みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
7.《ネタバレ》 どうせおふざけの、ウジャジャけた映画なのだろうと、あまり期待もせず観たのだったが、意外にもしっかりした、良質の映画だった。宮迫博之の変質的演技は、おそらく定評のあるところなのだろう(角川春樹は、宮迫を自作の主演に抜擢するのに際して、てっきり彼を俳優だと思っていたという)から、いまさらなのだろうが、それより、娘役の仲里依紗が出色だった。今後に期待できます。ところで、麻生久美子扮する女が、宮迫扮するオッサンとその娘を前にして、変態客とヤッたといい、「わたしヤリマンだから」といったのは、逆説ながら、善人ぶった即興のウソだったように思えた。再婚なんて、と抗う娘に対し、父親がこれ以上のぼせあがらないように、これで冷めて引いてしまうように、という機転だったように思うが、いかがか。 【goro】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-12-21 09:40:44)(良:1票) 6.《ネタバレ》 終始ふざけた感じなのだが、役者たちがみんな演技派なので締まりあって凄く良かった。ラストは店が潰れて残念でした。にしても麻生久美子は巧いなぁ... 【映画】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-11-15 17:07:49) 5.「カメレオン」を持ってきたことひとつで、監督のセンスの良さを感じさせるのには充分。 【michell】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-08-10 23:55:40) 4.本当の意味で“強い繋がり”がある人間関係というものは、時にもろくて、あやふやで、とても不安定なものだと思う。それは、そもそも人間自体の完成度が不安定で然るべきものだからだ。 「純喫茶磯辺」というタイトル、主演は芸人の宮迫博之。いかにも“イロもの”的なニュアンスの強いコメディ映画だけれど、描き出される映画の空気感の根幹には、不器用な父娘同士の等身大の親子愛があった。 へらへらした子供のような駄目親父役に宮迫がハマることは容易に想像できたが、、芸人の中では随一の高い演技力に裏打ちされて、この上ない愛すべき駄目親父ぶりを発揮していた。 娘役の仲里依紗の魅力は、その“素っ気なさ”だと思う。気怠そうに歩いたり、高いびきをかいて眠ったり、自分の足の匂いをかいだり、というキャラクターのありのままの姿を、決して違和感なく表現できる女優然としない佇まいには、逆に今後かなりスゴイ女優になっていくんじゃないかという素養を感じずにはいられない。 その二人の父娘関係の間に割って入ってくる麻生久美子のキャラクターがまた秀逸で、気立ての良さの裏に隠し持った“サイテー女”ぶりを、いかんなく演じ切っている。 3人の配役の良さとそれぞれのパフォーマンスの高さが、この映画のレベルをぐいっと上げていると思う。 描かれる人間模様は、決して美しくはないのだけれど、それは人間の“そのまんま”のまっすぐな姿で、良い悪いということではなくて、なんだかほっとする。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-06-13 11:17:13)(良:2票) 3.《ネタバレ》 こういった軽薄なオッサンをやると妙にハマる宮迫は知っていたが、気だるく複雑でガサツでおっかないけど純粋な女子高生を演じた仲里依紗と、気立てが良くて朗らかかと思いきや腹で何を考えてるかわからない女性(ヤリ●ン?)を演じた麻生久美子の二人はかなり見事。 こういう女たちは普通にいそうだ。会話に「なんか」とか「あれだ」とかがやたら使われるのがまどろっこしくもあるが、ポンポンセリフが出てこないところにリアリティがありました。脇役の配置も巧みで、コメディとしてクスクス笑いの散りばめ方も良いのに、いきなりピリリとした変な緊張感を放り込まれてしまうから油断できない。 変わった展開も、派手な演出もないし、特別に面白い映画でもないが、この空気づくりには非凡なものを感じました。嘘臭くない父娘関係がとても微笑ましい。吉田恵輔監督に今後の期待もこめて机のなかみに続いてまたまた甘めの8点をつけさせていただきました。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-04-23 22:55:04)(良:1票) 2.《ネタバレ》 何というか、喫茶店でまったりと時間を過ごしているときのような心地よさを感じましたね。こういう何気ない日々の姿をユーモアを交えて描く作品は大好きです。 キャスティングもばっちりはまっていましたね。 しかしまあ、麻生久美子の役柄のような普通のように見えて実は思いっきりズレてる人って結構いますよね。無意識のうちに人をイラつかせてしまうような感じの人。まあ。「カメレオン」読んでたのは笑えましたけど。 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-04-15 12:37:05) 1.《ネタバレ》 ドタバタコメディを予想していたが、予想外の佳作だと感じた。子供っぽい父親に、大人手前の娘が開店するとうてい純喫茶にはほど遠い喫茶店。小さなエピソードの連続も予想の範囲だが、仲里依紗さんの演じる咲子がそれほど親不孝でもなく、しょうがなく親父の言うことを我慢して従う。妙なアルバイトの麻生さん演ずるモッコさんが、人つき合いには難点があるが、結局は一番大人だったのかもしれない。モッコさんが居ての純喫茶磯部の経営だった。それに感づいた咲子は一つ大人になったのかもしれないし、1年経ってつぶれたお店を見て泣くシーンは、佳作の感動。(宮迫さんと仲さんの演技に+1)。 【プライベートTT】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-08-13 18:50:36)
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