みんなのシネマレビュー

ニトラム/NITRAM

Nitram
2021年【豪】 上映時間:112分
ドラマサスペンス犯罪もの実話もの
[ニトラム]
新規登録(2023-03-02)【Yuki2Invy】さん
公開開始日(2022-03-25)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督ジャスティン・カーゼル
キャストケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(男優)ニトラム
ジュディ・デイビス(女優)ニトラムの母親
エッシー・デイヴィス(女優)ヘレン
アンソニー・ラパリア(男優)ニトラムの父親
音楽ジェド・カーゼル
製作ジャスティン・カーゼル
製作総指揮アンソニー・ラパリア
あらすじ
'90年代半ばのオーストラリア、タスマニア島の閉鎖的コミュニティ。両親と同居し、軽度の知的障害を持った青年は幼少時から周囲になじめず孤立し、同級生には名前を逆さに読んだ「ニトラム」(NITRAM)という蔑称でバカにされてきた。何一つ上手くいかない日々の中、父の勧めで訪問販売を始めた彼は、元女優のヘレンと出会い、親しい間柄になる。ところが二人の関係は悲劇的な結末を迎えてしまい、深い孤独と鬱屈から次第に精神疾患が悪化していく…。1996年に起こったポートアーサー事件に至るまでを描いた実録犯罪ドラマ。2021年カンヌ国際映画祭男優賞受賞。

Cinecdocke】さん(2024-07-12)
全てのをあらすじ参照する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想(8点検索)】

別のページへ(8点検索)
1


1.《ネタバレ》 非情に重い、あまりに重い物語。実話ベースの創作としては相当実話に沿っているようですね。再現映像的なモキュメンタリ―の一種とも受け取れます。

実際の事件について書かれたものを読んでみると主人公は軽度の知的障害ということですが、本作に描かれている限りでは軽度の知的障害を伴う発達障害、更には精神的な問題も持ち併せていると言いましょうか、穏やかで優しい面と粗暴で暴力的な面という二面性が周囲が理解し得ないタイミングで見え隠れしています。計画的に武器弾薬を揃え、身辺整理をして母と言葉を交わし、誰よりもなついてくれていた犬たちを解き放ち、凶行に向けて踏み出して行く主人公。そこには明確な意思が感じられます。最終的なスイッチとなったのは英国で起きた類似事案のTV報道のようにも思えます。ある意味衝動的だったのかも知れません。

花火の一件が示すように幼少期からある程度明らかであった彼の特性。家族と専門機関がしっかりとそれを理解して受け止め、着実に連携して見守っていれば、もしかしたら防げたのかも知れません。しかし、実際には厳し過ぎる母親、優し過ぎる父親、クラスメイト等の揶揄中傷(おそらくはイジメも)等々による影響がジワジワと積み重なり、公的機関の継続的な関与は病院のみ(描かれていないだけ?)であった上に、ヘレンのような一見優しく包容力があるようでいてある意味身勝手な支援や心を閉ざしてしまった父親の自死は、彼を決定的に追い込んだのでしょう。そこで何かが音を立てて崩れてしまった。

銃規制という対症療法的予防措置には、確かに一定の効果が期待出来るのかも知れません。しかしながら、決定的な効果が期待出来るとは言い難いことは諸外国の例が示す通り。本作における事案ではたまたま銃器が手段として使用されたのであって、同種の事件を防ぐ根本的な予防策は、この主人公のような人物への決して画一的にならない長期的な支援以外には考えられないように思えます。

いずれにしても、確かな演技と過激になり過ぎない演出、そして同じく抑え気味に物語を紡いだ脚本。見事でした。

あとひとつ、「ニトラム」という蔑称的ニックネームは幾度か登場しましたが、「マーティン」という本名は登場しなかったような?特に両親が名前で呼ぶシーンが記憶に残らなかったのですが、それもまた主人公の歪んだ成育歴を暗喩するものだったのかも知れませんね。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 8点(2025-05-01 18:11:39)(良:1票)

別のページへ(8点検索)
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 6.29点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
4114.29% line
500.00% line
6342.86% line
7228.57% line
8114.29% line
900.00% line
1000.00% line

Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS