みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
18.100分というコンパクトな上映時間の中で、血の濃厚さを思わせるドラマの深みよ。ミステリアスな語り口から始まり、そしてミステリアスに終わる引き際が絶妙。あの格闘シーンを含め、ヴィゴはよく頑張った。R18指定の暴力描写だが、『スウィーニー・トッド』のカミソリが平気なら普通に見られると思う。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-02-16 00:14:31) 17.ヴィゴ・モーテンセンを見たのはロードオブザリング以来ですね。いやー渋い渋いホント良い俳優さんですよね彼は。映画の出来も短い尺の中でこれだけ出来るものかと関心しちゃいましたよ!良い脚本です。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-23 15:23:34) 16.ヴィゴ・モーテンセンを使ってマフィアを扱ったとこは、ヒストリーオブバイオレンスと共通するんだけど、後半のどんでん返しでそれまでのエピソードの意味がきれいに繋がるあたりとか、映像の感じとかはスパイダーに共通すると思う。(まあスパイダーはちょっと失敗の出来だと思うけど)それに加えて監督が若い頃からお得意のグロ描写も健在。これはもうクローネンバーグの集大成といっていい映画なんじゃないかな。この監督が好きな人なら、間違いなく当たりの一本だと思う。 【54dayo】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-11-04 02:34:24) 15.《ネタバレ》 100分でこの重厚さ。 映画史に残る(残ってほしい)全裸の格闘シーンに圧倒された。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-10 14:03:51) 14.《ネタバレ》 前作に引き続きD・クローネンバーグによる2000年代的フィルム・ノワール。今回はロンドンが舞台であり、静謐さの後の暴力性、もしくは暴力性を下層に敷いた硬質な雰囲気を醸し出し、ロシアンマフィアを登場させることで華麗さと沈鬱さの同居するヨーロッパ性を表現する。同監督である以上、必然、グロテスクな描写が挿入されるが基本的には淡々と話が進行する。V・モーテンセンがアウトローでありながら潜入捜査官であるという二重性を静かに演じており、その凶暴な外貌との対照性が印象的である。 【以蔵】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-10-11 10:52:11) 13.《ネタバレ》 細かい状況や人間関係を緻密に積み重ねて、ゆるぎなく作られた映画。職人の手による「上手い映画」って感じです。前作から、クローネンバーグは明らかに作風が変わりました。特筆すべきはやはりヴィゴ・モーテンセン。終始、グッと抑えた演技で映画を支配しています。東映映画の寡黙な健さんのような迫力。サウナで全裸で格闘するシーンは、彼の役者としての気合をぶつけられた気分でした。ただの悪人に見えなかったので、素性が明かされた時にはいったん合点が行きましたが、それも彼の正確な意味での素顔では無い。作品全体が、まさに潜入捜査に必要な根気を纏っているような、深い見応えがある映画でした。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-19 13:51:44)(良:1票) 12.《ネタバレ》 全編に挿入されていた死んだ少女の日記、、そしてニコライ、、悲哀感いいですね。 その悲哀と緊張感が、普通のバイオレンス映画と一線引いていたと思いました。 年齢を重ねたヴィゴだからこそのニコライでしょう。枯れが入ってきています。 内容は、小規模の極悪ゴッドファーザー調かな、、ボスのレストランで高級そうなスーツを着て座っているニコライのラストシーン。バックで少女の悲愴な日記のナレーションが流れていたので、やはり初志貫徹か、、、これは続編あれば待つしかないですね。 今度こそ、アカデミー作品賞、主演男優賞の期待を込めて。 【木村家の娘】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-01 15:27:06) 11.「ヒストリー・オブ・バイオレンス」に続く、クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンのコンビによる佳作。 イメージカラーを選ぶとすれば深紅。陰翳の濃い構図と重厚な雰囲気の中、ロシア・マフィアの物語がねっとりと語られる。アカデミー賞にノミネートされたヴィゴ・モーテンセンの演技はいつまでも観ていたいほど素晴らしく、スローテンポな進行や独特の「間」も苦にならなかった。