みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
70.《ネタバレ》 “SINGIN' IN THE RAIN”邦題まま。1929年にはこの楽曲はあったらしい。ライバル映画の『ジャズ・シンガー』が1927年だから、細かく言えば、ややフライング気味?ジーン・ケリーにドナルド・オコナー凄いですね。フレッド・アステアの流れるようなダンスに比べ、パワフルでスピーディ。人間離れした動きに圧倒されました。 コズモのソロ『奴らを笑わせろ』なんてまるでジャッキー・チェンのスタントアクションのよう。計算された動きが笑いに繋がる。 3人共演の『グッド・モーニング』息ピッタリの完璧な動きの影に猛特訓アリ。わずか3ヶ月ほどの練習でこのダンスしてるデビー・レイノルズも凄い。 どれも極力全身が映る(動きを隠すアップに逃げない)撮影で、ワンカットが結構長く、演者には笑顔が要求されるから、これは大変だ。 そしてこの映画のための曲と言える『雨に唄えば』は圧巻。水たまりを踏みつけ、激しく動きつつ、止まるところでピタッと止まる。雨の中上を向くドンの笑顔。たぶんスタジオで大雨を降らせながらも、ケリーの顔には極力水が掛からないよう(雨粒で顔が歪まないよう)工夫してるな。 時代背景がサイレントからトーキー映画に移行する時代。ライバル社は『ジャズ・シンガー』というトーキーのヒット作を作ってきた。 声が独特すぎるリナのように、サイレントでは名女優でも、時代を乗り越えるのが難しい女優もいる。 またキャシーのように舞台女優(たぶんだけど、嘘や見栄でなく売れない舞台女優なんだろう)の傍ら、サプライズダンサーで生活費を稼ぐ女優もいる。 新しい時代は雨のように苦難をもたらすけど、捉えようによっては雨すら楽しく出来る。どんな逆境だってチャンスにすることは出来る。 そんな、観ていて明るくなれる楽しい映画です。 【K&K】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-09-05 15:43:47)(良:1票) 69.雨で踊る有名なアレ 無声映画の時代から移り行く映画を、 ミュージカル映画として仕立てた作品 ミュージカル調の踊りやタップダンス、 「動き」がとても視覚的に楽しかったです。 ラストもキレイにまとまってて良い映画。 さすが名作と呼ばれるだけはある。 【愛野弾丸】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-07-28 17:22:18) 68.《ネタバレ》 ジーン・ケリーとフレッド・アステアというのは、剛と柔と言うか、『北斗の拳』で言う所のラオウとトキと言うか。ケリーの踊りにはアステアには無いパワフルさ・アクロバティックさを感じ取れ(躰のナリもだいぶんゴツイですしね)、アステア一派の私としてもこっちはこっちで確実に素晴らしいと思うのですよね。 ミュージカル映画の史上最高とも称される今作、力強い踊りのクオリティについては、確かに他の作品に頭一つ抜きん出ていると言えるかも知れません。ケリーの種々のシーンに加え、ドナルド・オコナーの『メイク・ゼム・ラフ』も高度にアスリートな優れた出来だし、私は終盤の『ブロードウェイ・メロディ』も好きですよ(ただ確かに、冗長と言うよりはちょっと挿入が唐突、かつ脈絡も薄いというのは確かなのだけど)。そして『雨に唄えば』という20世紀屈指の名曲と雨中のその挿入シーンは、これも確実に映画史に残る名場面と言えるのだし。 一点、今作はケリーが絶対的メインで、故に女優が活躍するパート(踊りにせよ演技にせよ)がやや少なめだという点が、好みの問題ではあるが私としては少しだけマイナス。ただ、そうは言っても例えばジーン・ヘイゲンのコミカルで特徴的な演技とかは、これも個人的にはかなり面白く観れますのですけどね。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-09-21 23:15:19)(良:1票) 67.正直面白かったか言われるとそうとは言えない。でも印象に残る素敵なシーンも数多い。メイクラーフ、モーニング、インザレイン。ラストのキャシーのの笑顔。多くのエンターテイメントでこの作品をリスペクトしてる場面に遭遇してるのに気づき尊敬に値する。必ず一度は見ておかねばいけない作品。3人プラスジーンヘイゲンの素晴らしさ光る。 【タッチッチ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-09-01 17:38:12) 66.ダンスを見る作品。 軽快で卓越したダンスは見ていて飽きない。 年代を超えた名作の一つ。 気になったのはダンスシーンのタップ音が後付のせいで ちょっとずれてたり水たまりでのタップなのに音が水の中っぽくない。 もっとバシャバシャいいそうなんだけどな。 もう少し臨場感があっても良かったかな。 【Dry-man】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-11-12 01:01:25) 65.しかし本当によく「動く」映画だ。ミュージカル界のとなりのトトロだな。…いや、待てよ、「となりのトトロの方がミュージカル的なんだ」というべきなのか…。ま、ともかく「走る、跳ねる、回る、叫ぶ、笑う、バンザイする…などといった、一定以上の複雑な思考を必要としない、人類が太古の昔からやってきた本能的な感情表現を、「サイレントからトーキーへの移行期」という設定をなんともまあ巧~いこと使って、違和感なく流れの中に盛り込んだという天才的作品です。もう「唄うついでに動く」のではなく「動くついでに唄う」の領域ですもんね。「♪ローゼス、モーゼス…」なんて、思考などという上等なものはほとんど働いてなくって、掛け声を叫んでるみたいな感じですからね。そもそもここのシーンでのミュージカルに入っていく動機というのも、まず発声練習させられてるジーン・ケリーが退屈でいかにもかったるそうな様子であるのを見せておいてから「さあ、観ている方もぼちぼちイライラしてきたよね?動きたくなってきたよね?ハイ、じゃ、ここでちょっとふざけて茶々を入れて、ほ~ら、一息つこうよ、先生」という風な、実に子供じみた理由ですから。また、オコナーがアクロバチックなダンスを披露するシーンでも「なに?自分に自信が無くなった?そんなときはとにかく動いて無理やりにでも笑うんだ!」というやはり子供じみたパッパラパー本能で入っていきますから。「ここで動きたい」というときにミュージカルに入ってます。結構これが分かってないミュージカル映画が多くって、「ここで唄わせたい」という理性的な理由でミュージカルシーンに入っていこうとした結果、「…さて、それじゃ、ただ唄わせるだけなのも芸がないからちょっくら動かしてみるべ」という本末転倒な行為に及んでいるノーセンスな作品のなんと多いことか。「お前ら、本当にそこでそんな動きをしたいと思って動いてるのか?」とつっこみを入れたくなる作品のなんと多いことか。人間、動く必要のないところで動くことほど不思議で気色悪いことはないのである。その点、この作品は本当に「そもそもなんで踊るのか、唄うのか」というのをよく分かってるし、わざわざミュージカルでやる意義のある作品だと思います。「唄うついでに動く」というタイプの作品の大半は、比較的容易に小説化が可能ですが、この作品の面白さを小説で表現するのはさぞや骨が折れるでしょうね。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(字幕)] 8点(2014-09-26 20:33:18)(良:1票) 64.《ネタバレ》 正直、ストーリー的には面白いとは思えない・・・が、序盤のパントマイム風に踊るシーンや部屋の中で3人で踊るシーン、そして有名な雨の中をソロで踊るシーンなんかは素晴らしく観ている者に元気を与えてくれる。 そう、面白いというより素晴ら元気なんです(勝手に造語)。 これらのシーン、ふと気づいたらニヤケて観ている自分がいた。 そして、出来もしないのにタップ踏んでみようと思ったりもした。 実際、踏んでみた(下の階の人、ごめんなさい)。 もうバイブスやばい!!←(使い方あってる?)って感じの映画です。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2014-08-01 14:31:13) 63.《ネタバレ》 「ウディ・アレンが元気を出したい時に見る映画」という前情報アリで観ました。こりゃウディも元気でますよ。ミュージカルに親しみのない日本人にとっても、「雨に唄えば」のミュージカルシーンは楽しい気分にさせられます。