みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
8.《ネタバレ》 妻夫木さんと綾野剛さんの演技が良かったです。森山未來さんは演技としては100点なんでしょうが、多くのサイコパスはあんなにうるさくないのでそこはちょっと微妙でした(当方精神科医)。以前たまたま某女優さんとお話させて頂く機会があったのですが、「役者は殺人犯と喋ったことがないので、殺人犯を演じる時はどうしても想像で、叫んだり大げさな演技になってしまう」と話されていたのを思い出しました。ただ、3人の中で最も衝動性が高かった人間が犯人だったのは現実世界のサイコパスに即しており良いと思いました。 しかしゲイのセックスシーンとか、米兵のレイプシーンとか見ててきつかった。良い映画だけど、2回目は見たくないというアンビバレンツな感情です。 【なす】さん [インターネット(邦画)] 8点(2019-02-16 11:35:42) 7.なかなか緊張感があり。 【へまち】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-12-03 13:36:31) 6.《ネタバレ》 演技はみんなしっかりしていて見応えはあるものの、沖縄の米兵問題を絡ませたりストーリー的必然性を感じない所が多々あるのが残念でした。ミスリードだらけで正直誰が犯人かはそこまで重要ではないのでミステリー仕立てにするなら最後まで誰が犯人か分からない方が良かったかもと思います。怒りというタイトルも見終わった後あまりしっくりこず。悪い所も多かったですが映画自体にパワーがあるのでなんだかんだ言って面白かったです 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-11-01 22:04:24) 5.ゲイって たくさんいるんだなと驚いたのと、ゲイにとって一番住みよい街は東京なんだろなと思った。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2017-05-07 18:35:45) 4.李相日 監督らしい、重厚な物語.. 殺人事件を機に、まったく違う、別々の3つの物語が並列で進行していく..そこには、新宿2丁目ゲイタウン、歌舞伎町..かと思えば、千葉の漁港..そして、リゾート地 沖縄..3種3様の、深くて重い物語が展開される..ずらりと揃った、主役級の役者陣は、すごい!の一言(見応えあり、演技がすばらしい)..起きるエピソードは、恋愛あり、友情あり、親子愛あり、レイプあり、猟奇的事件あり..と、盛りだくさん..監督の力量が、思う存分発揮された仕上がりになっています..私的には、3作続いて社会派の暗くて重~い作品が続いたので..「フラガール」 のような、心に響く感動ものを、次回は期待してます... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-05-05 19:54:43) 3.《ネタバレ》 鑑賞してから3週間経過し、ようやく気持ちも落ち着きレビューが可能な状態になった。 それほどに、本作は観る人の心に重くのしかかる作品だった。 本サイトにてレビュアー登録されている方の殆どは恐らく本作を鑑賞されている筈。 にも関わらず、2016/11/25時点のレビュー数は僅か「13」。 邪推ながら、皆、自分の気持ちをどの様に文章に表せば良いのか少なからず迷われているのではないだろうか。 物語の発端は今や日本の原風景になりつつ有る、何処にでも有る新興住宅地で起こった凄惨な殺人事件。 この殺人事件の犯人探しが物語を進めていく上で織物の縦糸の様な役目を果たし、 今の日本を司る大多数を占める市井の人々が横糸の役目を果たす。 そして、格差社会・LGBT・社会的弱者の存在・沖縄問題と言う社会的な問題は、 織物に鮮烈な印象と陰影を与える指し色の様なものだと思う。 本作で綴られる幾つかのエピソード全てをここで仔細に記述するつもりは無いが、 それらエピソードを通じて提示される様々な問題・通切な思いは、 日本に住んでいる者ならば程度の差こそあれ少なからず感じている事ばかりで有り、 たちの悪い事に小市民の存在では解決など到底不可能な事ばかりだ。 その様々な「問題」の中で翻弄されて行く登場人物達を観ながら、スクリーンのこちら側にいる私は ただ、どうしようも無い思いを抱いた。 これこそがまさしく製作者側が訴えたかった「怒り」だったのだと思う。 この思いは本作を鑑賞しなければ恐らく判らないだろう。 登場人物は皆、神懸り的な演技をしている。 特に宮崎あおいと綾野剛は素晴らしい演技をしており鮮烈な印象を残す。 青い海と白い砂浜、風光明媚な光景とは真逆の現実がそこには確実に有り、 本作を観る・観ないで、今の日本を取り巻く様々な出来事に対する印象は確実に変わる。 映画の力をまた別の形で思い知らされた。 【たくわん】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-11-25 13:27:38)(良:1票) 2.他者への怒りに感情が高ぶり 世間への怒りに疎外感を募らせて 社会への怒りに無力を感じ 自分への怒りに絶望する 事件の犯人はだれなのか? 怒りとは? 見終わったときには、 日常の中には怒りと悲しみと後悔や希望と絶望が混在していることを改めて思い知らされる。 確実に「怒り」は常にそこにあるのだが、 他者の真剣さは自分にとってはまるで絵空事のようであり論理的に理解はできても、 心情的に本質的な意味で伝わっていない。 善悪の尺度だけでは測れない、言葉だけでも表現できない「怒り」 彼等の持つそれぞれの怒りと向き合うとき、あなたは何を感じるだろうか? 【贅沢なストーリー展開】 一つの事件を核として3つのストーリーが進んでいきますが、 主役級を集めた豪華キャストだからこそ成立している重厚な3つのストーリー。 映画3本分のそれぞれの見どころだけを再編集しているのだから面白くないわけがない。 いやダイジェストなので飽きる間がないと言った方がよいのか? 【圧倒的な演技力】 演劇の舞台を見ているような緊張感とドキュメンタリーのような透明感に圧倒されました。 映画館では派手なアクション映画を見るべきだと思っていましたが、 圧倒的な演技力に気圧される映画こそ映画館でその世界観にドップリと浸るべきです。 見事な小姑ぶりの池脇千鶴と、松山ケンイチの得体のしれない抑えた空気感の不気味さ 現実主義の妻夫木聡の狡猾さと、虚構の世界の住人のような綾野剛の優しさと共にある儚げな薄気味悪さ 広瀬すずの天真爛漫な明るさと、森山未來の滑りのある笑顔に見え隠れする影 とにかくすべてのキャスティングが素晴らしいのと、彼らの演技にただただ脱帽するばかり。 特に宮崎あおいの孤高の存在感は圧巻ですが、 その宮崎あおいですら隙あらば喰らいつくす勢いのモビーディックのような渡辺謙には戦慄すら覚えました。 【余韻を楽しめる映画】 原作は未読ですが、原作には4つ目のストーリーが存在するらしいので読んでみたくなりました。 重いテーマの重厚な作品ですが、ひたすら気分が悪くなるような重さではないので、 秋の夜長に余韻を楽しめるとても良い映画でした。 【はいぷ】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-19 14:37:31) 1.原作・吉田修一、監督・李相日という『悪人』コンビということで大いに期待していたが、期待に違わずの出来栄え。『悪人』同様、キャストの良さで描き切った感じ。ただ3つのドラマがもっと絡むのかと思ったが、現実的にはこれでいいのかも。 【Q兵衛】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-19 06:51:53)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS