みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
15.保険会社がクライアントであれば冷徹に被害者を人数ではなく事件の件数で片づける。 アベルというソ連スパイがクライアントになればその最善策を講じる。 仕事人間として最高である。 家族も理解ある古き良き家族像で、理想のアメリカだったのではないでしょうか。 色がほとんどない寒々しい東ドイツ、ロシアの描き方と西側、アメリカの色合いなどにも目が行きました。いい比例だったと思います。 トム・ハンクスはさすがのアメリカのおやじ、でした。疲れ切って2階にいるシーンも印象的でした。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-07-23 13:08:15)(良:1票) 14.冷戦下の息詰まるスパイ戦、実話ならではの緊張感が伝わってきます。その時の状況次第でコロコロ変わるのが民意というものなんでしょうが、ダブルスタンダードによるご都合主義に陥らない主人公の信念と行動が眩し過ぎます。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-04-04 23:50:23) 13.最初の方でトム・ハンクス演じる主人公が、5人ハネたって1件は1件だ、とか言ってて、このセリフがあまりにもストレートに後半の展開に繋がるもんで、正直ちょっとどうかとも思うのですが、ある種、このストレートさがこの主人公のキャラクターの一部でもあるワケで。弁護士として優秀なのかどうかはワカランこの人、しかももともと保険関係を担当してたことからすると、それこそトンデモない世界へと足を踏み込んでいくことなる。スパイが一般人に紛れているのとは反対に、一般人がわけもわからないままスパイの世界に紛れ込んでしまったような不安の中、最後に頼りになる(かもしれない)のは、この人のストレートな一本気。 クライマックス、闇に包まれた橋が光に滲む。『宇宙戦争』も闇と光の映画だったけど、そういう派手さはなくって、都合3名の「人質」交換がひっそりと行われるのみ。その事実は闇に溶け込んでいく。 と、映画の方もひっそりと終わってもよかったのかも知れないけれど、蛇足めいたエピソードが続いて、でもこれが、蛇足と切り捨てるにはもったいない絶妙のユーモア、後味のよさに繋がってます。中盤、周りから白い目で見られた(ような気がする)電車の中で、今度は称賛の眼差しを浴びる(ような気がする)。これらのシーンの間には、夜の車窓から虐殺を目の当たりにした、暗い夜の列車のシーンがあって、だからこそラストの明るさが印象的、なんですな。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-04-03 20:54:09)(良:1票) 12.《ネタバレ》 ベルリンの壁を乗り越えようとして撃たれるシーンと、最後にアメリカの子供たちが近所の塀を乗り越える平和なシーンの対比が、戦争がいかに民衆の生活を犠牲にするかを物語っているように感じた。 ルドルフが、何があっても淡々と、平然としているところは、さすがプロのスパイ。心配していないのか?と聞かれても「それが訳に立つか?」と。確かに多くの場合、くよくよ悩んだり心配する事は、事態の解決には結びつかない。そして殴られても立ち上がる「ストイキー」な男・・・ドンパチや筋肉ムキムキのアクション映画ではないが、男の強さとは、という事を考えさせられた。 【チェブ大王】さん [地上波(字幕)] 8点(2019-03-21 22:21:06) 11.《ネタバレ》 何となくスピルバーグの作品は最近冴えないなと思い、トムハンクスもそこまでお気に入りの俳優ではなかったですが、この映画はとても楽しめました。交渉のすごさも視聴者にわかりやすく伝わり、素人でも感心してしまいます。映画の長さも気にならない、良作だと思います。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-01-09 13:22:22) 10.冷戦時代の話だけあって、大きな見せ場もないのに、なんか、ハラハラドキドキ感がすごかった。皆さん書いてますが、ソ連のスパイ、アベル役の俳優さんの演技が際立ってる。本当にソ連のスパイっぽい。って思ったら、アカデミー助演男優賞なんですね。知りませんでした。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-10-26 22:16:49) 9.二兎を追う者は…っていう諺が染みついてるんで、ドノバン氏の行動には戸惑った。どうしても動機の弱さが気になる。とまあ、それはともかく秀逸なのがアベルパート。冒頭で明らかになるんで、ネタバレも何もあったもんじゃなく、彼はスパイである。その「アメリカの敵」を弁護するアメリカ人。周囲の冷たい目はやがて家族への攻撃にも繋がる。それでもなお職を全うしようとする姿に「アラバマ物語」のグレゴリー・ペックが重なった。弁護人とスパイ、二人の心の動き、ふれあいが面白い。そしてこれを演じる俳優二人。トム・ハンクスは今更言うまでもなく素晴らしいが、マーク・ライランス? 失礼ながら名前すら存じていなかったが、見入ってしまった。脚本自体は7点、名優たちの演技を加味して8点。いやぁ、いい映画を観た。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-10-24 16:37:00) 8.《ネタバレ》 よく「水面下」で色々政治的なことが行われてるというけど、なるほどこういう事なのか、といった映画でした。スピルバーグにしてみれば、2枚舌(1.5枚舌?)交渉の現場のダイナミクスを映画にしたかったのではないでしょうか?スピルバーグの天才的な演出も随所に見られ、面白かったです。しかし「リンカーン」もそうだったけど、セリフが多いよね。次回作はもっと演出で画面に引き込まれるような作品を創って欲しいなぁ。「インディジョーンズ」かな?次は? 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-08-13 21:17:06) 7.人に薦められ観ることに..こんな事実があったとは、知りませんでした..ただ映画としては、もう少し盛り上がりがほしかったかな..