マフィア映画には適度なエロティシズムがないと面白くないのだが、同性愛の微妙な香りをうまく活用した本作はそのポイントも外していない。 現代版「ゴッドファーザー」というと褒めすぎだが、100分の作品とは思えない深い味わいが印象的だった。映画館で観るべきだった。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-12 21:49:40) 10.《ネタバレ》 非常にクールでハードボイルドなマフィア映画でしたね。ロンドンのロシアン・マフィアという設定も中々新鮮でしたし、ストーリーにもいろいろ仕掛けがあって楽しめました。ちょっとグロい描写が多いですけど・・・。 続編を作る話もあるようで、是非観てみたいですね。 【TM】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-07 14:17:41) 9.《ネタバレ》 マフィアが素朴な堅気の家の幸福を奪ってしまう。そこがドキドキしました。しかしヴィゴが覆面捜査官であることが分かり、やっと味方が現れたとほっとしたら、今度はものすごく腹黒い大ボスが息子を守る為に彼を敵に差し出す。まあ、なんちゅう腹黒さか・・・紳士面してとんでもないおっさんだった。しかし、この短い時間でファミリーの抗争という素材を、センスよくまとめた監督の力量は相当なものだと思う。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-09 14:40:46) 8.《ネタバレ》 バイオレンス&サスペンス目的で見始めたが、自分の予想をよい意味で裏切ってくれた。 そこで描かれてる闇世界のさまざまな人間模様に引き込まれた。 誰もが皆不完全な感じ(完璧な善や完璧な悪がない)で、そのもつれた中で皆がもがいているようだった。 バイオレンスの特徴としては、銃ではなくてナイフというところがバイオレンス性をはるかに高めているように思う。 前作「ヒストリー・オブ・バイオレンス」では何とも思わなかったが、今回は冒頭のシーンからそのバイオレンスにやられた。 有名なサウナシーンは、裸であるがゆえにその傷も生々しい。 この内容を100分でまとめ上げたのはお見事。 画も美しいし雰囲気に引き込まれる。充実した100分だった。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-31 00:53:49)(良:1票) 7.《ネタバレ》 これは隠れた名作ですね! ギャング映画かと思いきや、サスペンス要素やヒューマン要素などを含んでいて、それぞれのキャラクターが光ってました。 あとサウナでのシーンは衝撃を受けました。ヴィゴが裸で熱演したことももちろんですが、とにかく争う姿がリアルで、映画とは思えなかっし、傷を負ったことで、人間らしさを垣間見ることが出来ました。 もしここでヴィゴがほぼ無傷でサウナを後にしていたら、きっと点数は低かったと思う。観て良かったです! 【抹茶御膳】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-15 11:39:28) 6.《ネタバレ》 私は暴力シーン、特に血がドバッ、というのは苦手なので少し気が進まず出掛けたのですが(なら行かなきゃいいのですが付き合い?で;)やはり予想通りの場面が展開。 徹底した描写をする監督?と誰かから聞いたことがありますがなるほど!でした。 しかし全編通じて流れる黒と灰色の間のような色合い、にすっかり引き込まれ同時に美しささえ感じました。 ヴィゴ・モーテンセンもナオミ・ワッツもいいのですが、ヴァンサン・カッセル!の存在感が素晴らしい。映画ってすべての要素がからまりあって出来上がるのでしょうがこんな脇役?の存在が欠かせない、と改めて思ったそんな1本です。 【AKO】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-11-18 18:15:13) 5.ヴィゴ・モーテンセンの謎めいたキャラと相応の演技。これに尽きる。イギリスでのロシアン・マフィアによる人身売買・売春強要等のえげつなさも伝わってきて社会派作品としても娯楽作品としても楽しめました。 【すたーちゃいるど】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-09-03 18:16:03) 4.《ネタバレ》 男の理想ともいえる世界が構築されている。 男性ならば、この世界に酔うことができるはずだ。 善と悪の世界の狭間に生きる男の、美しくも不器用な生き様に引き込まれるだろう。 悪の世界にどっぷりと浸っているために、もう善の世界に引き返すことの出来ない辛さを抱えるとともに、悪の世界の汚れた美しさの魅力にも惹かれてしまっている。 