みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
6.《ネタバレ》 連れ子を育てるなんて私には無理。 だけど、この映画はそれを疑似体験できる。 連れ子を育てる疑似体験。 この疑似体験こそ、映画の醍醐味の一つだと感じる。 浅野忠信の魅力も冴え渡る。 出向させられてピッキングを黙々とこなす寂しい姿が、また似合う。 素晴らしい。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-08-31 02:01:02) 5.《ネタバレ》 家族というテーマでリアリティなストーリーだった。重い内容だったが最後はハッピーエンドになって救われた。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-10-07 21:18:13) 4.《ネタバレ》 再婚夫婦の家庭崩壊を描いた痛々しい映画です。 よく詳細を確かめずにレンタルしたもので、クレジットで女性の監督であることを知って納得しました。 何が痛々しいかというと、夫婦喧嘩のシーンがやけにリアルなんです。 結婚したことはないものの、思わず目を伏せたくなるような喧嘩で何か嫌でした(笑)。 浅野忠信の存在感から目が離せません。 賛否ある方だと思いますが、私はめちゃめちゃ演技が上手い俳優さんだと思っています。 『淵に立つ』を見てからだと、どうしても心にヤバい闇を抱えた人に見えてしまいますね。 いや、ある意味合ってるか。 逆に、田中麗奈の演技が浮いている気がしました。 それとも、イライラさせるための演出なのかな? とにかく、考えさせられることが多かった作品です。 「あなたはいつも理由ばっかりで気持ちを聞かない。」 パートナーとのコミュニケーションに苦労したことがある人は、必ずハッとさせられる台詞でしょう。、 【アーウーマンデ】さん [DVD(邦画)] 8点(2018-06-04 08:34:08)(良:1票) 3.《ネタバレ》 これは女性監督にしか撮れない映画ですね。 男性だと、女性の潔癖症の前で、怯えるか、逃げるか、暴力を振るうか、とか そんな内容になってしまう。 でもこの映画は、嘘だらけの家が、心を取り戻す過程を描いてる、大変な映画です。 それも二人の長女がカギなんですよね。 再婚相手の長女とうまくいかず、前の奥さんの間の長女が新しい父親の死に動揺する。 無責任な言い方ですが、二人の長女が、浅野さんのなかで一つになったとき、 浅野は心を取り戻す、という内容です。 こんなこと、現実に起きるかどうかはともかく、浅野の再婚理由に邪心がなかったからだと思います。 宮藤官九郎の寂しさも堪えました。 名作です。ちょっと泣きました(笑) 【トント】さん [DVD(邦画)] 8点(2018-05-12 15:06:02) 2.「しあわせのパン」「ぶどうのなみだ」の監督という事でそんなに期待していなかったが、普遍的な家族の崩壊と再生のドラマをリアリティたっぷりに描いており、終始引き込まれた。 バツイチ同士の再婚に伴う、血の繋がらない父と娘の衝突や、それに伴う夫婦の関係の変化などが丁寧に描かれていた。 DVでギャンブル中毒の元夫役を演じたクドカンは、絵に描いたようなクズ男だったが、妙に人間臭さに溢れており印象に残った。 そして、なんと言っても浅野忠信の安定感。 再婚相手の連れ子とうまくいかなくて、仕事でも煮詰まり、段々と精神的に余裕がなくなっていく様を静かだが真に迫る演技で見せてくれた。連れ子の長女を演じた子役も良い演技だった。 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 8点(2018-03-07 20:28:14) 1.《ネタバレ》 浅野忠信と言えば、「私の男」「岸辺の旅」「淵に立つ」といった、不気味な役どころが最近はすっかり定着していましたが、今回は一転してマイホームパパという (笑) でも久しぶりに、普通の人を演じる浅野忠信を堪能できました。 本作の映像、それは古びた8ミリカメラで撮影したようなくすんだ色合いで、その空気はどこか懐かしい感じがしました。音楽をじゃんじゃん鳴らすこともなく、静かで抑制のきいた演出も私好みでした。 物語を通して、根っからの悪人は登場しません。唯一、クドカンは小悪党のようでしたが、最終的には意外と愛すべき魅力的なキャラになっていて、人物の描き方にはとても好感が持てました。彼は最後、既にプレゼントの「ぬいぐるみ」を買っておりました。それはつまり、娘さんが来ないことを承知の上で待合せ場所に来た、ということ。本当に娘と会うつもりであったなら、二人で一緒に買いに行こうとするはずですから。彼も、元父親として最低限の義理を果たそうとする真人間であった、ということです。 話変わって、本作は信と妻の元夫、信と元妻の夫、この関係に注目したい。信の結婚が一度失敗したことにより、奇しくもつながった人間関係です。でも彼らの間には、一度は同じ家族の父親であった連帯感が芽生えたのか、デパートの屋上や病室の場面では不思議な「絆」が感じられて、少なからず心が熱くなりました。 "家族を守る使命" という襷 (タスキ) を、ある親が転んで落としそうになった。その親はもう疲れていて、起き上がって走ることはできない。でも誰かがその襷を受け取って走り、やがて本当の親になり、いつしかその家族の絆はもう少し大きく広がった。これはそういったお話。 はっきり言って、彼らと彼らを支えた妻たちの姿を前にして、離婚とか生みの親とか育ての親とか、どうでもよくなりました。"われら" とは、決して血のつながりだけではないはず。だから新しい命に、「生まれてくる君よ、大家族へようこそ」と声を大にして言いたい・・!! 【タケノコ】さん [映画館(邦画)] 8点(2017-08-28 22:32:35)(良:1票)
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