みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
8.いやもうホント、これ、戦い過ぎでしょ(笑)。 内容的には、「戦い」というものに純化されてきているというか、だいぶ抽象化されてきていて、そこは良し悪し。好きな人にはタマランだろうし、そうでない人はちょっとついていけないかも(そんな人はそもそも、見てないか)。 ストーリーなんて、前作の続きと言えば続きだけど、要する前作のオマケに限りなく近くって、ただただ、ジョン・ウィックが命を狙われる。狙われまくって、これじゃあ、大好きなラーメンをお忍びで食べに行くのもままならない・・・。こういうのって普通、続編作るたびに「今回こそ最強の敵」みたいな好敵手をでっち上げるもんでしょ、と思うのですが、そういうのもいなくって・・・いや、マーク・ダカスコスが一応、その役どころなんですね、失礼しました。しかし、その対立軸が物語の中心という訳でもなく。 この作品が抽象的なのは、ジョン・ウィックがプロの殺し屋であり、殺人装置であり、死神であるから。これも普通の作品なら、戦いの前の緊張感、戦いに至る過程、といったものをどう描くかが重要になってくるのでしょうが、そのせいで、プロの殺し屋の筈であるヤツがムダな能書き垂れまくった挙句に相手の逆襲をくらったりする。我々はそれを楽しむ(笑)。ジョン・ウィックはそんなことはしない。躊躇なく相手を斃す。戦いは突然始まり、タメも何もなく機械的に戦いまくり、唐突に戦いが終わる。長回しで演出されるその戦いは、際限なく続き、そのアクションが繰り返しとなって単調になることすらも辞さない。流れる動き、死の舞踏。 一つのシーンでは、ある種の繰り返し(ジョン・ウィックがひたすらガラスに叩き続けられる)が行われることで、その執拗さが浮かび上がり、それが魅力にもなっているのですが、シーンが変われば別の趣向が展開されたりもして、例えばナイフの投げ合いなんて、これ、要は手裏剣ですよね。ニンジャアクションです。果ては、馬上ならぬバイク上のチャンバラ風アクションも。 常に夜の雰囲気、闇の雰囲気をまとった死神たるジョン・ウィックが、砂漠の陽光の中を彷徨うシーン。印象的でした。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-03-31 07:41:52) 7.《ネタバレ》 いや~最高です。アクションに次ぐアクション。そこに一切の手抜きがない。ストーリーも設定も全てはアクションのためにある。そのための整合性だけは取ってある。ちなみに途中で出てくるファンタジックな拳銃は実在のカスタムガンです。このシリーズはガンアクションが肝なので銃のディテールは確実に考察されている。 ストーリーに関しては「仲間」は裏切らないし良い敵役はいい感じで死ぬ。まさに「友情・努力・勝利」なジャンプ漫画映画。前2作あったのでその蓄積を生かして説明最小限にして存分に暴れまわりました、映画。キアヌはボロボロの時は悲壮感たっぷりに、体力万全のシーンでは圧倒的にというメリハリもいい。 1作めはロシア語が、2作目はイタリア語が怪しくて今回は日本語。そこは広い心で楽しみましょう。そういう設定の整合性よりアクションのリアル感とキャラの立ち方を愛でる映画です。 今回は使い方は違うがやはり音楽は良い。そして映像が綺麗。ただ楽しむための作品として満点。で続編もあるんだって?期待はするけどそろそろお腹いっぱいかな。 【tubird】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-09-25 23:37:16) 6.《ネタバレ》 シリーズも三作目となると大抵は息切れが目立ってくるものですが、さすが『ジョン・ウィック』、予想を裏切るパワー・アップぶりでした。前作のエンド・シーンからほぼ繋がる形で物語がスタート、第一作でジョンが暴れ出してから本作が始まるまでが実は一週間の出来事だったということが明示されますが、いくら何でも一週間で人殺し過ぎでしょ、ジョン・ウィックさん!追われる身の辛さで、アンジェリカ・ヒューストンのもとにたどり着くまでひたすら戦いながら逃げるばかり、でも馬に乗ってバイクとチェイスするなんてこれは斬新すぎます。今回新たに登場するキャラはそれぞれにキャラ立ちが凄くて、その中でもゼロさんが率いる寿司職人軍団がやっぱ最高でした。ホテルでいきなりジョンのわきに座ってきて「ファンです」と告るところなんて、思わずのけ反ってしまいました。ラストの鏡の間みたいなところでの寿司職人軍団との決戦は、やはり『燃えよドラゴン』のオマージュなんでしょうね。ゼロと決着つける前の一番弟子・二番弟子との闘いですが、二番弟子はあのヤヤン・ルヒアンなんですよ、なんと贅沢なことか!この二人もやっとこさでねじ伏せますが、止めを刺さずに「また会おう」と爽やかに去ってゆくジョン・ウィック、シリーズ中で敵を殺さなかった珍しいケースです(一作目のロシアン・マフィアのボス以来かな)。 今回で主席連合なるものの実態がまた明確になってきましたが、この組織のトップはあのベドウィン族の首長みたいな人物でいいのかな?でも「主席のうえにいる人」というジョンのセリフもあるし、謎が深まるばかりです。ジョンがエンコ詰めまでして再び主席連合への忠誠を誓うという展開には「へ?」となりましたが、ウィンストンに迫られて誓いを反故にしちゃう展開にもびっくり。そしてそのウィンストンまでもが最後に主席連合に寝返ってジョンを裏切るとは、これぞ二転三転のジェット・コースター状態です。こうなってくると、主席連合に最後まで突っ張ってなめし斬りにされてもへこたれなかったバワリー・キング=ローレンス・フィッシュバーンがじつはいちばんカッコいいキャラだったってことになりますね(笑)。 一目瞭然ですが、このシリーズはまだまだ続くみたいです。次回作は、あの中途半端な退場からするとハル・ベリーの大暴れが期待できそうです、ジョン・ウィックと愛犬を殺された同志でね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-06-12 22:28:06) 5.《ネタバレ》 途切れることがないアクションの連続 過去2作よりも満足度が高い作品でした。 主席連合やジョンを裏切ったウィンストンと対峙するであろう次作が楽しみです。 期せずして、4の公開日はマトリックス4と同じ日だとか‥‥ どちらを先に観るか 今から楽しみにしています。 【TerenParen】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-03-19 02:51:21) 4.《ネタバレ》 今回は撃ち殺される雑魚キャラの皆さんが非常に多く、その打たれ方も色々なバリエーションがあり飽きが来なかった。 ジョンは、車で轢かれたり、かなりの打撃を受けたりダメージ満載なんだけれどすぐに回復するところがいい。 暗殺者も個性派ぞろい。ジョンのファンを自称するゼロは、にんじゃりばんばんで登場シーンするし死に際のセリフには笑わせてもらいました。 ジョンを手助けした者に処分を下す組織の裁定人も、列挙する罪状がどんだけ詳しいんだーと突っ込みたくなるほど冷徹かつスタイリッシュで良かった。 ラスト、ウインストンがジョンを撃って殺したと見せかけ主席連合から逃がすシ―ンがあるけど、ピンボール状態のジョン良く生きていたね。 【ねおやま】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-10-10 23:25:28) 3.《ネタバレ》 多彩なアクション満載で期待通り面白かった。 本にナイフに馬、使えるものは何でも使うジョン。 カサブランカでのソフィア嬢の愛犬2匹とのコンビネーションも凄かった。 裏稼業の方々が公共の場で、もうやり過ぎってくらいメチャクチャ派手にドンパチ殺し合いってのは違和感あるけど、そういう余計なツッコミは野暮だし、傷も痛々しいジョンが弱りながらも次々と倒していく怒涛の展開、純粋に楽しめました。 