みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 「殺すのは簡単だが、それでは解決にならない」一念での奮闘が報われたかと胸熱になった途端の狂気の顔つきに、子供時分に大人達が口にしていた「所詮は畜生やからなぁ・・・」が浮かびました。ポール・ウィンフィールドの遣る瀬無さ極まる姿にもらい泣きしそうに。作品に格調をもたらす音楽はモリコーネ流石の仕事ぶり。孫を連れた見た目温厚な好々爺のレイシストが、幼犬時から黒人使用人に命じて虐待させて黒人への憎悪を植え付け黒人殺人犬に仕立て上げる。洗脳のおぞましさは犬のみならず人間にも当てはまるホラーの枠を超えた考えさせられる秀作です。本作はNAACPの猛抗議によってパラマウントが公開に尻込みして上映禁止となり、サミュエル・フラーがフランスに移住したといういわくつきの作品でもあります。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-06-29 23:35:04) 1.《ネタバレ》 狂気の顔芸がパンパないお犬さん。 でもこれ、単なるホラーじゃないすね。 過去のアメリカの歴史上において実際に存在していたのか否か、今さらながらにして実に興味深く感じられます そんな動物を扱っての社会派サスペンス。黒人を見かけたら目くじら立て飛びかかり噛み殺しにかかる黒人暗殺処刑攻撃犬のホワイト・ドッグ。 でもエンドクレジットではお犬様のお名前が4匹クレジットされ出てましたので、そのシーンシーンよって4匹を使い分けていたのでしょうかな 答えはわかりませんですが。 そして人間様につきまして、ふいに現れた(黒人差別者の)飼い主に啖呵を切って対峙するジュリーの姿が勇ましい。 だがラストはとてつもなく切ない、黒人調教師が落胆する姿とその何とも言えぬ表情があまりにも後に引きずる そして横絶えたお犬さんの表情が。 結果、恐ろしく切なく悲しくも、このまま後発の映画たちに埋もれていってしまうにはあまりに惜しい一作であると思います。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-04-06 18:18:20)
【点数情報】
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