みんなのシネマレビュー

私の中のあなた

MY SISTER'S KEEPER
2009年【米】 上映時間:109分
ドラマ法廷もの小説の映画化
[ワタシノナカノアナタ]
新規登録(2009-08-31)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2021-02-12)【イニシャルK】さん
公開開始日(2009-10-09)


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監督ニック・カサヴェテス
キャストキャメロン・ディアス(女優)サラ・フィッツジェラルド
アビゲイル・ブレスリン(女優)アナ・フィッツジェラルド
ソフィア・ヴァジリーヴァ(女優)ケイト・フィッツジェラルド
アレック・ボールドウィン(男優)キャンベル・アレクサンダー
ジェイソン・パトリック(男優)ブライアン・フィッツジェラルド
ジョーン・キューザック(女優)デ・サルボ判事
トーマス・デッカー(男優)テイラー・アンブローズ
エミリー・デシャネル(女優)ファーカッド医師
デイヴィッド・ソーントン〔男優・1953年生〕(男優)チャンス医師
エリザベス・デイリー(女優)スーザン看護士
リン・シェイ(女優)アデル看護士
マーク・ジョンソン(男優)パーヴィス叔父
ヘザー・ウォールクィスト(女優)ケリーおばさん
ブレナン・ベイリー(男優)
朴璐美サラ・フィッツジェラルド(日本語吹き替え版)
宇山玲加アナ・フィッツジェラルド(日本語吹き替え版)
浅野真澄ケイト・フィッツジェラルド(日本語吹き替え版)
てらそままさきブライアン・フィッツジェラルド(日本語吹き替え版)
唐沢潤デ・サルボ判事(日本語吹き替え版)
脚本ジェレミー・レヴェン
ニック・カサヴェテス
音楽アーロン・ジグマン
撮影キャレブ・デシャネル
製作マーク・ジョンソン
スティーヴン・ファースト
製作総指揮トビー・エメリッヒ
美術ジョン・ハットマン(プロダクション・デザイン)
衣装シェイ・カンリフ
編集アラン・ヘイム
スタントコンラッド・E・パルミサーノ
パット・ロマノ(スタント装着)
あらすじ
白血病である姉のケイトのために自分の体がこれ以上傷つけられることを拒否したいと、アナは弁護士のもとを訪れる。彼女は、自分の両親を訴える訴訟を起こすことになるのだが・・。

コウモリ】さん(2017-12-14)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(8点検索)】

別のページへ(8点検索)
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19.《ネタバレ》 母親に諦めさせるための妹の芝居。
私だってチアリーダーやったり人生を楽しみたい。
そんな理由、お母さんが信じるかな、うまくいくか心配、という妹のアナに、姉のケイトが優しく語りかける。
大丈夫、本当のことだから。
このシーンのケイトの表情のなんと柔らかいことか。
妹への感謝、だろうか。姉としての優しさだろうか。
心に刻まれるセリフと表情だった。
それがケイトが亡くなった後の家族の在り方につながっていく。
姉を救えなかったのが問題じゃない。
大事なのは、私には素晴らしい姉がいたということ。
生者にできるのは、そう考えることだけなのかもしれない。 roadster316さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-07-24 00:20:17)

