みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
4.《ネタバレ》 中々に凄まじいですね。スポーツというにはあまりに危険すぎて、例えばボクシングやF1といった(かなりの危険を伴いますが)あくまでスポーツと言える範疇の極限とも、やや比較にならない様にも思われるというか(F1も最近では以前ほど死亡事故の話も聞かないでしょーかね)。あと、スポーツの「競技」とは少し異なってクライミングはひたすらに自分との闘いであり、中でやはり恐怖心に打ち勝つことが最も重要かとも思われましたが、中盤で明らかになる様にこの主人公、ある部分でホントにバグっちゃってるというのが然もありなんとは言えやはり驚愕でしたね。 とは言え、ライフスタイルという言葉を超えて「生き方」そのものを定義し直し、文字通り全身全霊を賭けて挑んでゆく姿には大いに心を打たれました。あの広大な断崖絶壁にポツンと存在する人影の小さく見えることと、それでいて大きく雄大に見えるということ!終盤の迫力・スリル・映像の美しさはある意味空前絶後です。これは必見ですね。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-12-16 22:06:39) 3.撮影も命がけ、生きるか死ぬかの極限映像、これは劇場の大画面で観るべき作品ですね。 MRIでも分析されていた主人公の頭の中はなかなか理解し難いですが、いつ訪れるか分からない死の瞬間にそれを撮り続ける複雑なカメラマンの心境、作り物ではない緊張感に強く惹きつけられます。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-18 22:50:13) 2.世の中にこういう〝スポーツ〟があることに驚かされます。挑戦できるのは、世界でごくごく少数の「ギフテッド」だけでしょう。一瞬たりとも気を抜けば確実に死が待っているわけで、そこに挑戦せずにはいられないという精神は理解不能。さすがに最終盤はハラハラしっぱなしでした。 しかし興味深かったのは、主人公が前半で「成功している歯科医くらいは稼いでいる」と語ったこと。彼の挑戦は超個人的なものであり、仮に人知れず登ったとしたら1円の利益も生みません。しかしスポンサーがいるかどうかはわかりませんが、専門の撮影クルーがいて、その姿が克明に記録されることにより、映像や本などのコンテンツが作られて世界中で売られ、一級のショービジネスに昇華している。その結果、彼は金銭的な俗事に煩わされることなく、挑戦を続けられる。イヤミでもなんでもなく、やはりグローバル資本主義はすばらしいと思うし、ますます発展して多くのギフテッドが心おきなく能力を発揮できる世の中になればいいなと願うばかりです。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-01 02:09:16) 1.難攻不落の山と、それに挑む人間。これも僕の好きなジャンルの映画。 そのスリルという点ではトップクラスの作品にして、色んな意味で異色作でもある。 本作はフリークライマーのアレックス・オノルドが命綱などを一切使わず、 自分の体ひとつでヨセミテ国立公園にある断崖絶壁の岩山に挑むドキュメンタリーですが、 実際の挑戦に至るまでの命綱を使ったリハーサルをたっぷりと見せる。 しかし、これが実際に挑戦となる終盤に効いてくる。 失敗が続く。命綱が無ければ、彼は命を落としている。 過去にチャレンジに失敗し命を落としていったフリークライミングのレジェンド達の紹介まで挿入される。 見る者はいかにこれが危険なチャレンジであるかを思い知らされます。 こういう映画の一番の見せ所は、「一体どうやって撮影したんだろう?」 見る者にそう思わせる迫力ある映像。 本作にはカメラマンや撮影クルーが出演者として登場する。 実際にどう撮影しているかを見せるシーンまである。 最後のフリーソロで、彼の挑戦を直視できない撮影クルー。その心情も痛いほどに伝わる。 更に、撮影クルーのみならず、彼の恋人や母親が登場するというのも異色です。 彼の命がけの挑戦を捉えるドキュメンタリーとしても、一人の人間を捉えるドキュメンタリーとしても素晴らしい作品です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-06-21 20:15:24)
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