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真昼の決闘

High Noon
1952年【米】 上映時間:85分
アクションドラマサスペンスウエスタンモノクロ映画小説の映画化
[マヒルノケットウ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-09-19)【イニシャルK】さん
公開開始日(1952-09-16)


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監督フレッド・ジンネマン
キャストゲイリー・クーパー(男優)ウィル・ケイン保安官
グレース・ケリー(女優)ウィルの新妻 エイミー・ファウラー
ケティ・フラド(女優)娼婦 ヘレン・ラミレス
トーマス・ミッチェル[1892年・男優](男優)ジョナス・ヘンダーソン町長
ロイド・ブリッジス(男優)ハーヴェイ・ペル保安官助手
ロン・チェイニー・Jr(男優)マーティン・ハウ
リー・ヴァン・クリーフ(男優)ジャック・コルビー
ロバート・J・ウィルク(男優)ジム・ピアース
ジャック・イーラム(男優)酔っ払い(ノンクレジット)
てらそままさきウィル・ケイン保安官(日本語吹き替え版【VOD】)
甲斐田裕子ウィルの新妻 エイミー・ファウラー(日本語吹き替え版【VOD】)
小林さやか〔声優・1970年生〕娼婦 ヘレン・ラミレス(日本語吹き替え版【VOD】)
星野充昭ジョナス・ヘンダーソン町長(日本語吹き替え版【VOD】)
咲野俊介ハーヴェイ・ペル保安官助手(日本語吹き替え版【VOD】)
石塚運昇ウィル・ケイン保安官(日本語吹き替え版【PDDVD】)
日野由利加ウィルの新妻 エイミー・ファウラー(日本語吹き替え版【PDDVD】)
黒沢良ウィル・ケイン保安官(日本語吹き替え版【1971年フジテレビ/1975年フジテレビ】)
武藤礼子ウィルの新妻 エイミー・ファウラー(日本語吹き替え版【1971年フジテレビ】)
里見京子娼婦 ヘレン・ラミレス(日本語吹き替え版【1971年フジテレビ/1973年フジテレビ】)
中田浩二ハーヴェイ・ペル保安官助手(日本語吹き替え版【1971年フジテレビ】)
池田昌子[声]ウィルの新妻 エイミー・ファウラー(日本語吹き替え版【1973年フジテレビ】)
内海賢二ハーヴェイ・ペル保安官助手(日本語吹き替え版【1973年フジテレビ】)
川久保潔フランク・ミラー(日本語吹き替え版【1973年フジテレビ】)
仲木隆司ベン・ミラー(日本語吹き替え版【1973年フジテレビ】)
渡部猛(日本語吹き替え版【1973年フジテレビ】)
田中康郎(日本語吹き替え版【1973年フジテレビ】)
上田敏也(日本語吹き替え版【1973年フジテレビ】)
加藤正之(日本語吹き替え版【1973年フジテレビ】)
たてかべ和也(日本語吹き替え版【1973年フジテレビ】)
清川元夢(日本語吹き替え版【1973年フジテレビ】)
脚本カール・フォアマン
音楽ディミトリ・ティオムキン
作曲ディミトリ・ティオムキン"High Noon (Do Not Forsake Me, Oh My Darlin')"
製作スタンリー・クレイマー(ノンクレジット)
カール・フォアマン(製作補〔ノンクレジット〕)
配給松竹
美術ルドルフ・スターナド(プロダクション・デザイン)
編集エルモ・ウィリアムス
ハリー・W・ガースタッド〔編集〕(編集スーパーバイザー)
字幕翻訳清水俊二
あらすじ
長年保安官を務めてきたウィル・ケイン(ゲイリー・クーパー)は、妻となるエミイ(グレース・ケリー)と結婚式を済ませ、その日限りで保安官の職を引退する予定だった。 ところが、そこに「以前逮捕した筈のフランクが釈放され、手下を率いて報復しにやって来る」という知らせが入る。 ケインは責任を感じて保安官としての責務を果たそうとする。 だが、保安官は今までのいきすぎた正義によって住民からの信頼を失っていた・・・。 劇中のヒロイズムとプロ意識の欠如した主人公像は、公開当時反撥する者が多数出て賛否を呼んだ。反面、孤独に耐える保安官を演じたクーパーはアカデミー主演男優賞を受賞した。

すかあふえいす】さん(2014-06-18)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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11.《ネタバレ》 決闘に至る過程から決闘模様と結末まで爽快感のカケラもないものの胸を熱くさせられた西部劇。遺書をしたため覚悟を決める保安官とわが身に火の粉が降りかからぬように傍観者を決め込む者達。両者の対比は赤狩り真っ盛りの時代に製作陣が個々の価値観を問うているように思えます。試練に直面した時の振舞を考えさせらる名作。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2017-10-16 23:07:47)

10.《ネタバレ》 ゲーリー・クーパーが遺書まで書く弱気な元保安官を素晴らしく演じてましたね。作中と時間が同時進行というのもすごく斬新。汽車が到着するまでの緊張感の演出がお見事。でも正直悪役4人組がたいしたことないような・・・。ちとあっさりしすぎな気がします。ま、本筋はそこに至るまでの人間模様というか、人間の「本心」を描くことが中心。緊迫した時間の中で、そうした人の心情を描いた西部劇のスタイルをとったヒューマンドラマ。決闘後、何も言わずバッジを捨て去ってゆくゲーリー・クーパーかっこいい!&グレイス・ケリー超美人!! 本作がデビュー作なのか?マジで美人だわ。。。  いやーほんとお美しいグレイスに+1点でゴザイマス Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-09 10:29:19)

9.《ネタバレ》 短い尺に詰め込まれた命題。「自分の命と正義はどちらが重いか?」 それを真面目に最後まで問い続ける作品。その真面目さにちょっと辟易もする。普遍的な解答がある訳でもなく、本作は保安官の「生き方」を結論のひとつとして見せる。街の住民たちの意識のグラデーションはリアルだと思いました。何人かが協力を買って出るが、助っ人が集まらないと尻込みする。自分もあのタイプだなぁと思う。そう実感させてくれただけで、まぎれもない名作だと思う。ラストで投げ捨てられる保安官バッジには主人公の想いが込められていますが、住民を責める気にはなれない。この後味の悪さは不快ということとはちょっと違っていて、真っ当な社会派ドラマを見せられた感慨のひとつなのだと思います。現代では個人が命を懸けるような事件は滅多にありませんが、個人の利益と公益を秤に掛けることはある。自分にはそのシミュレーションのように感じられました。初めて観た時はグレース・ケリーの美しさに魅せられました。まさに王妃のごとき気品。今回はゲイリー・クーパーとの年齢差がやけに気になりました。計算したら28歳の開きがある。そして、現在の私が当時のゲイリー・クーパーとほぼ同年齢。う~ん、やっぱあの結婚にはリアリティないでしょ。 アンドレ・タカシさん [地上波(吹替)] 8点(2011-09-07 23:29:26)(良:1票)

8.《ネタバレ》  アメリカという国は、良くも悪くも、社会というものは治安も含めて市民が作るんだ、という事が基本なんだな。もちろん、実話ではないんだろうが、こういう精神構造が町を作り、州を作り、国を作ってきたのだろう。だから自衛のための銃所持も当然。まっ、それはそれとして。
 そういった治安観から、西部の町では、犯罪者を自警団が私刑してしまう事もよくあったと聞く。この町の人達も、どうみても理不尽な悪漢の襲来という事態に対して、どう対処するか議論になるが、結局相手のターゲットが保安官一人なのを良い事に、我関せずを決め込んでしまう。社会の構成員が、社会の秩序維持を辞めてしまった瞬間だ。
 保安官は、自身の問題として決着を付けなければ、先へ進めないため、これに立ち向かうが、事が終わった後には、バッジを捨てる。当然だ。町が町を守る意思を捨てたのだから、保安官も要らないはず。
 蜘蛛の子を散らすという言葉があるが、その真反対を見るように、銃撃戦の後ワラワラと集まる市民を見ると、一見、保安官の正義と職責を貫く映画のように見えるこの映画が、私には、実はこの社会の有り様というものを描いているように見えて仕方がない。これでいいのか?と問いかけているように。

ところで、だれも味方のいない立場で悪に立ち向かわざるをえない、というシチュエーションは、アメリカ映画の大好物だったなあと、思ってみたりもする。
Tolbieさん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-01 05:01:02)

7.《ネタバレ》 俺、「リオ・ブラボー」もこの映画もどっちも好きです!ジョン・ウェインだって本当にこの映画が大嫌いだったら、アカデミー賞授賞式でクーパーの代理でノンキに賞なんか受け取らないで、断固拒否したと思います。思うにタカ派急先鋒の彼としては、良く出来た映画としては認めながらも、当時のマッカーシズム旋風が吹き荒れてた世論を制する為、単にリップサービスとして軽~く批判しただけなんじゃないでしょうか?それが大げさに
伝播されちゃって。まあもちろん今となってはその真意は分からずじまいですけど・・・。クーパーもウェインも、ホークス作品も含めウエスタン好きな自分としては、そういう見方をこれからもしていたいのです・・・。 放浪紳士チャーリーさん [地上波(字幕)] 8点(2006-04-29 17:17:46)