18.《ネタバレ》  『感動』とか、そーゆー端的な単語では表現できないドラマ。
 ばっちばちの法廷劇ではありません。裁判は、この映画の舞台装置の一つにすぎないようです。
 死を受け入れた姉。姉の死を受け入れることができない家族。そんな家族のために、姉は自分との別れを家族が受け入れられるように一計を案じる。それが真相。
 ただ真相を知ってビックリ、とか、そーゆーことでもありません。アナがケイトに電話するシーンで、ごくごく自然に、私達が真実に気付かされるような展開。
 だからこれは、死の病に冒された姉と、その家族の、ありふれた人間ドラマなのだと思います。だから人の心を打つのだと思います。
 『それは間違っている』『それは正しい』ということを論じるような映画ではないのでしょう。
 姉の延命のため、妹を作った母。幼き頃から、姉のため幾度となく注射や手術を受けてきた妹。
 この映画が素晴らしいのは、そんな母をただのモンスターにしなかったこと。妹をただの被害者にしなかったこと。母と妹が、心の一番深い部分で、姉を助けたいという思いを共有しているところが大事なんだと思います。
 母と妹だけでなく、弟も父も、家族みんなが仲良し。そんな家族がいてくれて、テイラーとも出会えたケイトは、そんな自分の人生が凄く幸せだと満足できたからこそ、最後の決断ができたのでしょう。
 ケイトにとって、病の苦しさから解放されること、そして自分のために家族が精神的な苦しさから解放されることは、最高の幸せだったのではないでしょうか。
 ラストで、『私の人生のすべて』と言いながら、母にアルバムを渡すシーン。そこでケイトが話すサマースクールのバスのエピソード。『私はまた同じ席で母を見ている』は、映画史に残る感動の名台詞だと思います。
 キャストは全員パーフェクトだったと思います。キャストがキャストであることを忘れてしまうほど。それぞれの思いや葛藤を静かに、でも雄弁に表現していたと思います。
 そしてこの監督が作るこの映画の空気。深刻で重いテーマを扱いながらも、なぜか温かい気持ちになれるように、生きていることが嬉しいと満足感を得られるように、そうしてくれたことに、監督の優しさを感じます。 たきたてさん [DVD(字幕)] 8点(2018-06-26 13:21:59)(良:1票)

17.《ネタバレ》 姉を救うためのドナーとしてこの世に生を受けた妹が、法や人間の力を信じて必死にがんばる母親に対して問題を突きつけるという映画…。母親はアメリカそのものなのか…。初めは、訴訟社会のアメリカなら在っても不思議ではないストーリーだが…と訝しく思いながら観ていた。けどとんでもない。最後はすべてのことが納得できる。というより何一つ余すところなく、深く大きな結論に、観る者をも巻き込んで到達する。
妹が最後に一人で語る次の言葉。「なぜケイトは死に、私たちは残ったのか。その答えはない。死は死、誰にも理解できない。私は姉を救うために生まれたが救えなかった。だがそのことは重要なことではない。重要なのは私にすばらしい姉がいたということ、いつかきっとまた会えるということ…」。死んでいったケイトに自分たちがいっしょに一つになって繋がっていることに気づく。
世に終末医療の問題といわれるものが、深く解けない問題をわたしたちに突きつけているのだということを、改めて考えさせてくれる好い映画だった。それにしても、この「シネマレヴュー」ってありがたいですよね。あらかじめ高得点の映画だけを録画予約できるから…。

さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-06-10 20:24:35)

16.《ネタバレ》 シーンシーンが美しく、切なく、哀しい映画。決してお涙頂戴的な感じもない。ある意味尊厳死というとてつもない大きく難しい問題を、白血病の少女にあてはめるて、きっちり作品に仕上げているところは感服する。いい映画だ。ベッドで少女がお母さんに送るために作ったアルバムをめくるシーンは涙で霞んで見えなかったよ。つかの間でも恋が出来て良かった。キャメロン・ディアスも好演だと思う。お父さんの目が優しいのも救われる。
久々にいい映画に出会えたと思う。 カボキさん [DVD(字幕)] 8点(2011-02-07 02:05:17)

15.デンマークのスサンネ・ビア監督が好みそうな実に重たくて難解な問題を扱った良作。キャメロン・ディアス演じる母親役は今までの彼女とは全く違う良い意味で新境地を見出したような凄さを感じられ好演。 白い男さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-12-29 23:40:07)

14.《ネタバレ》 全俺号泣。こういう映画は普段観ないのだけど導入が面白かったので観れた感あり。まあやっぱりずるいわな、死ぬ映画って。 長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(吹替)] 8点(2010-12-16 16:31:10)

13.《ネタバレ》 二人の娘の大切な命の狭間で揺れる母親をキャメロン・ディアスが熱演、レアなボウズ姿も。姉思いのしっかりした妹。白血病に苦しみ徐々に変貌していく姉の姿が痛々しく切ないです。少し重い物語ですが家族や命の大切さを再認識させてくれました。意外な高評価。 獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 8点(2010-05-20 00:32:11)