有名なジーン・ケリーの雨に唄えばももちろんですが、ドナルド・オコナーの「メイク・エム・ラフ」にジーンとさせられてしまいました。長年のパートナーだったジーン・ケリーがスタントマンから大スターへ成長する中、自分は富も名誉もないピアノ弾き。評価されない、おどけたミュージカルしか演じられない彼の狂気を感じさせる演技に圧倒されてしまいました。脚が片足に絡まってドタバタするシーンなんて、ホラーですよ。最高です。映画のベストシーンに決定です。 終盤の妄想ミュージカルが長すぎたこと、物語は平凡なこと。この2点がマイナスでした。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-06-03 23:39:22) 62.ファンタスティックでワンダフォー。 かなりビッグで素敵なエンターテイメント。 なんて言おうかスーパーミラクルマックスデラックス。 サイレントからトーキーへの移り変わりにシンクロナイズドスイミング。 変な声の味方を武器にレッツ漫才ラフティング。 アイムシンギンインザレインできっと誰もがポジティブシンキング。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-01-01 17:56:31)(笑:1票) 61.《ネタバレ》 心が晴れやかになる傑作ですね。数々の名曲と華麗なダンスがふんだんに使われ、まさに「ザッツエンターテイメント」といった感じです。無声からトーキーに主力が移りはじめた頃の映画界の舞台裏をコメディタッチで描いているのも興味深いですね。 【TM】さん [地上波(字幕)] 8点(2013-06-22 16:15:56) 60.《ネタバレ》 ミュージカルの真髄を見た気がした。 一流のエンターテイメントだと思った。 僕はミュージカルが特別好きというわけではないですので、 やり過ぎともいえるミュージカルに戸惑うところもありますが非常に愉快でした。 中盤の「雨に唄えば」の場面が非常に感動的で素晴らしいと思いました。 ミュージカルは人に感動と希望を与えてくれると思いました。 ミュージカル映画の中では個人的にtop5以内に入る映画だと思います。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-20 23:53:03) 59.雨の日が楽しくなります。 【*まみこ*】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-09-06 02:44:08) 58.ミュージカルとして申し分ないだけでなく、トーキーの出現による映画の舞台裏を描いたストーリーも大変好きだ。キャシーのように陽があたるようになった女優さんもいれば、リナのような女優さんもいて一抹の寂しさも感じる。ただこのリナの場合は仕方ないが・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-01-05 12:01:53)(良:1票) 57.「サウンド・オブ・ミュージック」と並ぶ、ミュージカル映画の代表作。 1920年代の映画界を背景に、サイレントからトーキー映画へ移り変わった舞台裏を ストーリーにうまく絡ませており、大変面白かった。出演陣の歌やダンスはもちろんのこと、 音楽、映像に関しても、この時代のものとしては出色の出来映え。お薦めです。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-10 01:49:04) 56.スタンリー・ドーネンの「雨に唄えば」は前の年の「巴里のアメリカ人」よりも明るく大衆的で、隙なく娯楽をつめこんだエンタメ・ミュージカル☆ ジーン・ケリーが演技もダンスもできるのに対して女性は演技のデビーとダンスのシドに振りわけて、ドナルド・オコーナーもすぐれたボディ芸を見せてくれる。 ストーリーとはあまり関係のないシド・チャリシーとのダンス・シーンは「巴里」に劣らない芸術性も入れるため? あれがあるから子どもっぽくなってない。 そしてやっぱりあのシーン、一般的にはマイナスイメージの雨の日をプラスに変えた功績は大きくて、灰色のレイニー・デイを楽しきものにした映画♪ 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-07-10 07:00:05)(良:1票) 55.