一作目は、愛犬の復讐。二作目は、自宅を破壊された復讐、裏稼業の世界観と掟、聖誓にまつわる戦いだった。 そして本作は、掟を破ったジョンが世界中の暗殺者、組織から狙われるというのが本筋。だけども、過去2作に比べて、ジョンがどうしたいのかって目的がちょっと曖昧でボヤけてしまってるかな。妻の記憶を忘れないために生きたいと、一度は引退し、裏切った組織へ指を詰めてまで戻るのに、命の代償としたウィンストン殺害命令を土壇場で無視する始末。利己中ウィンストンの策略なのかどうか謎のままだけど、多分生かす前提でジョンを撃ったんだろうね。とまぁジョンの姿勢が二転三転するも次回作はキングと共闘?主席連合への逆襲か!? 楽しみに待ってます! 【シネマブルク】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-10-05 20:09:47) 2.「マトリックス」かと思う位銃火器が豊富。聖域(?)と呼ばれるホテル内で繰り広げられるアクションが凄い。 「ガンだ、ガンをどっさり寄越せ!」と叫ぶキアヌ・リーブス。大量のガンを装着して次々にやってくる敵を殺しまくります。とにかくどのアクションをとって観てもしつこいぐらいに繰り返すのが本作の特徴。ことアクションに関しては物足りないという事はないのでその点は保証いたします。 ただ、あまりにアクションシーンに時間を割きすぎたのかストーリーなんて殆ど無いようなものだった(笑)それくらいアクション満載な映画! 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-10-04 21:02:54) 1.《ネタバレ》 キレッキレのキアヌが観れるシリーズ三作目。 「ジョン・ウィック」シリーズは2014の登場以来、5年で3作を展開させてきたが、軸をブレさせずにどんどん面白くなっている。 短いスパンで3作も作るとなると、マンネリ打破とか、新たな展開とかで、そもそものアイデンティティを失って自爆してしまう例は多い。近年で思い出されるのは、誘拐の解決が見せ場だったのに、ただの濡れ衣サスペンスになった「○○時間」、記憶が飛ぶほど飲んだ翌日のドタバタのない「●●●オーバー」などだろうか。 変わって本作は、右肩上がりに批評家・観客の評価を得続けているのが凄いところ。 少なめだった予算も、作品の成功と共に少しずつ拡大されている。つまり、初期コンセプトの範囲内で、「出来ること」が単純に増えていき、面白いアクションシーンをどんどん実現できているのではないか。 もちろん派手になったからと言って、大味な部分はない。個々のアクションシーンのアイデアや徒手格闘の練度には驚嘆すべきモノがある。 もうね、笑っちゃうんですよ。 キアヌがめっちゃ頑張ってて、半笑いで応援するしかないんですよこれ。 キアヌがちょっと街を流しただけで、刺されるわ殴られるわ車に跳ねられるわと、序盤のテンションから既にぶっ飛びすぎだろうと。 ニューヨークの治安はどうなってんだと。 馬の蹴りとか、キアヌちょと気に入ってるし。 話も単純というか潔い作りで。行きたい場所に移動して、戦って、、、でもハル姐さんとワンちゃん部隊とか、要所で素晴らしいアイデアが炸裂してて面白い。これは良い。唐突なにんじゃりばんばんも良い。 終盤に至っては、ガチなシラット勢に囲まれボコられる我らがキアヌ。 これはヤバイ(笑) キアヌさんってこんなに雑に壁にぶつけても良いの?良いんです。 観た後は「え、キアヌ…死んでないよな」という心配がよぎるほど、体を張ったキアヌが観れる本作。 面白かった。 続編を匂わせる終わり方で、まだまだジョン・ウィックの受難は続きそうだけど、 頑張れキアヌ、おまえがナンバーワンだ。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2019-08-26 18:09:58)
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