みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
3.《ネタバレ》 思ったよりLGBTの色が強かったが、それがなくても良い映画だった。バレエによる一果の成長とそれを支える行動のコントラストが痛々しくもあったが、強い想いは美しい。孤独な人間同士が心を開いていく過程、特に2人で踊るシーンはハイライトです。あと、バレエのシーンが美しくて、しっかりとバレエ映画として成立しています。 【ラグ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2023-06-25 02:23:45) 2.《ネタバレ》 映画全体の質の高さに比して、演技面はやや微妙、というか、正直言って若干しっくりこない。草彅クンは特に前半、感情をイマイチ演技に乗せ切れておらず、キレが無い(ただ中盤以降の比較的早くから彼は大分落ち着いた役柄に変わってゆくので、前半であまり感情をむき出しにしない様にしていたのはあくまでバランスを考えて、ということにも思える)。もう一人の主役たる服部樹咲ちゃんも、演技未経験というだけあってその素朴なお芝居は「今できることを精一杯やる」という感じだし、その他含む全体としてもさほど演技のクオリティで何とかしよう、という感じでもなかった様に思う(主演ふたりの出来に対する、これもバランスなのかも知れないと感じる)。 ただ、草彅クンは見た目・雰囲気の面では、その部分のリアリティとここぞの場面で醸す哀愁が絶品であり、キャラクター自体の出来は素晴らしかったと思う。樹咲ちゃんも、とにかくバレエ場面が上手い&綺麗でこれも素晴らしかった。演技だけが役者の仕事ではないのだし、私は今作をこの2人でつくったのは成功だったと思う。 お話の内容の方は、率直によく出来ていた。LGBTを題材とした映画としてもかなり壮絶に悲劇的だが、それもこの題材のひとつのリアルな側面なのは間違いないだろう。叶わぬ願いを追い続けるよう宿命づけられた凪沙がただ自分自身で在り続けようとする様には、人間の気高さを思うのだし、そして凪沙と寄り添い生きた一果が夢を叶えて生きてゆく人生の中にきっと凪沙も生き続けるのだろうこと、それはある意味「母」と子の絆であり、凪沙が確かにこの世に残したもの、だったのだろうと思いたい。 【Yuki2Invy】さん [映画館(邦画)] 8点(2020-10-05 18:59:05) 1.《ネタバレ》 題材的にはとても面白くて、どんどん引き込まれる話だった。 最初は全くわかり合えなかった2人が段々と心を通わせて行くという王道的展開で。 ただ、ちょっとわざとエグいシーンばかりを抽出した感じもあって、その辺は見ていて辛いし、やり過ぎにも感じられた。 おまけにただそういうシーンを持ってきただけでその後のフォローが何も無くて。 後は観客の想像に委ねますって感じがしてちょっと無責任に感じた。 例えば、一果がコンクールで踊るシーンと交互に映し出された同級生の子とか。凪沙の最後の方とか。 あと、凪沙の一果に対する想いもいつの間にあんなに愛情が湧いたんだろう?って。ちゃんと決定的なものがあれば尚良かったんだけどね。その後、再度引き取りに行くシーンもなんか不自然というか、彼女は絶対あんな事しなさそうなのに、この短期間で何があった?みたいに感じられて。 それでも、一果の成長物語として観ればとても面白かったし、バレエをしている時の彼女はとても生き生きとしていて心揺さぶられた。 凪沙は最初は一果に対して冷たい態度で接していたが、怒りながら「らんま1/2」を読んでいたのがなんかじわじわ面白かった。 草彅剛の演技も良かったし、一果を演じた新人の子の演技も大変素晴らしくて、とても引き込まれた。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 8点(2020-09-29 21:54:20)(良:1票)
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