みんなのシネマレビュー

せかいのおわり

(せかいのおわり world's end girl friend)
2005年【日】 上映時間:112分
ラブストーリー青春ものロマンス
[セカイノオワリ]
新規登録(2007-05-14)【Fukky】さん
タイトル情報更新(2016-04-08)【かっぱ堰】さん
公開開始日(2005-09-10)


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監督風間志織
キャスト中村麻美(女優)はる子
渋川清彦(男優)慎之介
長塚圭史(男優)苔moss店長 三沢
安藤希(女優)恵利香
小林且弥(男優)金くん
土屋久美子(女優)美紀
クノ真季子(女優)奥さん
長宗我部陽子(女優)はる子の姉
高木ブー(男優)ヒロムちゃん
つみきみほ(女優)中本の妻
小日向文世(男優)美容院店長
田辺誠一(男優)中本
芦名星(女優)里美
脚本及川章太郎
撮影石井勲
製作ビターズ・エンド
ポニーキャニオン
配給ビターズ・エンド
美術丸尾知行
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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3.《ネタバレ》 中村麻美が男にふられて渋川清彦と長塚圭史が住んでるところに転がり込む。映画はここから始まるがどうやらこの展開は毎度のことらしい。ここ、わからせるのがさりげなくてよい。渋川はいっしょにいる女の子を放って中村をなだめる。これもまた毎度のことのようだ。長塚は事後処理をする。これもまた然り。そして三人の生活が始まる。そしてまた中村に男ができるとこの場所を出てゆく。このサイクルが三人の「せかい」の摂理なのだ。三人ともがこの「せかい」に安住しながらもこの「せかい」が自分たちにとっての理想郷だとは思っていない。だからそれぞれにこの「せかい」をおわりにしようとどこかで思っているのかもしれない。一人にとっての理想郷は一人にとってのみの理想郷でしかなく、それは「せかいのおわり」を意味するのだ。実際には何度目かの、映画の中では二度目の、中村が男にふられる場面がやってくる。中村はこの恋で「せかい」をおわらせようとしたがそれは成されなかった。渋川も「せかい」をおわらせようとするが「せかい」の心地良さを手放せない中村によって阻止される。「せかいのおわり」は免れたようにみえた。だがここに長塚がいなかった(出張で!)。「せかい」は崩壊してしまう。「せかい」を崩壊させて新たなる「世界」を作り出すとき、人はそれを大人への成長というのかもしれない。しかしどうやらこの三人、同じ「せかい」を再生させてゆくのかもしれない。それを人は「青春」なんて言うのかもしれない。堂々巡りの中に何かがあるのかもしれないという希望、いや、錯覚。居心地の良い場所から抜け出せない、大人になりきれない現代の大人の青春物語。傑作。 R&Aさん [DVD(字幕)] 8点(2011-02-04 13:48:33)

2.《ネタバレ》 同性としてよくわかるんだが、女にはどこかこういう狡さがあるんだよな、たぶん。好きな男の腕の中で違う男の夢を見るって言うし。最後、二人がくっついていたら陳腐なラブストーリーなんだけど、献身的な彼の愛を主人公がやっぱりかわしちゃう、それでも何だか幸せそうという、悲劇でも喜劇でもないふわっとした感じが非常に現実的。自分を愛する男という保険をかけて、幸せを求めて男から男へと渡り歩くハルコは地味に嫌な女だと思うけど、そんな彼女に一心不乱に片思いの渋川清彦(役名失念)までもがその関係性を心地良く受け入れているんだから世話ないよっていう感じである。ちなみに一見意味がなさそうなバイの店長の存在は、主人公二人にみられる男的な恋愛観(好きだから付き合いたい、好きな人だけを求める)、女的な恋愛観(好きだから逃げたい、他を求める)の中間的概念(好きだけどどうにもできない、好きだからこそ表面的には他を求める)の持ち主として描かれているのかなと思う。なかなかいい味出してますわ。 よーちーさん [DVD(邦画)] 8点(2010-03-06 22:15:38)

1.主役の二人が決して美男美女でないところがリアル(それでも中村麻美は充分かわいいけど)。ホントに存在してそうな不安定な駄目さ加減。トラブルが起こってそれを何とか乗り越えていけ!と観てる我々は主人公に感情移入する訳だが、主人公は我々の期待ほどにはがんばらない。がんばってなんとかなるのは物語の中ではよくあることだが実際にはがんばってみてもそうそう事態は好転なんかしない。それがリアル。うまくいかないことが多いけれどそれでもせかいは終わらない、せかいがおわることでもないかぎり自分の思うとおりになんかならない。地味だけど、都会の片隅に生きる現代人の多くの人にとっては共感できる良い映画。 Seanさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-08-07 18:09:34)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 7.78点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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