結末もなんとなく読めるし、ハラハラドキドキも少なかった..実話が基になっているので、あまり無茶な脚色はダメなんだろうけど... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-07-15 20:22:57) 6.《ネタバレ》 期待せざるをえない製作陣とキャスト達で、見事にその期待を超えてくれました。実話がベースな作品らしく淡々と、でも緊張感をもって進んでいくストーリーに素晴らしい演技を見せるトム・ハンクスとマーク・ライアンスにどっぷりつかりました。自分や家族の命を危険にさらしてまで自分の正義・信念を貫くって、本当に難しい事だと思います。そして馴れ合いではない二人の友情・絆にとても感動しました。映画でいろんなスパイを見てきましたが、私が偉い人ならこういう人物をスパイとして雇いたいです。 【forestcrown】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-05-30 22:05:53) 5.《ネタバレ》 「リンカーン」を観たときも、あぁスピルバーグは変わったなぁと感じたものですが、本作はそれがより一層ですね。 映画的な映画を作ってきた彼が、現実的な映画に徹した。実話だからというのもあるけれど。 特に音楽がですね、最初30分は全くないし、あってもうっすらと要所に入るぐらい。さすがに終盤は歌い上げてきますが、 エンドクレジットで音楽トーマス・ニューマンと出てきてまたびっくり。ありゃ〜!ジョン・ウイリアムズでもなかったのね。 まぁとにかく、この作品にはこういうリアリズムが良いと思います。 主人公は弁護士でありますが、当時は米ソ冷戦。核戦争の脅威がリアルなものとして存在してる時ですから、 周囲がドノヴァンに対し冷徹な態度をとるのも多少仕方ないかと思うし、また自分の信念を貫き通すのも大変だったろうと思いますね。 ドノヴァンは国賊のように色々言われてたけど、その後は自分の身を危険にさらしてでも人質との交換のために奔走する。 彼こそ真の愛国者ですね。日本の人権派も見習ってほしいものです。 どうしてアベルに好意を抱いたのだろうと最初は不思議に思ったものですが、自分の信念を曲げずに理想高く生きるその様に 自らを重ね合わせ共感したからなんだろうなと、橋の上での人質交換の様子を見て思いました。 アメリカとソ連だけでなく、東ドイツも絡んで複雑になることが話を面白くさせております。 偽家族のエピソードは笑ったし、「抱きしめるか後ろに座らせるか」のエピソードも後を引き考えさせられる。良い脚本です。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-05-17 20:27:47)(良:2票) 4.《ネタバレ》 約5ヶ月ぶり2度目観賞。ラストの橋上での人質交換に向けて物語が進む。互いに言い分を主張し、大国同士の威信を賭けた交渉は難航。トム・ハンクス好演の国境をまたいで奔走する重厚な米弁護士と、米アカデミー助演男優賞受賞のマーク・ライランス名演の誠実なソ連スパイ容疑者。「不安か?」「役に立つか?」。最終盤でもつれた糸を解いたのは二人の信頼関係。不調の今年前半で、唯一の傑作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-02-07 22:17:48) 3.《ネタバレ》 ○スピルバーグ監督作品は久々の映画館鑑賞。○マーク・ライランスの演技が見事だった。動じず、人を見ている賢さ。○何度かやり取りのあった、恐怖を感じるかの問いに「役に立つのか?」の訳がどうもしっくりこなかったのが残念だった。○各所への交渉の術は非常にスリリングだった。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-01-16 18:58:00) 2.《ネタバレ》 マーク・ライランスの演技が素晴らしい。トム・ハンクスは安定の演技を見せるがこの作品に深みを与えているのはマーク・ライランスの存在だろう。踏み込まれても動じず坦々と動く物腰に彼の仕事の長さを感じさせる。「不安じゃないか?」と聞かれる度に「役に立つか?」と返す姿は自分に起こる全ての物事に対する覚悟ができているかのようだ。 厳しい世論に対して主人公の弁護士ドノヴァンは真摯にそして信念を持って仕事をこなす。判事さえも感情的な目を向けるがあくまで理性的に対応し、論理的にスパイを生かしておく有用性を説く。それが結果的に米国の兵士を助ける切り札になった。感情的になって目先のことを考えるのではなく理性的に人間性を持って対処することは自分を救うことにもなり得る。きっと国益にも。それは現代にも通じることだ。終盤、米兵士のパワーズは抱擁で迎えられる。ソ連のスパイアベルには抱擁はなく後部座席に乗り込む。もちろんこの対比だけで論じるのは短絡的だとは思うが冷戦の結果を暗示しているシーンに思えた。 偵察機墜落のように迫力あるシーンを入れることにも抜かりなく、スピルバーグらしいヒューマニズムもバランスが良くラストのドノヴァンとアベルのやり取りも素直に感動できた。というよりも自分でも意外な程に熱いものと寂しさを感じ涙があふれた。地味な題材だが長さを感じさせない作りはさすがと言わざるを得ない。 ドノヴァンという人物を全く知らなかった自分はラストにその後の仕事も知り更に驚かされた。 【⑨】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-01-12 01:59:40)(良:1票) 1.《ネタバレ》 さすがの安定のスピルバーグ印。脚本、演出、映像ともに申し分ない。民間人弁護士によるスパイの交換交渉と言う地味なテーマだが、スパイ機撃墜のスペクタクルもあり、敵国のスパイを本気で弁護する理由が合衆国憲法を守るためと言うのも素直に納得できた。これ、一番の影の功労者は東独大使館の若い男ではなかろうか?そしてかすかに微笑む彼を見て「この男は使える」と一瞬で見抜いたドノバンの眼力も確かだった。見終わった後の納得感、満足感の高い良作。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-01-11 21:48:08)
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