ヴィゴだけではなく、ワッツも危険なものに手を出さざるを得ない状況に陥っている。 男性におススメの映画だが、本作に描かれているのは性別を問わない美学かもしれない。 絶対的に悪でもなければ、絶対的に善でもない。 好きな女に好きといえなければ、放っておくこともできない。 好かれた男に応えるわけでもなければ、放っておくこともできない。 組織にハメられたと知りながら、認められたことを喜ばずにもいられない。 何もかもニュートラルな状態が本作の魅力かもしれない。 ニュートラルにすることによって、優しさと残忍さを併せ持つ男の相反する二面性のようなものがきちんと描かれていたと思う。 ナオミとのラストのキスシーンで善の世界を捨て切れていない感情を表し、ラストのレストランでのシーンで悪の世界も捨て切れない感情を表している。 この二つのシーンが、非常に良い対比となっているのではないか。 また、ヴィゴとナオミとヴァンサンの隠れ三角関係がいいスパイスとなっている。 ヴァンサンのナオミに対する攻撃的な姿勢がいい伏線となっているのかもしれない。 父親に対して頭が上がらないはずなのに、ヴィゴをハメた父親と喧嘩するということは、ヴィゴに対して相当ホレ込んでいたのだろう。 ヴィゴとナオミも良かったが、ヴァンサンもなかなかいい仕事をした。 好きな男がゲイかどうかを調べるために、彼にヤラせて、その最中をずっと見続けるというところに彼の倒錯した感情が上手く表れている。 注目のサウナでのバトルシーンはバトルに夢中になって、さすがにあっちには全然目がいかなかった。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-07-04 23:25:49)(良:1票) 3.「一級だよ。これは一級のヴァイオレンスだ」とエレベーターを待つお客様が絶賛しておられた。確かに。鑑賞して2週間近く経った今、やっとそうだなあと頷ける。観た直後、私は“面白い”とは思えなかった。ヴァイオレンスシーンが苦手だからだろうか、むしろとっつきにくいなあと思っていた。しかし今になって思い返すと、すごい映画だなあと思う。数週間に起きた出来事を100分そこそこの短い尺の中で、事件、ファミリー内の人間模様、ファミリーの新入りと思しき謎の運転手、ヒロイン…キャラクターのすべてを凝縮して見せてくれる。それが何とも言えずうまい。鑑賞中誰の目線に立つ、というのではなく、誰の目線も理解し得る見せ方をしている。そういうところがすごい映画だなあと思った。再度お客様の言葉を借りるならば「娯楽の要素を一切省いた」スッキリしたヴァイオレンス。尺の中には不足も余剰もないのです。 【SAEKO】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-07-03 00:53:18)(良:2票) 2.当たり前のことを言うようだが、よい映画は始まり方がよく、終わり方がよい。特にこの映画のエンディングは、まさにここで、このカットのこのタイミングで終わってほしい!と思った瞬間、暗転した。余韻がダラダラと長い映画が近頃多いと感じていたのでこの爽快感といったらなかった。 全編通して持続する緊張感もちょうどよく、また、台詞も的確で、よい脚本のお手本のような映画だった。 【とと】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-07-03 00:26:52) 1.《ネタバレ》 舞台はロンドンでロシアン・マフィアが主役とあまりなじみのない設定ですがなかなか面白かった。ドンの息子キリル(ヴァンサン・カッセル)が女性を孕し、その出産に立ち会ったアンナ(ナオミ・ワッツ)が女性から託された日記のために・・・そして運転手ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)も彼女に共感していくうちに・・・と物語りもなかなかでした。そして、ラスト付近でニコライが丸裸で格闘するシーンがあるのですが迫力がありヴィゴ・モーテンセンのプロ根性を垣間見ました。更に劇中に出てくるバイク(ロシア製と思われる)やニコライやキリルのしている腕時計(ジャガー・ル・クルト)がさりげに格好よかったです。 デビッド・クロネンバーグ監督は「ヒストリー・オブ・バイオレンス」に続いてヴィゴ・モーテンセンを起用してのバイオレンス作品で「彼らしい演出」もあったりですが、私的には両作品共に好きな作品です。またこの手の作品にしては尺も長くなく観やすかったです。 【SITH LORD】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2008-05-02 07:28:12)
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