みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
14.メインの四人の女優さんがそれぞれ美しく魅力的で、脇役も素晴らしい俳優が揃っていて、みんないい演技をされていて、風景も美しく、音楽も品があって、なんてことはないのになぜか深く感動してしまうシーンもあって、これは久しぶりに10点満点の映画かと思いきや、大きな不満点がありました。カメラワークです。なんか意味もなくゆっくりズームしたり、ゆっくり左右にパンしたり、(ひょっとしたら意味はあるのかもしれませんが)、せっかく俳優の皆さんが自然な演技をしているのに、カメラの変な動きのせいで作為的な感じが強くなってしまって、映画の世界に没入することを妨げられてしまったのが残念でした。 【すらりん】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2023-05-22 00:28:39) 13.《ネタバレ》 半年前に70歳になった私にとって、こういう映画はもっとあって欲しいと思わせるものがあった。 若い人にとっては物足らないであろうストーリー展開や演技の単調さ。 でも私には監督が漕ぐ自転車の後ろに座って、溢れるばかりの物語と眩い演技のトンネルをくぐっているようで、幸福な時間を過ごすことができた。 演者のちょっとした仕草や台詞でその背景を見せる監督の力量は確かに伝わってきたからだ。 そのいちいちをここに記すのは厄介なので省略するが、他の方が触れていなかったシーンで一つだけ記すと、 千佳が竹輪カレーをもりもり食べる演技と、すずに「いつか聞かせてね、お父さんのこと」という台詞。それを聞くすずの表情と、その後のすずが口の中にカレーがいっぱいで聞とりづらいが「釣りが好きだった」という台詞・・・(カーット!と言ってテイク2を撮ることは簡単なのにそれを使った事によるリアリティ感、いいと思った)。 私には2時間ちょっとが短く感じられ、これで終わるなら続編も見たいと思いました。 ただ一つ違和感を感じたのは「海街diary」というタイトルかな。「海街」を感じさせたのは浜辺のシーンではなく、キーパーの子の家がしらす漁師の家だったことと、その新鮮なしらすのエピソードぐらいだったから。 題名が以前視聴した「海街チャチャチャ」という韓国ドラマを想起させ、あちらの方が「海街」として私にはすんなり入ってきた。 でも、「海町」ではなく「海街」にした意図はあったはずで、そこが鈍感な私には伝わってこなかったというだけのことかもしれない。 そしてdiaryという意味も。 【karik】さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-06-05 21:35:33) 12. 久しぶりに再見。ストーリーはほとんど忘れていた。 大きな事件は何も起こらない。異母妹を引き取った後の日常。 その日常が自然に切り取ったように撮れている。 そうそう、ちょっと前の日本は梅を漬けたりして季節を味わっていたんだよね。 【ぶん☆】さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-01-08 22:56:31) 11.”セッション”のついでに観た映画で、あまり期待はしていなかったが、綾瀬はるかと長澤まさみの初共演と言う事で興味があり、鑑賞した。 個人的にセッションが外れの映画であったため、逆に本作は楽しんで鑑賞する事が出来た。 低劣なコント? 自分はそうは思わない。そりゃ是枝監督らしさを盛り込みつつも、商業的な成功が得られるようキャスティング的工夫も盛り込まれた、色々と設計された世界観の映画だとは思うが、自分はこの映画から低劣さよりは、色々な方面に気を遣った誠実さや生真面目さを感じた映画であった。 惜しむべくは、静かでしみじみした作風の為、強烈な物語展開がないのが弱みだが、逆に現代的な小津作品を観たような気分に浸れた。 正味7.5点ぐらいだが、四捨五入で8点ということで。 【nakashi】さん [映画館(邦画)] 8点(2019-04-20 16:55:38) 10.《ネタバレ》 かなり前に地上波で放送され、最近やっと録画を観ての感想です。