みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
3.《ネタバレ》 よくこんなアイデアと絵ヅラを思いついたな…。究極の高所恐怖症映画。映画館で見たら死んでました。 「CUBE」「リミット」始め「閉所恐怖症」の映画は数あれど、それとは逆の「広所恐怖症」という恐怖は初めてではないか。上下前後左右ほとんどないもないという恐怖。 バッドエンドでないのも良かったです。最近のこの手の映画はそのまんまのバッドエンドというものが多いけど、今さら衝撃的でもなんでもなく、単に製作者が気の利いた脱出方法を思いつけなかっただけにしか見えない。現実には解決しようが無い事の方が多いのに、わざわざ映画でまでそんなものを見せられてもしょうがないです。 他の方も言われるように、救助シーンが端折られてたのは少し残念でした。梯子車は届かないし、あんな棒が1本伸びている場所ではヘリコプターも中々近づけない、どうするんだろうか…と思ってたので。 でもそれによって変に間延びせず、スッキリとしたラストでこれはこれで良かったと思います。 久々の低予算アイデア一発ものの秀作。 【番茶】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-08-31 16:01:05) 2.《ネタバレ》 人気ユーチューバーである女性2人が再生数を稼ぐために、今にも壊れそうな地上600mの古い鉄塔に登って行ったら、あら大変、頂上でおどけて動画を撮っていた時に地上に帰るための梯子が落ちちゃった!見渡す限り何もない地上600m、電波も届かないし、水も落としちゃったし、ハゲワシもそこら辺に飛んでるし、あたしたち、これからどーなっちゃうの?!というお話。それ以上でもそれ以下でもありません。シンプルイズベストにも程があるほどシンプルな内容なのに、いやー、これがめちゃくちゃ面白かった!!正直、観る前は「どうせオープンウォーターや海底47mを地上にしただけなんでしょ」と舐めて掛かってたんだけど、そんな自分の先入観をいい意味で裏切ってくれましたわ。何がいいかってまず、この主人公2人が思いっ切りおバカで自業自得なせいで一切同情する必要がないところ。死んだ恋人を弔うというよく分からん理由もあったけど、基本はただ目立ちたいってだけでこの危険な鉄塔に登ってますもん。だから2人がとにかく危険なことをやらかしても「ひえぇぇ!もうええて!お前ら、アホや!落ちても知らんで!」ととにかくスリル満点な映像を楽しむことが出来るんです。んで、この危険極まりない超高所という設定の見せ方も抜群に巧い!梯子を登るたびにボルトが外れたり風がびゅうびゅう吹きまくってたり頂上が2人ようやく乗れるだけのちっさな足場しかなかったりと、もー高所恐怖症の自分としては何度かおしっこちびりそうになっちゃいました。こんな、良い意味で早く終わってくれと思えた映画は久しぶりですわ。まぁ完全なる出オチ映画なのできっと中盤から先行作品と同じく中弛みするんだろうなと思ってたんですけど、意外や意外、脚本もけっこう良く出来てましたよ、これ。アンテナに引っかかったリュックを取りに行くときのハラハラ感や、偶然通りかかった男どもが超クソ野郎だと分かった時の絶望感だとか、けっこう見応えあったしね。特に自分、後半のあの相棒の真相が分かった瞬間は思わずゾクッとしちゃいました。いや、、、普通に怖いって、あれ。んでラストは普通に感動している自分が居ました。自業自得のバカ2人だったけど、最後はなんか生きることの大切さ、友情の素晴らしさを教えてくれたような気がします(マジで!笑)。ここまでハラハラドキドキした映画は久しぶりでした。うん、8点! 【かたゆき】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-06-08 10:36:07) 1.《ネタバレ》 ネタバレあります。ご注意ください。 2人が塔の上で取り残された時点で残り時間60分と知り頭を抱えました。「詰み」の状態からあと1時間も何を見せられるのかと。延々と回想だったり懺悔だったりは御免だなと感じておりましたが、なんと!なんと!!サバイバルサスペンスとしての「展開」が多数用意されていました。しかも『大ネタ』まで仕込む抜かりなさ。いや私もあの時は「そんなの無理だろ」と突っ込んでいたんですよね。思わず声に出して。でも火事場の馬鹿力(米国だとファイヤーフィールドのシットパワーですか?)なんて言葉もありますし渋々納得していたところ。ですから真相が明かされて膝を打ちました。 喩えるなら、エベレスト山頂でフルコースを供されたような驚き。見事なエンターテイメント性に感心しました。さらに素晴らしいのは物語の芯にテーマが一本通っていたこと。それはもうTV塔のように真っすぐと。『チャレンジの価値』『生きるには覚悟が要る』これらを雄弁に物語る終盤怒涛の畳みかけに痺れました。エンディングも申し分なし。この手のソリッドシチュエーションスリラーでは、結構平気でバッドエンドが用意されていたりするので内心冷や冷やでした。絶体絶命の大ピンチで本当に絶命さる脚本なんてクソくらえなんだよ!失礼しました。取り乱して下品な言葉を使ってしまいました。脚本家の皆様の苦労も知らず勝手な事を申しました。お詫び申し上げます。 「どうせ迷惑系配信者の自業自得の災難。設定も出オチみたいなものだし期待できないな」と高を括っていたせいもありますが、予想外にハイクオリティな作品に驚いた次第です。最後に褒めてばかりも何なので、バランスを取るために若干の駄目出しを。クライミングを趣味にする人間があの体脂肪率のワケがない。以上です。 【目隠シスト】さん [インターネット(吹替)] 8点(2023-10-07 02:18:21)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS