、幼い少女のようでもあり、菩薩様のようでもある)。そしてもうひとつの見所が後半で登場するお園(越路吹雪)の名演技。彼女が「権現様」に亭主の無事を祈り、そしてお蝶の回復をせがむシーンは何度観ても(って二回しか観てないけど)楽しくて、可愛くて、いじらしい。そして・・・と、これ以上書くとネタばれになっちゃうけど、ともあれ、本作もマキノの「笑って、泣いて」が存分に堪能できる作品。個人的には第八作「海道一の暴れん坊」の次に好きです。
ぐるぐるさん [映画館(邦画)] 8点(2006-04-12 17:23:37)

1.《ネタバレ》 前にぐるぐるさんよりも一足お先に書かせてもらいましたけど、改めて最初から一気に見ていくと、この作品ほど感情豊になる。なれる作品はないということに気が付くわげでして、何しろ前はこの作品しか見てない為に話の展開がいまひとつ解ってなかったのと、感情移入できないものとがあったけど、再び見ると(実はこのシリーズ、ここだけです。見るのが二度目となるのは)それまでの次郎長一家の物語とでも言うのかなあ?色々な物が見えてきて、どうしようもなく泣けて困った。お蝶さんが亡くなる寸前で1人、1人に声をかけていく時の見せる涙、横顔、本当に素敵です。次郎長一家に欠かせないお蝶さんが、送れてやってきたお仲さんの顔が見えないというシーンは泣けて、泣けてどうしようもなく、またこの話の中で出てくるお園さんという女性が何とまあ、素敵なこと!1人、お墓の前でお蝶さんのことを助けて下さいとお参りするところなど、改めて見てやはりこの作品、私はマキノ作品としては珍しい湿っぽい内容でも外せない。よって最初の時の点数より1点アップしたいと思います。 青観さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-04-09 12:48:49)

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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 7.71点
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5114.29% line
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8342.86% line
9228.57% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review2人

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