《ネタバレ》 最初の方のジーン・ケリーとオコナーの二人がバイオリン持って踊るシーンが好き。このシーン見てると、ジーン・ケリーの身体能力ってハンパないなぁと思う。あれだけ激しい動きしてるのに、まったく体ぶれてないし、そしてあの白い歯キラリの笑顔もまったく動かない。オコナーのソロシーンも良いし、やっぱり名作。 【ashigara】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-06 23:33:00) 54.このテンポとダンスは今でもマネできないんじゃないだろうか。細かいところが一つ一つ上手い。例えば前半の「笑わせろ」での小ネタや、ラストシーン、カーテンの演出などうまくできている。でも脚本が適当過ぎて緻密さに欠ける。ミュージカルだから、は言い訳にならない気がします。でも楽しいなぁこの映画。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-20 21:08:01) 53.《ネタバレ》 ミュージカル映画は食わず嫌いだったのですが、意識が変わりました。 素直に楽しかったです。有名な雨の中唄うシーンはもちろん、前半のコズモ単独のコミカルなパフォーマンスが魅力的でした。 トーキー映画の出現といったテーマも興味を惹きました もともとそれほど長い映画ではないうえにたかなりミュージカル部分に時間を割いているので、ストーリーは本当にシンプルです。 また、最後もベタベタに読めるオチ。そんなことは気にせず、力を抜いて思い切り楽しむ作品、元気をもらえる作品だと思います。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-05-02 20:50:20) 52.基本的にミュージカル映画は苦手な部類だけど、この映画とジュリー・アンドリュースの映画数本だけは大絶賛したい。私の好きな主要人物がみんな良い人系の映画。バカでイジワルでアホ声のリナですらこの映画にかかると愛すべきキャラクター! 【りんす】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-01-22 23:28:03) 51.《ネタバレ》 エンターテインメントに徹しきった映画。「傑作」と言われるのも納得。ダンス・シーンは圧巻。とくに舞台のバイオリンシーンと「笑わせろ」は、ダンサーの魂がこもってます。胸が熱くなりました。一方で、有名な「雨に歌えば」のシーンは作りすぎのように思えました。安っぽいセットと作り物の豪雨(光るようにミルクをまぜてある)。製作の発端は、アーサー・フリードとナシオ・ハーブ・ブラウンが作曲した20年代から30年代の歌を使ったミュージカル映画を作ろうというもの。脚本に添って音楽が作られているわけではなく、その逆。それを考慮すれば、脚本は頑張っている方でしょう。劇中映画で、リナの声と歌をキャシーが吹き替えているが、実際は会話はリナ本人で、歌は別人(ベティ・ノイズ)。キャシーはかわいいけど、ダンスもうまくなく、スタイルもよくないのは残念なことです。恋愛パートでは、ドンがキャシーを好きになる部分があまり描かれておらず、感情移入できません。逆に馬鹿と思われていたリナが、社長を契約書を盾に言い負かす場面で、おおっと思いましたよ。最後、「ブロードウェイ・バレエ」が延々以上続きますが、大した見所になっていません。それまでタップ中心の踊りだったのが鳴りを潜めているのと、コメディ要素が失われているからです。全体に見て統一性に欠けます。これは撮影が延びて、コズモ役のオコナーの契約が切れてしまい、予定されていた二人のダンス・アンサンブルが撮影できなくなったから。感動のラブシーンも軽くて不発ぎみ。「後半失速」の印象があります。もしダンス・アンサンブルが撮影できていれば、完璧に近いミュージカル映画になっていたと思います。ラストシーン、看板にキャシーの名前がありますが、これは映画を撮り直したという解釈でよろしいでしょうか。オープニングで、2倍速で歌われる「雨に歌えば」。ハイライトのネタバラし。監督の自信の表れと受け取りました。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-10-02 12:42:18)(良:1票)
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