12.子供 難病 死 この手の映画は泣ける・・・ 東京ロッキーさん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-23 00:07:56)

11.姉のために生まれた妹の苦悩と権利主張がテーマの映画だと思ってたら,もっと大きな話。すごく泣かせるような話ではなかったけど,じわじわくるいい映画でした。
ただ,母親を訴えた理由を告白するシーンがかなりあっさりしているのが残念。ここが見せ場だと思うので,もっと盛り上げてほしかった。

妹アナ役の子に,なんだかわからないけどかなりひきつけられました。アメリカの子役ってすごい。 Yuさん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-15 18:39:17)

10.《ネタバレ》 プロムに出かけるときの父娘のシーンはとても言葉では言い表せない。 よねぴーさん [映画館(字幕)] 8点(2010-02-10 18:51:01)(良:2票)

9.やっぱりアビゲイル・ブレスリンはいい。でもリトル・ミス・サンシャインの頃に比べると大きくなったね。 アスモデウスさん [映画館(字幕)] 8点(2009-12-06 01:39:39)(笑:1票)

8.久しぶりにいいもの観たなあと思った。もうなんか、最初の妹の独白のシーンで何か泣けちゃったもん。「家族計画を、なんて言うけど、いのちは偶然生まれるもの。でも、私は“姉を助ける”ために必然的に生まれてきた」っていう独白。家族それぞれの視点を描く為やや主軸がぼやける部分もあったり、時系列が分かりにくかったりもしましたが、どのシーンも涙なしには観られなかった。 SAEKOさん [映画館(字幕)] 8点(2009-11-26 05:16:35)

7.《ネタバレ》 姉のドナーとして生まれてきた妹。両親を訴えるが、その真意とは…?涙なしには観られない映画!姉の人生。妹の人生。姉を守ろうと闘う母。姉の恋人。いのちって何だろう。姉妹の愛情がとてもとても心に染みました。お姉さんがとてもとてもきれいでした。妹は一生懸命お姉さんを守ろうとして、お母さんも同じようにお姉さんを守ろうとして・・・。だからこそ衝突してしまう母子。とても切ない。。。
そして、あなたは逝ってしまい、私たちはただ残された。

kanekoさん [映画館(字幕)] 8点(2009-11-18 20:15:48)

6.《ネタバレ》 相変わらず下らないケータイ小説の映画化など、日本の「難病」への軽薄な扱い方とは違い、さすがにアメリカは奥が深い。白血病の姉のドナーとして人為的に生を受けた妹が、母親を訴えるという設定からして凄い。そこには実は子供たちだけが知る隠された「思い」があるのだが、それも実に納得のいくもので、同じニック・カサヴェテス監督の『ジョンQ』とは雲泥の差となっている。娘を助けたい一心で神をも畏れぬ行為を行なった母親と、人身御供となった妹、そしてただただ死を受け入れるのみの姉。また、一歩退いたところから状況を冷静に見据え、家族を繋ぎとめようとする父親と長男。持病を抱える弁護士や娘を失った判事など、脇を固める人物設定も深い。涙腺が崩壊しました。キャメロンの全身全霊をこめた迫真の演技、ぽっちゃりアビゲイルちゃんの清涼感もイイ。 フライボーイさん [映画館(字幕)] 8点(2009-10-25 21:37:24)(良:1票)

5.くぅ~。ここ最近、特に自分の子供が生まれて以降、この手の映画はダメだ。
昔はもっと冷静に観られたのに…。
チャップリ君さん [映画館(字幕)] 8点(2009-10-21 14:54:47)

4.《ネタバレ》 長男が夜街で何をしていたのかとか、中途半端にするぐらいなら描かなければよかったのにと思うところも数々あるし、骨髄移植は限られた人からしかできないのはわかるけど腎臓移植は母親からだってできるんじゃないのかなとか突っ込んでしまうと実もふたもないようなつめの甘さは残るが、それでも涙が頬を伝ってくるほど泣けた。 HKさん [映画館(字幕)] 8点(2009-10-13 22:52:10)