映画館で観たらもっとよかったのかも知れませんが、このこじんまりした世界感はTVでも充分伝わりました。 綾瀬はるか、長澤まさみ。残念ながら今まで彼女たちの演技をうまいと思ったことはありませんでしたが、今回は違いました。 母親代わりの真面目で堅い長女と、恋愛依存で呑兵衛の次女、そんな二人を一歩離れたところから平等にみている三女。それぞれしっくりくる配役で、演技も自然でした。脚本の為せる業か。 それでも長澤まさみは長くて綺麗な脚を惜しげもなく出し、逆に綾瀬はるかはみごとなボディラインを地味な衣装で包み込む。 実際に住んでおられる方のいる古民家が、あの四姉妹の家に見えてくる。あれだけ美女がいたなら、古民家もいい香りがしそうです。 広瀬すずはいわずもがなの存在感。サッカーのシーンは堂に入っていて、カワイイだけの女優ではないことを感じさせました。そんな絵に描いたような四姉妹の世界を現実のものにするのは、自然に、そこにいるように振る舞う樹木希林と大竹しのぶ、風吹ジュン。 「こう言う口うるさい親戚のおばさん、いるいる」「あー、こんなだらしないお母さん嫌だな」「近所にこんなおばちゃんがいるおいしい食堂があったらいいな」と自然に思わせる。 「蕎麦は茹でたてが一番」と蕎麦を茹でてんぷらを揚げる。鍋もざるも使い込まれていて嘘がない。 お昼にちくわカレーを作り、季節に合わせて梅酒を仕込み。今時こんな若い子たちいないだろうと思っても、そこに自分が忘れていた季節感や丁寧さを思い出し、美しくさえ見えた。しらす丼をほおばるすずが何とも可愛い。 何度も何度も繰り返し観たい作品となりました。 ps:改めて読み返したら誤字だらけ。訂正しました。レビューは酔ってる時は書いちゃダメ。 【mila】さん [地上波(邦画)] 8点(2018-08-15 17:49:25)(良:1票) 9.冒頭からエロかったので、ちょっと期待してしまったけど、そういう作品ではなかった。 かなり重いテーマの物語ではあったけど、四姉妹の魅力で爽やかな気分で観賞出来たのが良かった。 四姉妹それぞれが主演ということらしいけど、ほぼ広瀬すず中心に話が進んで、ラストも広瀬すずに泣かされました。 これだけの豪華キャストに囲まれても存在感が失われなかったのは凄いね。 あと、どうでもいいことだけど、生まれ変わったら扇風機になりたいと思った。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-08-04 18:29:40)(笑:2票) 8.予告編を観て、鑑賞することに..なかなかしっとりとした、コテコテのヒューマンドラマ..綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆 + 広瀬すず、これまた、なかなかの顔合わせ..演技には定評のある香田3姉妹役の3人とブレイク中の異母妹役 広瀬すず、それぞれ個性的なキャラで、いい味出てます、好演! さらに、大竹しのぶ! 身勝手で子供じみた母親ってところが、本人とリンクしてて(あくまで世間のイメージ) ドンピシャ!(演技じゃなくて素じゃないの?って思うくらい) その他の配役も、主役級がぞろぞろ..「そして父になる」で名声を手に入れた是枝監督ならでは、かな..原作は、漫画なんですね~ これまた意外..ややこしい物語設定なのに、とても分かりやすくシンプル、ヒューマンドラマ好きの方なら、及第点以上 間違いなし! おすすめ!.. 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-06-25 17:26:59) 7.良い映画だった。何よりこの映画に出ている役者全員が素晴らしい。四姉妹はそれぞれにらしさを出していたし、中でも広瀬すずは素晴らしかった。彼女が実質的主人公と言ってもいいと思う。役柄的に彼女の話が多いからと言うのもあるかもだけど、彼女が一際輝いて見えた。また、脇役陣でもリリーさんやレキシの池田貴史もいい味を出していて良かった。2時間を超える尺ながら、大きな起伏のない内容で、普通なら途中、飽きてしまいそうにもなるが、ところが全く退屈になることのない作りになっていたと思う。作品自体の雰囲気も良いし、鎌倉を舞台とした風景と人物達の描かれ方も素晴らしかった。 