みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
9.《ネタバレ》 この映画、とてもシュールなコメディで好きです。 それも、ピーター・セラーズの素晴らしい演技があってこそ。 純真無垢だけど何もない、ただの世間知らずの庭師・チャンス(ピーター・セラーズ)が、とんとん拍子に成り上がって(周りが勝手に祭り上げ)、やがて大統領候補になる・・・ なんてバカげている?と思うなかれ。 幼少の頃から、あの年まで庭師一筋なら実績申し分ない職人な訳で・・・ そりゃガーデニングに関しての言葉には、経験に裏付けされた立派な“お言葉”であることは間違いなく、勝手に周りが違う解釈に捉えるのもあり得ることです・・・ということにしときません? まさにチャンスがチャンスを掴むというお話。 ラスト、湖の上を歩くシーンは、チャンスが全ての運を吸い寄せて超越した人間(いや、神?)になったのでは・・・と思える印象深いシーンでした。 さて、私は決して熟女好きって訳ではありませぬが、オバサンになった(失礼)シャーリー・マクレーンが、『アパートの鍵貸します』の頃と変わらずキュートだなぁ~と思いキュンとなりました。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-29 14:58:53)(良:1票) 8.見た目は普通でも中身はヘンテコな役を演じさせたら天下一品のピーター・セラーズがまたもややっちゃいましたね~。風刺さとチャンスのキャラが合い過ぎておもしろすぎ。運と周りの人たちのお陰で今まで生きてきたようなもんのチャンスが一歩外に出てみたら不思議ちゃん扱い(笑)周りの人に祭り上げられてエンドクレジット前には水上を歩く見事な超人になっちゃったチャンスですがそのあとに流れる彼の笑いとストーリーのギャップさがいい感じにハマってました。 【M・R・サイケデリコン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-13 00:20:12)(良:1票) 7.久々に大声をあげて笑って、腹が痛くなった。 これをみてあなたの世界を変えるチャンスだ! 【突っ込み】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-10-02 16:43:57) 6.チャンスがいつも同じ間で喋るのが印象に残っている。早過ぎないことで、彼が質問に対して真摯に考えている事が、遅すぎないことで、彼の頭の単純さが表れていると思う。そんなチャンスを見て、彼の腹の内を勝手に想像する人々から、大抵の人が「言葉には裏がある」と思っているのだと感じた。 【デコバン】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-28 17:19:38) 5.チャンスが持ち歩いているテレビのリモコン、これこそが彼にとっての唯一無比の武器なのでしょうね~。リモコンは剣よりもペンよりも強いのです。それは見たいモノだけを選び得ると同時に見たくないモノを一瞬に消し去る魔法のツールなのでしょうな。街中でからまれた少年たちにリモコンを向けるのは彼らを目の前から消し去ろうとしたのでしょう。そして見たいものだけを見るという身体的に忠実なる慣行により育ったチャンスは、身体と言葉に乖離のない<Being There>な人となり、ブラウン管の向うをまねるというカタチが彼にとっては全てとなって、よって大統領も女性の肉体も人の死も「テレビで見たことがある」以上でも以下でもないカタチとしてしか写らない。そしてチャンスのような人間に出会ったことがない周囲の人間たちの言動の中に「人間」を感じてしまうのは、私がその周囲の人間たちと同類であることの証明なのであります。 【彦馬】さん 8点(2005-02-25 23:17:03) 4.『風刺コメディ』などと軽い表現では済まないような奥の深さがある。チャンシーが(おそらく生まれて初めて)街に出て外を歩くシーンに”ツァラツストラはかく語りき”が流れる。ニーチェか!哲学が苦手な私にはニーチェが唱えた数々の思想について詳しく語ることは不可能に近いが、多少は高校時代に『神は死んだ』『永劫回帰』など授業で説明を聞いた記憶はある。しかし残念ながら学んだ記憶だけで、言葉の意味は記憶に無い。従って、なぜこの「チャンス」がニーチェ的なのかは説明できない。でも、本作品を分析するキーワードなのは間違いない。多分間違いないと思う。間違いないんじゃないかな。これから『ニーチェ入門』を買いに行ってきます。では1ヵ月後にまたお逢いしましょう。《つづく》 【nizam】さん 8点(2004-06-26 12:56:25) 3.何か物悲しいような、切ないような不思議な気持ちにさせてくれる映画。結局は、無知な人間に名のある大人や社会が勝手に巻き込まれていくという、社会を痛烈に風刺した映画であろう。ベンが死んだときにチャンスは表情は変えないが涙を流しているんですね。あの涙は本当の無垢の涙なのでしょう。大人のおとぎ話です。 【じふぶき】さん 8点(2003-05-30 14:37:00)(良:1票) 2.ガーデナーの映画、という話を聞いて見てみました。ぜんぜん違う、と思ったけど、やはりそうなのかもしれない、と思い直しました。ほのぼの。心がすっきりします。彼はなんのためにどこから現れたのでしょうか。 【みんみん】さん 8点(2003-04-26 14:38:46) 1.ムシャクシャたり人間を信じられなくなったり殺伐な気分になったとき、暴力的な映画を観るのもカタルシスになるけど、コレとか「ストレイト・ストーリー」なんかを観るのも一法であろう。チョンシー・ガーディナー氏を見たら、ランド氏やイヴならずとも他人を疑う気持なんかなくなってしまう。ピーター・セラーズ代表的名演技のひとつ。メルヴィン・ダグラスやシャーリー・マクレーンもいいねぇ。 【アンドロ氏】さん 8点(2002-12-24 00:25:08)
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