みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
7.《ネタバレ》 ロボット警官を題材にした他の有名作のような暗く陰惨とも言えるような世界観ではなく、犯罪や犯罪者を描きつつも明るくカラッとした雰囲気を感じさせ、演出的にもコメディ要素を随所に散らばせることで、クライムサスペンス的内容でありながらヒューマンストーリーに仕立て上げられていますね。 よくよく考えれば元々ロボットであるチャッピーは別として、人間であるディオンとヨ―ランディは非業の死を遂げているのですから、その精神がこの世に形を変えて残ったとしても果たしてそれが幸せなのかどうかは難しいところだと思います。と言うか、それがこの作品の最大のテーマなのかなと。 肉体が死して後も脳だけが生き続けるとか、霊として現世に影響を残し続けるとか、様々な表現をもって描かれてきた死後の世界の在り方のひとつ。製作者の意図はそこではないかも知れませんが、個人的には痛快なSFアクションを楽しんだ後に、ふとそんなことを考えさせられた作品でした。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-10-01 10:29:01) 6.衝撃的でした。第9地区にもはまってしまったので、こちらもあとを引きそうです。 さて神がいるとして、その神が人間を創造したと前提して、では、なぜ死ぬのに造りたもうたのか。細かいことよりも今回は死生観をも問わせる作品ではないかと思いました。愛する者を守る、あるいはその者たちに永遠の命を授けたい、というのは許されることかどうか、答えはまだ出ないはず。 ところで、実名で出ているニンジャとヨーランディ(はのちほ分かれてしまったが実子のほかに3人の養子も迎えているラッパーたち)が本当にいい味を出している!彫り物は本物だったんですね。。。生き急いでいないといいと思っています 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-02-12 10:31:34) 5.吹き替えでみたんだけど、チャッピーが可愛くて。「怖い」というシーンには本当にかわいそうで。ママの母性がこっちには本当癒しになって。概してママとディオン以外は悪意の塊のような奴らばかりでこっちの心もやられる。残酷描写もある演出人権と差別というテーマ性南アの画質ロケーションが第9地区瓜二つだと思っていたら、監督が一緒でした(笑 【タッチッチ】さん [インターネット(吹替)] 8点(2019-09-05 19:09:24) 4.《ネタバレ》 なんか見たことのあるストーリーだと思ったら、ショートサーキットですか。確かにそんな感じでした。でも、「第9区」と同じ南アフリカ感満載のあれた雰囲気の中で、愛嬌たっぷりのチャッピー。貧困街での現実を見せられるようでした。最後のママが…のシーンは余計だったかな? 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-01-17 22:44:56) 3.《ネタバレ》 自らの「創造主」である人間が瀕死状態となり、人工知能を備えたロボット(=チャッピー)は、即座にある“判断”をする。 あの時チャッピーは、人間の生死の確率を即座に見極めたから、病院に行くという選択肢を端から除外したのか。 それとも、人間に対して絶望し尽くした彼は、「創造主」が人間であること自体を認められなかったからこそ、あの選択に至ったのか。 ラストの“ママ”の顛末も含めて、物語はある意味ハッピーエンドを迎えたようにも見えるけれど、そこには人間に限りなく近づいたロボットの悲しみと闇が表れているように思えた。 ニール・ブロムカンプ監督作品は過去2作とも観てきているが、2作ともイントロダクションの時点では非常に興味が惹かれる反面、結局ハマらなかったというのが正直なところ。 この監督が描き出すSF映画の世界観は、リアリティーラインが独特で、どういうスタンスで観るべきかという部分で最終的に戸惑ってしまう。 特に衝撃のデビュー作とされる「第9地区」は、映画自体の紛れも無い“新しさ”は認めつつも、ストーリーテリングの破綻具合に乗り切ることが出来なかった。 そういわけで、再び故郷ヨハネスブルグを舞台にした今作に対しては、鑑賞前に一歩引いてしまっていたことは否めず、結局劇場鑑賞もスルーしてしまった。 しかし、結果としては、やはり映画館で観るべきだったと大いに後悔している。 “人工知能を育てる”というモチーフそのものは、過去のSF映画において散々使い古されてきたものだろう。 けれどこの映画は、人や生活を含めた「教育環境」に物語としての重点を置き、独自性を高めていると思う。 それが即ち“ヨハネスブルグ”という環境であり、その場所で“育つ”ということの「現実」をチャッピーという特異な存在を通じて雄弁に語っている。 監督は、デビュー作「第9地区」でヨハネスブルグを描き、ハリウッド進出を果たした二作目「エリジウム」では舞台自体は近未来のロサンゼルスという設定だったが、描き出された殺伐とした風景はヨハネスブルグにとても似通っていた。 その時点では、自身の故郷しか描けない引き出しの少なさが露呈されたようにも見えたけれど、今作を観た後ではその印象は修正された。 この監督にとっては、“ヨハネスブルグ”を描くこと自体が作家性であり、強烈な個性なのだと思う。 長く深い民族問題、政治問題を経て、今なお格差社会とそれに伴う犯罪が漫然とはびこる社会環境を、圧倒的な娯楽性を通じてタイムリーに描き続けることこそが、この映画監督の本懐なのだろう。 個性的で優れた映画監督として、その在り方は正しい。 出演陣では、監督の盟友であるシャールト・コプリーが三度起用され、モーションキャプチャーによるチャッピー役を好演している。 脇役・悪役に、シガニー・ウィーバーとヒュー・ジャックマンを配した布陣は豪華だが、彼らよりもずっと印象深かったのは、チャッピーの擬似両親となるギャング夫婦を演じた“ニンジャ&ヨーランディ・ヴィッサー”。 二人は、南アフリカ出身のラップグループ“ダイ・アントワード”のラッパーコンビで、役名そのままで実生活でも夫婦らしい。何ともアバンギャルドな夫婦だと思い、YouTubeで彼らの曲(今作劇中でも使用されている)を何曲か聴いてみたが、これがまた素晴らしく良い。 しばらくは、“ママ”と“パパ”の音楽を聴きながら、チャッピーよろしくギャング歩きをしたくなる衝動に駆られそうだ。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-11-17 23:52:44)(良:2票) 2.《ネタバレ》 ジジィならわかるはずです、この作品は「アトム対鉄人」なの! 昭和40年ころクラスで論争が絶えなかった命題に答を出してくれて、おじさんはうれしい。NINJAって蝶野正洋にしか見えないし、そいつが手裏剣投げるってのも昭和40年感丸出しで、時代を経験したものしかわからない臨場感。そして、どことなく「火の鳥 未来編」でもあるしね。わたしは大好きですが、たしかに万人向けの精度ではないわな。 【shintax】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-05-29 18:32:15) 1.《ネタバレ》 この監督の作品は「どこかで見たことのある」ストーリーが多い おそらく本人も承知の上で自身の持つ世界観と現代の最新撮影技術でリメイクさせているのだろう 過去作品にも共通する独自の世界観が今後も続くなら、その部分を評価したい 「ダイ・アントワード」の2人がとても印象的だった「テンション」上がるね。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-05-25 10:16:00)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS