みんなのシネマレビュー

美しい星

A Beautiful Star
2017年【日】 上映時間:127分
ドラマSFコメディ小説の映画化
[ウツクシイホシ]
新規登録(2017-02-23)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
公開開始日(2017-05-26)


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監督吉田大八
演出森田正光(気象監修)
キャストリリー・フランキー(男優)大杉重一郎
亀梨和也(男優)大杉一雄
橋本愛〔1996年生〕(女優)大杉暁子
中嶋朋子(女優)大杉伊余子
佐々木蔵之介(男優)黒木克己
羽場裕一(男優)今野彰
友利恵(女優)中井玲奈
若葉竜也(男優)竹宮薫
藤原季節(男優)栗田岳斗
赤間麻里子(女優)丸山梓
板橋駿谷(男優)茂木潤
井上肇(男優)
原作三島由紀夫『美しい星』(新潮文庫刊)
脚本吉田大八
作詞平沢進「金星」
作曲平沢進「金星」
撮影近藤龍人
製作ギャガ(「美しい星」製作委員会)
ジェイ・ストーム(「美しい星」製作委員会)
朝日新聞社(「美しい星」製作委員会)
配給ギャガ
美術安宅紀史
その他IMAGICA(協力)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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4.《ネタバレ》 吉田大八はいいなぁ。

ズレてる人(じゃぁ何が「フツウ」なんだよって怒られそうですが・・)たちの
世界観を壊さずに、現実との軋轢を描いて、ラストに持っていく、この力技。
今までの作品、全部そうだもんね。

いや、中々いないですよ、こんな映画監督。
観ている側を混乱させつつ、映画として引っ張り、ラストは観客も登場人物もハッピーな話を
創り続けてる監督って・・

三島由紀夫が原作なんだってね。
どんな話だったんだろ?(読めって言われそうだけど、私は映画が好きなのだ)

宇宙との交流を言う方々いますよね。
でもきっとこんな幸せになってくれるといいな。 トントさん [DVD(邦画)] 8点(2018-11-23 18:35:27)

3.家族4人のそれぞれのドラマがバラバラに展開していって段々絡み合っていくという「桐島部活やめるってよ」的な手法が相変わらず面白い。
SF要素もあって全く先の読めない物語だったので飽きずに楽しめた。
とにかく、リリー・フランキーのハジケっぷりがヤバかった!リリー・フランキー好きは絶対に見るべき。
暴走に次ぐ暴走。そして、火星人の決めポーズ。これには笑った。 ヴレアさん [DVD(邦画)] 8点(2018-02-20 16:08:41)

2.《ネタバレ》  この監督のクセで、今回もやや説明的な感が無きにしもあらず、ですが、ヘンであるがゆえの「これは一体どういう話なんだ?」っていう興味の持続と、ヘンでありながらも映画としてきっちりとまとまってゆく巧さに満足させて頂きました。

 宇宙の中で長い時を刻む地球の、そのいっときの物語、1つの家族の話。『メッセージ』にも繋がるミクロとマクロの世界が、オフビートな笑いとちっとも先の見えて来ないドラマによって紡がれてゆきます。バラバラに撒かれた家族のそれぞれのエピソードが、宇宙人という突飛なモチーフを通して、やがて1つの形を成してゆく、その面白さ。
 「美しい地球」に対する固定観念、人間の眼から見ながら人間の存在が排された自然に対する視点、対する人工物の美しさ。その投げかけられるメッセージにハッとして。

 最後まで見て、佐々木蔵之介の「まばたきしない男」や、今のこの日本で「牛が自由に歩いてる、入ってはいけない、警察が追いかけてくる場所」などの、なお曖昧に残る虚と実に至るまで、その「考えさせるバランス」が気持ち良い映画でした。 あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 8点(2017-06-06 20:37:37)(良:1票)

1.ぶっ飛んでいる。
この理解と賛否が分かれることは間違いない映画が、大都市のみならず、地方都市のシネコンにまでかかっていることが、先ず異例だろう。
「桐島、部活やめるってよ」、「紙の月」と立て続けに日本映画史に残るであろう傑作を連発した吉田大八監督の最新作というブランド力が高騰していることが如実に伺える。
そして、その高騰ぶりにまったく萎縮すること無く、この監督は過去のフィルモグラフィーを振り返っても随一にヘンテコリンな映画を作り上げている。無論褒めている。
(亀梨くんの出演のみを目的にした女性客などは大層面食らったことだろう)

三島由紀夫の原作は未読だけれど、あの稀代の小説家が健在の時代であったとしても、たぶん同じように時代を超越したエネルギーに満ち溢れた映画が作られただろうと思う。
そういう意味では、同じく三島由紀夫が江戸川乱歩の小説を戯曲化した「黒蜥蜴」の映画化作品も彷彿とさせる。
即ち、この映画の在り方はまったく正しく、吉田大八監督はまたしても原作小説を見事な“新解釈”を多分に盛り込みつつ素晴らしい映画世界を構築してみせたのだと思う。

この映画は、冒頭から最後の最後まで、SFと幻想の境界線を絶妙なバランス感覚で渡りきる。
そのバランスの中心に描かれるのは、人間の営みの中に巣食う可笑しさと、表裏一体に存在する恐ろしさと愚かさ。
その時に暴力的で破滅的ですらある「滑稽」が、ありふれた一つの「家族」に描きつけられる。

終始、可笑しくて、笑いが止まらない。
ただ、だからこそ、この世界の危うさの核心を鷲掴みにされているような痛さとおぞましさも感じ続けなければならなかった。

人間社会の滅亡を開始する“ボタン”は空洞だった。
人類は許されたのか?勿論、違う。
謎の宇宙人がその強大な力を振るうまでもなく、人類は勝手に滅亡に向けて突き進んでいる。
“ボタン”など端から必要なかったのだ。

優しい火星人が「美しい星だ」と名残惜しんでくれているうちに、なんとかしなければ。 鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 8点(2017-06-03 23:30:52)

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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 6.31点
000.00% line
100.00% line
2212.50% line
316.25% line
400.00% line
516.25% line
6318.75% line
7318.75% line
8425.00% line
9212.50% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

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