【スワローマン】さん [インターネット(字幕)] 8点(2016-04-02 11:02:02) 6.まず鑑賞後の印象。これは、映画館で見るべき映画だった! 女優としても旬の4姉妹の姿、美しい鎌倉の四季、そして何気ない日常の一コマこそ、映画館のスクリーンでこそ堪能すべきだったと思います。最近、自分が年取ったせいか女優さんを目当てに映画を見ることがめっきり減ってましたが、これはまさに「スター映画」。こういう映画は、もっとも環境のよいところで見てこそ、そのすばらしさが何倍増しにもなると思います。ただ、自宅で見たときの利点は何回でも見れること。すぐに2回目鑑賞しました。今度は、細やかなこの映画の構成が鮮やかに見えてくる。鎌倉の四季の日常のなかで積み重ねられていく四女すずの苦しみや3姉妹のそれぞれの生き方の微細な象徴が、物語に緊張感をもたらしていく。だからこそ、最後に「家族になる」ことの重みが、じわーーんと響く。スターが出ててもあいかわらず是枝作品風の会話表現、少しクラシックな(そしてややベタな)音楽、是枝作品のよい部分と華やかな日本映画の奇跡的な融合。原作を読んでいたので、原作での重要キャラ(とくに次女の彼氏)の雑魚キャラ化で逆に戸惑う部分もありますが、原作とはまた違った「海街diary」として、おすすめしたいです。 【ころりさん】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-02-24 11:50:10) 5.《ネタバレ》 原作未読。「かもめ食堂」、ドラマ「すいか」、漫画「かしましハウス」と、女の人の共同生活を題材にした作品はハズレがないなあ。変わった生物の生態観察みたいなものかもしれない(失礼?)。バスに走れば間に合うシーン、良かったです。きっと、もっと感情の高ぶるシーンや誰かがここから抜けていくくだりがあるんだろうと思いましたがありませんでした。でも、それがいいみたい。ひとつオヤッと思ったところは、堤真一氏のキャスト。優しくってダメな人として登場したんだろうけど、ダメ感が弱い。そうとう悪い奴なんですけどね。だから別れのシーンは親切な友達が去って行くみたいで。往年の小日向文世さんみたいな人を持ってくるってもんだったんじゃないでしょうか。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-01-09 10:40:56) 4.いいですねえ。 観ているだけで、ほっこりする作品です。 続編やドラマ化を期待してしまいます。 自然と目が行ったのが、四姉妹のファッションセンスや着ているものですねえ。 このあたりは多分、監督はかなり気を遣ったんじゃないでしょうか。 美味しそうな食べ物や梅酒の話などは話に引き込みやすい小道具だったと思うのですが、カンヌをはじめ海外に出品するには説明するのが難解だったんじゃないでしょうか。 長澤まさみ出演作品としては、久々に満足できる出来だったと思いました。 【ミスプロ】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-06-24 17:22:44) 3.《ネタバレ》 高台からの眺望や、二階窓からの梅の木、花火、ちくわカレーや生しらす丼など、 対話の中に出てきた対象を続くショットで直接的に誇示するといった事をせず、 あくまでそれを見る姉妹、それを美味しそうに食する姉妹の姿を中心に ショットを構成する。 いわゆる「素晴らしい景色」、「美味しそうな料理」をどう映画表現するか、の慎ましい工夫がある。 彼女らの生い立ちはフラッシュバックの類を一切用いることなく、 あくまで今現在の言動、家屋の美術、小道具、衣装による性格付けで以て語る。 (釣竿振りは『父ありき』か。) これも、いわゆる「つらい過去」をどう映画として現前させるか、の工夫だ。 それぞれロケーションには緩急様々な勾配が施されて、豊かな画面をつくる。 花びら舞う桜並木のトンネルを抜けていく広瀬すずの官能的な表情。 こんなショットも撮るんだ、と少し驚く。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-06-19 16:57:56) 2.良く言えばじんわり心温まる作品。 悪く言えば退屈。 