みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
6.《ネタバレ》 とにかく脚本が素晴らしい。全く飽きることなく最後まで引っ張られてしまった。そしてなによりこの映画には「叫び」がある。ひとりの人間の叫びがどれだけ重いものか、頑張って生きていける人にはわからない、頑張ってもどうしようもない人たちの叫び。「人は誰かのためになるなら動くことが出来るんです」という叫びをエンターテインメントに昇華した傑作。各俳優も自分のオーラを消して役を作り込んでいる。リアルな色調の映像も素晴らしい。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2023-09-26 01:15:17) 5.予告犯の4人がみんなかっこいんだよね。それにもましてネカフェの店員、窪田くんがかっこいい「小さいことでも人は動くんです。それがだれかのためになるなら…」いやー、名セリフだが、それは彼が言うからこそ。そのセリフで映画に緊張感が生まれた。最後はちょっと悲しい終わり方だったが、感動した。 【木村一号】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-06-17 21:50:02) 4.《ネタバレ》 中村義洋という監督さんは、安定してますね。ハズレが無い。 どれも今一歩な面がある事はありますが、見終わった時にいつも 何かの暖かい感情を残してくれる監督さんです。 大した役でもないのに、そうそうたる顔ぶれのキャスト陣。 監督の人柄にもよるのかな・・。 観ている途中は、時系列が理解できず、山中での殺人事件と ネット利用犯罪が、同時期かと勘違いしていました。反省。 自分のような鈍感な人は、字幕表示してもう一度観る事を おすすめします。 前後関係がワカラナイと、彼らの動機というか、病死した 少年への思いが空振りです。 他の監督だと、その辺の説明に時間やセリフを追加する処を、 中村監督は、いつもサラリと流すので、置いていかれてしまう。 要は、ここまでの大事件にした事で、少年の父親が一体誰なのかを、 日本の警察を本気にさせて、全国民から探し出してもらった・・? まあ、フィリピン人の子供が懇願しても、こんな途方も無い調査、 誰も動いてくれるわけも無いのが世の中の現実。 彼らはその後の追い込まれた状況の中で、自分達がやるべき事は これしかないと決起してしまった。 そして、ラスト。親友を得るのが夢だったゲイツは、親友の為に あえて犠牲になる事を選択。それを知った時の仲間たちの供述。 犯罪者達の心が響きあい、捜査担当者までも共鳴していく展開。 この映画(原作)は、結構深いかも。 気が付けば、他の映画「ヒミズ」で、染谷君が泣きながら走る ラストシーンを、また観たくなってました。無関係ですが・・ 【グルコサミンS】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-06-01 22:00:16) 3.《ネタバレ》 『八日目の蝉』もそうですが、犯罪者が主人公の感動系ヒューマンドラマというものは、なかなか厄介なものです。犯罪者=悪という社会の絶対的共有価値観(社会の視点)と、個人の人生観に基づく私的信条(個人の視点)のせめぎ合いが、心の中で勃発するから。共に恵まれぬ幼少期を過ごしながら、正反対の立場にあるゲイツと吉野。そんな2人が合わせ鏡のように重なり合う姿に心を動かされるのは何故?死んだらお仕舞。最悪の選択。でも自分の命よりも大切な命が存在するのも真実。ゲイツの自己犠牲を非難できない自分は間違っているのか?青山(窪田)の台詞『大きな事じゃなくても人は動く。それが誰かの為になると思えば』に心震えるのはどうして?ひたすら自身の心に問い掛ける作業を繰り返しました。こんなふうに自分と向き合える映画は久しぶり。お気に入りの一作確定です。ただし、あまりに苦しいので、観返す予定はありません。(以下余談)私は映画ポスターのコレクターでもあるので、ポスターデザインは承知しておりました。生田一人アップの先行版と、生田と戸田が映るレギュラー版。正直ありきたりな図柄で、良作の香りなど微塵も感じませんでした。しかもタイトルはあの『模倣犯』を彷彿とせるもの。邦画サスペンスにはハズレが多いですし、期待値はゼロ。ところが鈴木亮平に、濱田岳、荒川良々と、単独主演クラスが次々と出てきてビックリ。さらに窪田正孝に、小日向文夫、滝藤賢一って、どれだけ豪華キャストなんだと。あれ、監督・中村義洋、脚本・林民夫コンビって『ルート225』、『ゴールデン・スランバー』に『みなさん、さようなら』の名コンビじゃないですか。そりゃ私の趣向にピッタリなハズです。予習をサボったおかげで、良作を引き当て、得した気分です。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-05-30 21:29:47) 2.とても面白かったです。ストーリーがとても良く出来ていて、最後はなるほどと唸ってしまいました。テンポも良くて無駄なシーンもほとんどない。最後まで一気に観て、そしてスカッとする。後でよく考えると全てうまく行き過ぎだし、突っ込みどころも結構ありますが、鑑賞中にそう思わない程度だったので良しとします。先にWOWOWのドラマ(映画の2年後の話らしい)も観ましたが、そっちもなかなか面白いですよ。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-05-15 19:22:45) 1.《ネタバレ》 かなり面白かったです。 シンブンシは現代の必殺仕置き人かと思いきや、対象が小物でやることがしょぼい。 では、その真の目的は?というと、途中でわかるので、それで引っ張るミステリーでもない。 結局、泣かせるドラマでした。でも、それが悪いのではなく、とても良いドラマだと思います。 ヒョロが無邪気で純真だから、ゲイツたちに凄く共感できます。 ゲイツに「父親に会ったらどうしたい?」と聞かれてのヒョロの答え「お父ちゃんて言いたい」 「そんだけ?何で捨てたんだってぶん殴ってやればいいだろう」 「うーん、会って、お父ちゃんて言いたい」と飛び切りの笑顔。 ここ思い出すだけで涙が出ます。 配役は皆適役で良かったです。 ずっとニートで多分両親が亡くなって働かざるを得なくなったノビタ役の岳君、毎度芸達者。 関西弁で気のいい兄貴風のカンサイ、三浦良平。ピッタリです。 なんとクレジット、大トリだった荒川良々。メタボ役なのでお腹に綿巻いて小太りにしてたんですね。 ゲイツ役の生田斗真は、カッコ悪い格好しててもカッコ良かったです。 最後については、ゲイツには私も吉野の口調で「カッコつけてんじゃないわよ」と言いたい。 生きていればいいこともある、と言いたいです。 最後のメタボの涙にやられたので本編は7点だけど、この最後のシーンで1点追加です。 【nanapino】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-08-16 22:44:12)
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