3.《ネタバレ》 子供の死という暗く重くなりがちなテーマながら、全体的な雰囲気が明るく軽やか。それでいて、母サラがいきなり髪の毛を刈るシーン、兄ジェシーの「ケイトは死にたいんだ」と訴える場面、姉ケイトの「悲しまないで」と母を慰めるシーン…やっぱり泣けた。 Q兵衛さん [映画館(字幕)] 8点(2009-10-11 14:36:37)

2.《ネタバレ》 現在入院している父と半分ケンカ状態(毎度の事です)で病院を飛び出してこの映画を見ました。判る、とっても判るけどつらいよ、って。母がガンで入院した時に家族の中に存在した違和感、自分達はおかしな状況の中に居るのに世の中は普通に動いているという不思議な感覚、死によって家族のカタチが壊れ、そこからの再生は決して起こらず、壊れたなりの現実が続いてゆく感じ、これまでの体験をまざまざと思い出させるキツい映画でした。一人頑なに現実に立ち向かいながら現実を見ようとしなかった、家族の変化を受け入れる事ができなかったキャメロン・ディアスの心情が痛いくらいに伝わってきました。90年代の娯楽映画を彩ったスター達が大人側に配され(ジェイソン・パトリック、とっくにツルツルになってるかと思ったけれどあんまり変わってませんね。一方でジョーン・キューザックはちょっとショックなくらいに時の残酷さを感じさせ・・・)、キツい現実を生きなければならない役柄を与えられているあたり、その配役はかなり意図的かもしれません。それは、がっちり心を掴んでくる子役達との世代間の戦いのようでもありました。新宿のボロい劇場、クライマックスからラストにかけての静かなシーンに隣りで上映している『ワイルドスピードMAX』の爆音が轟きまくるという有様でしたが、スクリーン上の出来事にお構いなしな感じが、妙にこの甘くない映画にマッチしている感じもしました。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2009-10-10 18:21:54)(良:1票)

1.《ネタバレ》 ニック・カサヴェテス監督が紡ぎだした本作は、よくある「誰かが死んじゃう映画」や「闘病映画」などの泣かせる映画ではない。前向きな人間ドラマだ。演技も素晴らしいが特に人物の描写が秀でている。子供を救おうと必死で前が見えなくなっている母、病気と闘いながらも家族のことを思う子供などがしっかりと描かれており、復帰した判事と持病の弁護士などの脇役も物語りに深みを与える存在になっている。邦題にもあるが、「私」と「あなた」とは誰を指してのことなのだろうか。母親は病気の姉の本心を知らずに、ドナーを作ってまで必死に姉に生きてもらおうとしていたが、果たしてそれが間違いなのだろうか。妹や長男など家族を傷つけたりもしたが、それは家族のためだし、そもそも自分の子供をやすやすと死なせられるだろうか。そこには完全回答などあるのだろうか。親の知らぬ間にいつの間にか成長して、大好きな姉の願いを聞き入れた子供達との対立を通して思いのすれ違いをうまく表現している。「私」と「あなた」が、例えば、「母親」と「姉」または「姉」と「妹」など誰であっても人と人の間には色々な思いがあるのではないか。この作品は非常に奥行きのある人物描写で、考え方や方法は違えど、答えを探す家族の姿を見事に捉えているのだと思う。だからこそこの作品の持つメッセージに触れられ、自然に感動して、また前向きな気持ちになれるのではないだろうか。 サムサッカー・サムさん [試写会(字幕)] 8点(2009-10-09 00:38:22)(良:2票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 93人
平均点数 7.09点
000.00% line
111.08% line
211.08% line
300.00% line
422.15% line
599.68% line
61313.98% line
73234.41% line
81920.43% line
91111.83% line
1055.38% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.42点 Review7人
2 ストーリー評価 7.00点 Review9人
3 鑑賞後の後味 7.25点 Review8人
4 音楽評価 6.16点 Review6人
5 感泣評価 7.72点 Review11人

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