私としては何か重大な事件が起きたり、悪役が出てきてヒロインがひどい目にあったり、無理矢理感動させようとしてきたり、といったお決まりの演出は嫌いなので、ある意味是枝作品は安心して観られるので好きである。 とにかくこの映画の登場人物(4姉妹)の事が好きになれるかどうか。そこが1番の評価の分かれ目なのではないかと思う。 私は長女のしっかり者だけど時折見せる不安げな表情、次女の恋に仕事に全力だが家ではだらしなくていつも姉に怒られている所、3女のマイペースな生き方、そして末っ子の戸惑いながらも揺れ動く心情にドギマギさせられた。気が付いたらこの4姉妹の物語に完全に引き込まれていた。ただ何気ない家での会話、料理を作ったり、皆で梅酒を作ったり、縁側で和んだり、そういう平凡な光景をいつまでも観ていたいと思わせてくれた。役者が人物を演じるというよりも、役になりきっているという感じが伝わってきて、あ、どちらも同じ意味か....。上手く表現できないので月並みな言い方をすると、是枝監督は役者の自然な演技を引き出すのが上手いなぁと。そう思ったのでした。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-06-15 22:09:09) 1.《ネタバレ》 広瀬すずが今自分の関心が日々高まっている女優だし、姉役3人との関係もバラエティなんかで観る限りすごくいい感じで、これがそのまま映画に生かされてるならと、最近珍しいくらい期待を持って観に行ったんですが…… ストーリーがあまりに淡泊で退屈すら感じさせるほど。 メインの姉3人と妹の関係も、辛抱してきちんと細部まで追って行ったからわかるんだけどさ、映画なんだがらもう少しメリハリつけても。 姉三人のそれぞれのストーリーに関しては、あまりに断片的でついていくのが精いっぱい。 三女とその彼氏なんかほとんど記号になってなかったかな。 原作をリスペクトして、忠実に再現するのもいいんだけれど2時間強の時間見てる人間を拘束する映画という表現の性質を考えたなら、もう少し作り方を考えても。 結局、一番目を魅かれたのは長澤さんと綾瀬さんの豊満な体型という残念な結果(笑)に終わった映画でした。 (予定されてた広瀬すず、マイランキングベスト3入りはひとまず延期) やおいという言葉あって、やまなしおちなし意味なしの省略だそうですが、意味はある。十分すぎるぐらい。 でもやまとおちはなあ。やお映画 6月23日早朝 追記 退屈しきったはずなのに、なぜか気になって気になって、メンバーズカードのポイントが貯まっていたこともあって、 昨日再見。 恥かしいなあ。上の記述。削除するのは簡単なんだけど自分の愚鈍さをさらすためにあえてそのまま。 「淡泊で退屈」なんてよく書いた。あきれ返ってひっくり返る。 全てのシーンが何かの意味を持っていて、そのことに気がつけばもう後は。2時間強の間、スクリーンに集中して必死でした。 疲れなかったと言えば嘘になりますが、花火のシーンの幸とすずの笑顔が最高だったので後悔はしません。 ただ、この物語世界に浸れば浸るほど次女と三女のことももっともっと知りたかったと思うのは贅沢でしょうか。 広瀬すずさん、まだ幼いのに顔立ちがすごく整ってて、声も素敵です。(ところが、体の中からこの子が好きだ~という気持ち、俗に言う「萌え」がまるで沸いてこないのが自分でも不思議) 綾瀬はるかさん まあプロパーな女優のヲタってのはやっかいなもので、ありとあらゆるアンケート等で彼女と人気を競う女優のヲタを何年も何年もやってると、素直に魅力を認めにくいこともあるんですが本当に笑顔が素敵だったなと今回は。まあ言葉のやりとりで顎と書くのは今後は自重w 他人様の映画の視聴環境に対してご意見するほど傲慢じゃないんだけど、少なくとも地上波放映でカットされた形の作品を見て否定的な意見をされるのは、いささか軽率ではないかと思われ。 ていうか、地上波カット版って映画を観るのに最悪の条件だと思われ 【rhforever】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-06-13 15:41:08)
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