6.西部劇は見たことが無かったがBTTF3がどの辺りをパロってるのかを見るという興味が加わっていたこともあり楽しめた。主人公が周囲に応援されながらではなく、どちらかというと疎まれながら孤立して悪党と闘うという内容も西部劇の定型的なヒロイズムとはずれていて斬新(ジョン・ウェインが批判するのもわかる)。その周辺の人間の心理描写も含めた社会的な話が中心でむしろ決闘シーンはさらりと描かれているのはテンポも後味もよく好印象。当時のハリウッドの赤狩りに対する皮肉的な内容になっている。空撮風の引き、ガラス越しの緊迫感、馬上から一人佇む保安官を見下ろすシーンなどカメラワークが多彩かつ斬新で西部劇的な古さが無い。そして何よりも映画内の時間進行と現実の時間進行が一致しているというリアルタイムムービーという斬新さ。とにかく斬新という言葉が似合うニュータイプウェスタンムービー Arufuさん [インターネット(字幕)] 8点(2005-08-20 03:44:32)

5.「人は口では法だ秩序だと言うが、腹の中ではどうでもいいのさ」・・・そう、人の本質は作品の舞台である1870年でも、制作年の1952年でも、2004年でも変わりはしない。だからこそ、人と社会をリアルに描くことが普遍的な価値につながる。西部劇に徹底したリアリズムを持ち込みつつも、娯楽作品として完璧な完成度を達成した一本。安っぽいヒロイズムを拒否する保安官も、戦いを拒否し逃げようとする女も、見て見ぬふりをする町の人々も、すべてが生きている生身の人間。印象的なテーマ曲、抑制の効いた演出が、リアルタイムで進行する85分を見事に支えている。ラストはリアルな、見方によっては情けないくらいの銃撃戦だが、この映画の文脈ならば、もっともっと泥臭く、恐怖心まで描かれていてもよいくらいだ。 眠い悪魔さん 8点(2004-02-15 15:38:59)(良:1票)

4.西部劇をたくさん撮ったジョン・ウエインが「素人に助けを求める保安官なんてプロじゃない!」とこの作品を批判したというが、刻々と迫る4人ものならず者を前にすれば誰だって応援を求めたくなるだろう。それなのに孤立無援となれば恐怖を感じて当然で、こういうリアルな人物像には嘘っぽさがなくて共感できる。町の人々は冷たかったが少年は助けようと申し出るし妻も駆け戻って彼を助けるという救いもある。前述のように強くてかっこいいヒーローに固執するウエインにはガッカリ。 キリコさん 8点(2003-04-11 22:24:52)

3.誰も助けてくれない状況で、ひとり戦うゲーリー・クーパーがカッコいい。時間通りの進行というのは「ニック・オブ・タイム」でも採りいれていたけれど、汽車が遠くからやってくる見せ方など、まさに段違いの完成度です。グレース・ケリーはこの世のものとは思えないくらいキレイ。 FOXさん 8点(2003-02-08 21:09:26)

2.グレースケリーもわるくないが、この映画はゲーリークーパーを味わう映画だと思う。クーパーに昨今の喜怒哀楽を求めてはいけません。クーパー扮する保安官、相当追い詰められた状況だが、あの淡々とした演技がいいんだな。 camino21さん 8点(2002-09-23 22:34:15)

1.単なるヒーローものではない。もう俳優として盛りを過ぎたクーパーが、住民の助成をえるために奔走するシーンが痛ましく切ない。しかし、人間には単独でもに命をかけて立たねばならない時がある。ここに監督ジンネマンのメッセージがある。助演陣がからむシーンも秀逸。グレイスケリーの上品な美貌も活かされていた。お薦め作品として8点。 偏見マンさん 8点(2002-08-30 15:33:52)

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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 66人
平均点数 6.73点
000.00% line
100.00% line
211.52% line
323.03% line
457.58% line
5710.61% line
61116.67% line
71928.79% line
81116.67% line
969.09% line
1046.06% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review6人
2 ストーリー評価 8.16点 Review6人
3 鑑賞後の後味 8.40点 Review5人
4 音楽評価 7.40点 Review5人
5 感泣評価 6.66点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

1952年 25回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ゲイリー・クーパー受賞 
監督賞フレッド・ジンネマン候補(ノミネート) 
オリジナル主題歌ディミトリ・ティオムキン受賞作曲"High Noon (Do Not Forsake Me, Oh My Darlin')"
作曲賞(ドラマ)ディミトリ・ティオムキン受賞 
脚色賞カール・フォアマン候補(ノミネート) 
編集賞エルモ・ウィリアムス受賞 
編集賞ハリー・W・ガースタッド〔編集〕受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1952年 10回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ゲイリー・クーパー受賞 
助演女優賞ケティ・フラド受賞 
脚本賞カール・フォアマン候補(ノミネート) 
作曲賞ディミトリ・ティオムキン受賞 

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