みんなのシネマレビュー

茜色に焼かれる

2021年【日】 上映時間:144分
ドラマ
[アカネイロニヤカレル]
新規登録(2022-08-22)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2023-10-27)【イニシャルK】さん
公開開始日(2021-05-21)


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監督石井裕也〔監督〕
キャスト尾野真千子(女優)田中良子
片山友希(女優)ケイ
オダギリジョー(男優)田中陽一
永瀬正敏(男優)中村
芹澤興人(男優)
笠原秀幸(男優)斉木
泉澤祐希(男優)教師
前田亜季(女優)幸子
鶴見辰吾(男優)有島耕
嶋田久作(男優)成原
脚本石井裕也〔監督〕
製作竹内力
プロデューサー河村光庸(ゼネラルプロデューサー)
制作スターサンズ
配給朝日新聞社
スターサンズ
ヘアメイク豊川京子
編集石井裕也〔監督〕
録音柴崎憲治(音響効果)
照明長田達也
あらすじ
田中良子が交通事故で夫を亡くしてから7年の歳月が流れた。加害者である老人は罪を贖うことなく天寿を全うする一方、良子はシングルマザーとなり金の工面に苦労していた。職場では不当な扱いに耐え、息子の純平もイジメ被害に。この世は理不尽な事だらけだ。そんな良子の口癖は「まあ、頑張りましょ」。2人は厳しい現実に立ち向かっていく。

目隠シスト】さん(2022-08-22)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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2.《ネタバレ》 全編を通して辛い事ばかりが描かれているが、最後までのめり込んで見ることができた。
それはこの映画で描かれていることが、世知辛い世の中をリアルに映しているからだろう。

尾野真千子が何度も言う「頑張りましょ」、何でか分からないけど心が少し軽くなる気がする。
永瀬正敏は色んな役を演じてきたけど、本作のようなキャラが一番似合ってるし、カッコいいね。

ラストシーン、母親の息子に対する愛情が伝わってくる素敵なシーンだ。
この作品を見て良かった!
やはり日本映画が大好きだ。 にじばぶさん [インターネット(邦画)] 8点(2023-01-22 22:44:28)

1.《ネタバレ》 「まあ、頑張りましょ」の「まあ」の部分が気になります。どうにも抗えない社会の仕組み(ルール)に対する「諦め」が含まれているような。理不尽ばかり。敵だらけ。それでも主人公は戦いを、生きること自体を放棄していません。この世界を生き抜くために彼女が必要としたのは「意地」であったと考えます。これは単に意固地な心持ちを指している訳ではなく、「誇り」や「正義」「愛」を含む広義な概念。田中良子をかたち作る「芯」であります。客観的に見れば賢明な生き方とは言えません。あまりに不器用。世渡りが下手過ぎて、やきもきするというか、いたたまれないというか。正直観ていて辛かったです。しかし、そんな彼女の生き様を否定する気はありません。それは彼女の存在を否定することだから。ひたすら真っすぐに。時に狂おしく。暴走ヤッパモードは、まさに田中良子がどんな人間かを如実に現したエピソード。弱者であろうとも、食い物にされていい訳がありません。やるときはやる。舐められたらオトシマエをつける。夫交通事故死の教訓が活かされたものと推測します。もちろん褒められた行動ではありませんが、そんな気概なくして人生は戦えません。ただしチャリパクだけはちゃんと反省してください。きっと「田中良子」というありふれた名前に意味があります。そこのあなたも、あちらのあなたも。あなたなりの戦い方で、この世界を生きて抜いてください。そんなメッセージが隠されていると思います。漆黒の暗闇が迫る夕暮れ時。まるで茜の空にジリジリと焼かれ続けるような人生だとしても、闇を受け入れたらお仕舞いです。時間切れになるその時まで、お天道様の下で精一杯足掻いてやりましょう。
今回の収穫は片山友希さんです。鑑賞済みの作品にも多数出演されていたようですが、今まで意識せずスルーしてきたみたいです。裏を返せば、主張が強すぎないということ。物語に調和できるのは俳優として優秀な証でもあります。本作では主要キャラとして存在感を発揮しました。彼女の魅力を知ることが出来て随分得した気分です。スッキリ系の美人さんで、ルックス的には古川琴音さんと姉妹役なんかピッタリかと。これから爆売れすること間違いなしでしょう。 目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2022-08-22 23:58:27)

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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 6.43点
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